年収アップしたいし、もっと自由にやりたいし、あと独立ってちょっとかっこいい。
でも、失敗したら怖いなぁ…
独立するデメリットとか、注意点も知っておきたい。
こういった不安に応える記事です。
この記事でわかることは以下のとおり。
- 電気工事施工管理で独立・起業するために必要な資格
- 電気工事施工管理が独立するなら会社設立?フリーランス?
- 電気工事施工管理が独立する4つのメリット
- 電気工事施工管理が独立する5つのデメリット
- 電気工事施工管理で独立して失敗する人の3つの特徴
- 電気工事施工管理が独立して安定して仕事を獲得する5つのコツ
- 電気工事施工管理が独立するときの注意点やコツ4選
- 電気工事施工管理で独立が不安なら転職も検討しよう
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の転職サポートを行う会社です。
この記事では、電気施工管理で独立するメリットとデメリットを解説します。
独立は魅力的ですが、デメリットもあるので慎重に検討しましょう。
また、できるだけ成功に近づくノウハウもまとめたので、独立する前に勉強してみてください。
独立して失敗する人の特徴と、うまくいく人の特徴もまとめています。
この記事であなたが独立してやっていけそうかわかるので、最後まで読んでみてください!
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
電気工事施工管理で独立・起業するために必要な資格
結論、電気工事施工管理技士があった方がいいでしょう。
知識・経験・スキルを証明できて、仕事をもらいやすいから。
まだ取得していない人は、すぐに取得するのがおすすめです。
1級と2級の試験のコツは、以下の記事を参考にどうぞ。
電気工事施工管理が独立するなら会社設立?フリーランス?
それとも個人事業主・フリーランスでいいの?
これは人によります。
それぞれメリットとデメリットを解説していきます。
あなたに合う方を選択しましょう。
会社設立のメリット3選
会社を設立するメリットは以下の3つです。
- 税率が低い
- 資金調達しやすい
- 仕事をもらいやすい
法人税と個人の所得税の最高税率は以下のとおり。
- 法人税:最高23.4%
- 所得税:最高45%
結論、法人税の方が手取りが多いです。
また、会社にする方が銀行から信用も得やすく、資金調達しやすいことがあります。
助成金や補助金の申請も、会社をもっている方が有利です。
そして、会社を設立することで信頼されやすくなり、仕事をもらいやすいです。
これはイメージもあるのですが「会社を設立=覚悟をもってる」と捉えられることがあるから。
個人だといつでも辞められるイメージがありますが、会社だと責任をもてるイメージがあるものです。
そのため、仕事の獲得に不安がある場合は、会社を設立するのも良いでしょう。
会社設立のデメリット3選
一方、会社設立のデメリットは以下の3つです。
- 設立時の手続きが面倒
- 設立時の費用がかかる
- 法人と個人で二重に税金がかかる
会社を設立するときは以下の手続きがあり、けっこう面倒です。
- 定款の作成
- 資本金の払込み
- 設立登記の申請
- 税務署への届出
面倒であれば行政書士や司法書士に以下を代行してもらえますが、費用が20〜30万円かかります。
- 登記
- 定款の作成
- 社印の作成
- 印鑑証明の発行など
そして、法人税と個人税がダブルでかかるのもデメリットです。
法人からあなた自身に給料を払った場合、あなたの給料には所得税と住民税がかかります。
この辺は税理士さんと相談しながら、どうするか考えていきましょう。
フリーランス・個人事業主のメリット4選
続いて、フリーランス・個人事業主のメリットは以下の4つです。
- 設立時の手続きが簡単
- 設立時に費用がかからない
- 個人の課税のみ
- 後から法人化することができる
個人事業主は税務署に開業届を出すだけで始められます。
開業届はお金もかかりません。
また、業績が上がってきてから法人化することもできるため、まずはフリーランス・個人事業主から始める人も多いです。
フリーランス・個人事業主のデメリット4選
一方、フリーランス・個人事業主のデメリットは以下の4つです。
- 税率が高い
- 信頼性が低い
- 資金調達しにくい
- 社会保険料が高い
先ほどもお伝えしましたが、個人は税金が高いです。
- 住民税:10%
- 所得税:最高45%
- 個人事業税:最高7%
また、個人は社会保険料が高いのが大きなデメリットです。
会社員だと会社が社会保険料の半分を負担してくれますが、個人事業主は全額自己負担です。
