給料がどれくらいかも知りたい。
あと、電気工事施工管理技士の試験は、難しいのかな…?
こんな疑問に答えます。
本記事の内容は下記のとおり。
- 電気工事の現場監督の仕事内容
- 電気工事の現場監督の給料相場
- 電気工事施工管理技士の試験の難易度
- 未経験から電気工事の現場監督をするなら、研修が充実している会社を選ぶのが大事
- 今後も電気工事の需要は大きいから安心
これから電気工事の現場監督(施工管理)をやろうと考えている人向けに、仕事内容や給料を紹介します。
どんな仕事をして、どれくらい稼げるのか知りたいですよね?
また、未経験から電気工事の施工管理に転職する人向けに、会社選びのコツも紹介します。
それでは、さっそく見ていきましょう(^^)
目次
電気工事の現場監督(施工管理)の仕事内容
電気工事の現場監督(施工管理)の仕事内容は、
電気工事士など作業員さんたちを監督して、工事を期限内に完了させる管理をすることです。
具体的な業務内容は下記のとおりです。
- 作業員さんたちが働きやすいように、仕事の準備をする
- 作業員さんの補助
- 現場の進捗を写真にとる
- 事務作業
- 顧客や業者との打ち合わせ
- 朝礼の指揮
- 現場の掃除
- 建設物が期限内に完成するように、工事のスケジュールを管理する
- 工事が遅れていれば、スケジュールを修正して間に合うように作業員さんに指示を出す
- 人が足りなければ、協力会社に依頼して助っ人を呼ぶ
- 作業員さんの安全が保たれるように、安全な作業環境を作る
- 工事が予算内におさまるように、工事費を調整する
- 電力会社への申請作業
業務内容はけっこう広いですよね。
いっけん雑用に思える仕事もありますが、それも現場監督の仕事です。
現場監督と施工管理の違いは、事務作業の有無
よく「現場監督」と「施工管理」といわれますが、違いは事務作業の有無です。
現場監督は文字通り現場の監督のみ、施工管理は現場監督と事務作業があります。
つまり、施工管理の方が仕事量は多いことになります。
ただし、けっこうごっちゃで使われているところもありますね(^^)
電気工事の現場監督の給料相場
電気工事の現場監督の給料相場は年収400万~500万円です。
電気工事の現場監督の給料には個人差があり、
- 資格の有無
- 勤める会社の規模
によって給料が変わります。
①資格の有無
電気工事士、電気工事施工管理技士などの資格があると、資格手当などで給料が高くなります。
また、資格は上位資格の方が給料が高いです。
例えば、2級電気工事施工管理技士よりは1級電気工事施工管理技士の方が、当然給料が高いです。
②勤める会社の規模
勤務する会社の規模が大きいほど、給料は高くなります。
大企業の方が、
- 基本給が高い
- 資格手当が多い
- 昇給幅が大きい
などの理由からです。
電気工事の現場監督の給料については、
電気工事施工管理技士の年収【給料を上げる2つの方法】を読んでみてください(^^)
電気工事施工管理技士の試験の難易度
電気工事の現場監督の国家資格である、電気工事施工管理技士の試験の難易度を、合格率から見てみましょう。
電気工事施工管理技士には1級と2級があるので、それぞれの学科試験と実地試験の合格率を紹介します。
※1級の方が上位資格です。
近年の平均の合格率 | 学科試験 | 実地試験 |
1級 | 45.6% | 63.4% |
2級 | 59.1% | 42.2% |
学科試験と実地試験を合わせたおおよその合格率は、2~3割というところです。
決して簡単な試験ではないため、しっかり勉強しましょう。
受験資格もあるため、誰でも受験できる試験ではありません。
電気工事施工管理技士の試験については、
1級2級電気工事施工管理技士の合格率・過去問・受験資格の難易度を読んでみてください(^^)
未経験から電気工事の現場監督をするなら、研修が充実している会社を選ぶのが大事
未経験から電気工事の現場監督を始めるなら、研修が必須です。
はじめては、誰でも仕事のやり方がわからないからです。
電気工事の会社の中には、あまり研修をせずに現場に行かせる会社もあるので、注意してください。
業務がわからず、短期退職してしまう人もいます。
未経験から電気工事の施工管理に転職するなら、研修が2ヶ月以上ある会社を選びましょう。
なんせ未経験者ですから、最低でも2ヶ月は研修がないと、現場にいって困りますよ。
今後も電気工事の需要は大きいから安心
最後に、今後も電気工事の仕事を続けていって需要があるかですが、大丈夫です(^^)
今後も電気工事の仕事は、安定しています。
当たり前のことですが、今後「電気がなくなる」というのは考えにくいです。
電気設備の新設はもちろん、保守・点検・修繕の需要もなくならないと考えるのが自然です。
電気工事を一生の仕事にしても、安定して稼げるでしょう。
厚生労働省では、2025年に47~93万人の建設就業者が不足すると発表しています。
出典:厚生労働省「建設労働者を取り巻く状況について」
電気工事の技術者の需要は高まるばかりなので、今後も仕事に困ることはないでしょう。
需要が高まるので、1人あたりの給料も上がるかもしれませんね(^^)
まとめ【電気工事の現場監督の業務範囲は広く、今後も仕事は多い】
この記事をまとめます。
- 電気工事の現場監督の業務範囲はけっこう広い
- 資格を取得して、大企業に勤めれば年収が高い
- 電気工事施工管理技士の試験の合格率は2~3割くらい
- 未経験から電気工事の現場監督をするなら、研修が充実している会社を選ぶのが大事
- 今後も電気工事の需要は大きいから安心
「電気工事の現場監督になりたい」
「いま電気工事士をしているが、スキルアップして、もっと稼いで良い暮らしをしたい、家族を楽させてあげたい」
「いずれは電気工事施工管理技士の資格にチャレンジしたい」
「仕事のスキルアップをしたい」
という人は、できるところから行動しましょう。
電気工事の現場監督としてスキルを上げていけば、食いっぱぐれはないでしょう。
ベテランになれば、かなり高い年収を稼ぐことも可能です。
ちなみに、施工管理で転職したい人は、
施工管理(現場監督)の転職先の会社選びのコツ【転職活動方法も解説】を読んでみてください。
- ブラック企業を避ける方法
- あなたに合う会社を見つける方法
などを解説しています。
年収が上がる転職でも、うっかりブラック企業に転職したら地獄です。
ブラック企業を選ばないように、事前に読んでおいてください。
あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです(^^)