独立・フリーランスの電気工事施工管理の年収
これは人によってかなり違います。
年収1000万円以上を稼ぐ人もいれば、あまり稼げない人もいます。
以下によって年収が変わると思ってください。
- 地域
- 営業力
- 経験とスキル
- 仕事の量と質
もっとも年収に影響するのは「営業力」です。
どんなにスキルがあっても、仕事を獲得できなければ稼げないから。
営業に自信がない人は、独立に慎重になった方がいいかもしれません。
電気工事施工管理が独立する4つのメリット
結論、4つのメリットがあります。
- 年収アップできるかもしれない
- 仕事を選べるかもしれない
- 時間が自由になるかもしれない
- 人間関係から解放されるかもしれない
1つずつ解説していきます。
年収アップできるかもしれない
単価が高い仕事を獲得できれば、今より年収アップできるかもしれません。
独立すると収入の上限がなくなるので、年収1000万円を稼げる可能性もあるでしょう。
という人は、独立を検討しても良いと思います。
仕事を選べるかもしれない
実績を積んで評判が良くなれば、人気が出て仕事を選ぶこともできるでしょう。
あなたの価値は上がるので、単価も上げやすくなります。
結果、好きな現場でたくさん稼げるかもしれません。
時間が自由になるかもしれない
仕事が軌道にのってくれば、あえて仕事をしない期間を作ってしっかり休むことも可能です。
うまくいけば「1年のうち1ヶ月は仕事をしない」というスタイルを確立できるかもしれません。
時間の自由がほしい人も、独立を検討しても良いでしょう。
間関係から解放されるかもしれない
会社の上司や部下などの人間関係から脱出できるのもメリットでしょう。
好きな取引先だけと仕事をして、わずらわしい人間関係から解放されるかもしれません。
会社員だと人間関係は選べないので、独立ならではの強みです。
電気工事施工管理が独立する5つのデメリット
デメリットは以下の5つです。
- 営業しなければいけない
- 収入が不安定になるかもしれない
- 自発的に勉強しないといけない
- 孤立するかもしれない
- 経理業務もしなければいけない
独立は、デメリットもしっかり把握した上で慎重に検討しましょう。
こちらも1つずつ解説していきます。
営業しなければいけない
独立したら営業活動をしなければいけません。
待っていても仕事は入ってこないので。
営業+現場で、仕事量は増えます。
収入が不安定になるかもしれない
安定して仕事をもらえる保証がないため、収入が不安定になることもあるでしょう。
会社員のように固定給が保証されていないので、仕事を取れなければ収入はゼロです。
軌道にのるまでは、生活が苦しいこともあるかもしれません。
自発的に勉強しないといけない
会社員なら研修が用意されることがありますが、独立すると新しい知識を自発的に勉強しないといけません。
新しい技術やツールの情報も、積極的に取りにいく必要があるでしょう。
また、会社員の場合は研修費用を会社が負担してくれることが多いですが、独立すると自腹です。
孤立するかもしれない
「会社の人間関係」がないため、現場で孤立してしまうかもしれません。
チームで働きたいタイプの人は、働きにくさを感じることもあるでしょう。
施工管理に限らず、独立している人は孤独な人が多いです。
経理業務もしなければいけない
経理業務もしなければいけません。
確定申告で帳簿が必要になったり、資金を使いすぎないために管理する必要があるからです。
月〜土に現場に出ている場合、日曜日を返上して経理作業をすることもあるでしょう。
独立すると、会社員よりやることが多いです。
電気工事施工管理で独立して失敗する人の3つの特徴
結論、以下の3つに該当する人は、独立は慎重になった方がいいかもしれません。
- 勉強しない人
- 人脈作りを怠る人
- 営業を軽視している人
くりかえしですが、独立したら貪欲に勉強しないといけないし、人脈作りや営業で仕事を獲得しないといけないからです。
貪欲な姿勢がないと、ちょっと厳しいでしょう。
電気工事施工管理で独立してうまくいく人の5つの特徴
反対に、以下の5つに該当する人は、独立して成功できるかもしれません。
- 継続的に勉強する人
- 社長になる覚悟がある人
- 人脈を広げるために行動する人
- コミュニケーション能力が高い人
- 積極的に営業を学習して実践する人
独立は向き不向きもあるでしょう。
事実、全員が成功できるわけではありません。
あなたが独立に向いてるか慎重に考えてみてください。
電気工事施工管理が独立して安定して仕事を獲得する5つのコツ
結論、以下の5つをやってみてください。
- 人脈を増やす
- Webサイトを作る
- ポートフォリオを作る
- 営業のやり方を学ぶ
- フリーランスの施工管理向けのマッチングサイトで求人を探す
案件を獲得するためには、すべてを実践する必要があります。
1つずつ解説していきます。
人脈を増やす
人脈が増えれば、仕事をもらえるチャンスが増えるからです。
具体的には以下の活動がおすすめです。
- 知り合いの紹介をもらう
- 関連業者の会合に参加する
- 中小企業の集まりに参加する
地道ですが、いつどこで仕事になるかわかりません。
人脈を増やす行動は続けていきましょう。
Webサイトを作る
Webサイトがないと、いまいち信用されないことがあるからです。
個人事業主であっても、個人のWebサイトを作っておきましょう。
あなたの魅力を24時間営業してくれるし、あなたが口頭で説明するより多くの情報を伝えられます。
と思うかもしれませんが、安心してください。
以下で簡単にWebサイトを作れます。
知識がなくても簡単にWebサイトを作れるので大丈夫です。
ポートフォリオを作る
ポートフォリオとは、フリーランスの履歴書のようなものです。
新規営業をする際に、今までの実績を見せられると依頼につながりやすいから。
具体的には以下を掲載しましょう。
- 経歴
- 保有資格
- 経験した現場
ポートフォリオは、Webサイトに記載しておけばOKです。
営業のやり方を学ぶ
営業をやったことがない人は、必ず営業を勉強しましょう。
仕事をもらえなければ食べていけません。
以下のような営業の本を買って、勉強してみてください。
フリーランスの施工管理向けのマッチングサイトで求人を探す
フリーランスの施工管理向けのマッチングサイトもチェックしましょう。
仕事をもらえる可能性があるから。
以下のようなサイトを見てみてください。
可能性があることはすべて実践して、着実に仕事を獲得していきましょう。
電気工事施工管理が独立するときの注意点やコツ4選
あと、なんかコツがあれば知りたいな。
結論、以下の4つです。
- 開業資金を用意しておく
- 継続的に学習する
- 積極的に資格を取得していく
- 事務・経理を効率化する
できるだけ失敗を防ぐためにも、必ず知っておきましょう。
こちらも1つずつ解説していきます。
開業資金を用意しておく
資金を用意しておきましょう。
もし無収入期間ができても、生活できるようにするためです。
できれば300万円以上が望ましいです。
会社を設立する場合は、資本金500万円は入れておきたいところ。
なぜなら、信用につながって仕事をもらいやすいからです。
資本金が500万円あるということは、それだけ信用と実績を積み上げてきた証拠です。
なので、会社を設立する人は、できるだけ資本金を多くしましょう。
継続的に学習する
くりかえしですが、継続的に学習してください。
新しい技術、新しいツールなどが次々に出てくるので、置いていかれないようにしましょう。
独立している人が新しいことを知っていないと、仕事を依頼するのを躊躇する発注者がいるかもしれません。
ときには仕事終わりや休日も利用して勉強することが必要です。
積極的に資格を取得していく
資格があれば仕事をもらいやすいからです。
できれば、以下の資格も狙っていきましょう。
- 電気主任技術者
- 電気電子の技術士
資格保持者に仕事を依頼したい発注者も多いので、挑戦してみてください。
事務・経理を効率化する
営業や施工管理業務に集中するためにも、事務や経理は効率化しましょう。
例えば以下などがおすすめです。
「ChatGPT」を使うと、AIがあなたに代わって文章を書いてくれます。
AIに文章を書いてもらって、あなたは添削だけすれば文章作成の業務を大幅に軽減できます。
また、移動時間にスマホで事務作業ができるように、スプレッドシートやアプリを積極的に使いましょう
そして、会計ソフトを使えば経理業務を減らすことができます。
独立すると時間がいくらあっても足りません。
効率化できるところは徹底的に効率化していきましょう。
電気工事施工管理で独立が不安なら転職も検討しよう
という人は、独立する前にもう少し実績を作りましょう。
他の会社に転職してみるのも良いと思います。
今の会社が不満であれば、転職して状況を良くしていけばOKです。
冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングは施工管理の転職サポートを行っています。
電気施工管理の優良求人もあるので、求人を見ながら転職or独立を考えても遅くないと思います。
情報収集に活用してみてください。
電気工事施工管理の独立でよくある質問
最後に電気工事施工管理の独立でよくある質問に答えていきます。
健康保険・国民年金・税金の手続きはどうする?
会社の健康保険を脱退して、国民健康保険に加入する必要があります。
退職時に会社が健康保険の脱退手続きをしてくれますし、国民健康保険の手続きは役所で行ってくれます。
同時に国民年金の手続きも役所でやってくれるので大丈夫です。
また、税金は確定申告を行います。
会社員時代の給料がある場合は、それも入れて確定申告すればOKです。
独立しても失業手当はもらえますか?
もらえる可能性はありますが、あまり現実的ではありません。
自己都合退職の場合は、失業保険給付まで2ヶ月+7日間がかかります。
また、失業保険給付を受けるには、積極的に就職活動を行う必要があります。
であれば、独立して稼いでしまった方がいいので、あまり現実的ではないでしょう。
電気工事施工管理で独立すると儲かる?
営業力次第です。
営業力があれば儲かる、なければ儲からないです。
電気工事施工管理が独立するとき年齢は?
稼げるなら何歳でもOKです。
電気工事施工管理技士を取得して、実績を積めば独立しても良いでしょう。
ただし、くりかえしですが独立すると収入が不安定になるなどリスクもあります。
独立した施工管理の日当の相場は?
地域や業務にもよりますが、18,000〜20,000円くらいが相場です。
中には、もっと稼ぐ人もいます。
フリーランスの施工管理の契約形態は業務委託?
業務委託が多いです。
この場合は業務委託契約書を交わすことになります。
電気施工管理で独立すると楽になる?
仕事がもらえれば楽になるかもしれません。
ただし、忙しくなれば体力的にきついです。
また、仕事をもらえないと楽にはなれないでしょう。
何をもって「楽」とするか定義は人それぞれです。
「独立してどうなりたいか?」をよく考えてみると良いと思います。
まとめ|電気工事施工管理・現場監督の独立は慎重に検討しよう
最後にもう一度、電気工事施工管理が独立するメリットとデメリットをまとめておきます。
メリット | 年収アップできるかもしれない
仕事を選べるかもしれない 時間が自由になるかもしれない 人間関係から解放されるかもしれない |
デメリット | 営業しなければいけない
収入が不安定になるかもしれない 自発的に勉強しないといけない 孤立するかもしれない 経理業務もしなければいけない |
そして、独立して失敗する人の特徴と、うまくいく人の特徴は以下のとおりです。
失敗する人 | 勉強しない人
人脈作りを怠る人 営業を軽視している人 |
うまくいく人 | 継続的に勉強する人
社長になる覚悟がある人 人脈を広げるために行動する人 コミュニケーション能力が高い人 積極的に営業を学習して実践する人 |
独立が不安な人は、普通に転職しても良いかと思います。
くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングは施工管理の転職サポートを行っています。
電気施工管理の優良求人もあるので、求人を見ながら転職or独立を考えても良いでしょう。
情報収集に活用してみてください。
あなたの今後のキャリアの参考になればうれしいです!