
良いところと、きついところも知りたいな。
あと、未経験から転職する場合は、どんなスキルが必要なんだろう?
取得しといた方がいい資格とかあるのかな?
激務っぽい仕事だから、自分にできるか不安だなぁ…
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 設備施工管理の仕事内容がわかる
- 設備施工管理の良いところと、きついところがわかる
- 必要なスキルや、資格についてわかる
私たち「ワット・コンサルティング」は、施工管理の技術者派遣の会社です。
未経験から設備施工管理に転職したい人を募集しています。
「設備施工管理」って、いまいち何をする仕事かわかりにくいですよね。
それもそのはずで、一口に「設備」といっても、けっこう種類があります。
土木施工管理や建築施工管理とは違う大変さがあるので、転職する前に知っておきましょう。
また、必要なスキル(適性)や資格も解説するので、転職活動の参考にどうぞ。
目次
設備施工管理の6つの仕事内容
設備施工管理の仕事内容を解説します。
まず、建築や土木など、他の施工管理の仕事内容と共通する仕事内容は下記のとおりです。
- 工程管理:スケジュール管理
- 安全管理:事故が起きないようにする
- 原価管理:会社が儲かるように管理
- 品質管理:品質を維持する
- 出来形管理:お客様満足を高める
- 事務作業
- 現場の写真撮影
「施工管理」とは現場監督のことで、上記の業務で現場を統括するのが仕事です。
難しそうに見えますが、未経験からでも転職が可能です。
この辺は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説【未経験者向け】にまとめてるのでどうぞ。
そして、設備施工管理ならではの仕事内容は、下記の6種類があります。
- 電気設備の施工管理
- 配管設備に施工管理
- 空調設備の施工管理
- 通信設備の施工管理
- 機械設備の施工管理
- 消火設備の施工管理
そもそも「設備」とは、電気や水道など、人が暮らせるようにする設備のことです。
それらを造っていくのが、設備施工管理の仕事となります。
では、設備施工管理ならではの6つの仕事内容について、解説していきますね。
①電気設備の施工管理
電気設備の施工管理は、主に下記の工事の監督を行います。
- 電気の引き込み
- 分電盤の配置
- コンセントの配置
詳しくは、電気工事の現場監督(施工管理)の仕事内容や給料【未経験の会社選び】にまとめてます。
②配管設備に施工管理
配管設備の施工管理は、主に下記の工事の監督を行います。
- 水道管の工事
- 排水管の工事
- ガス管の工事
参考になりそうな記事を下記にまとめたのでどうぞ。
③空調設備の施工管理
空調設備の施工管理は、主に下記の工事の監督を行います。
- エアコンの工事
- 換気設備の工事
- 排煙設備の工事
詳しくは、空調設備の施工管理の仕事内容【未経験から転職するときの注意点】にまとめたのでどうぞ。
④通信設備の施工管理
通信設備の施工管理は、主に下記の工事の監督を行います。
- 電話線の工事
- ネット回線の工事
特に近年は、ネット回線は必要不可欠ですよね。
なので、通信設備の施工管理の需要も高まっています。
新しく「電気通信工事施工管理技士」という、通信設備工事の施工管理の国家資格も誕生しています。
下記は参考程度にどうぞ。
ただし、後述しますが、転職するときは資格は不要なので安心してください。
実務経験を積んでから、資格を取れば十分です。
参考:現場監督(施工管理)は資格なしでも働ける【ブラックを避ける方法】
⑤機械設備の施工管理
機械設備の施工管理は、主に工場の機械設備の監督を行います。
詳しくは、プラント施工管理の仕事内容【激務なのかや、転職に有利な資格も紹介】で解説しています。
⑥消火設備の施工管理
消火設備の施工管理は、主に下記の工事の監督を行います。
- 消火設備の設置
- 消火栓の設置
- 非常用エレベーターの設置
いざというときのために、消火設備や消防設備も必要ですよね。
参考になりそうな記事を、下記にいくつかまとめたのでどうぞ。
設備施工管理の良いところ3選

結論、下記の3つが良いところですね。
- 現場に屋根がある
- スキルが身につくと年収が上がる
- 経験値が上がると転職が有利
1つずつ解説します。
①現場に屋根がある
設備の種類にもよりますが、屋内作業も多いのが良いところですね。
雨風の中での作業しなくて済むから。
土木や建築の施工管理だと、外で雨風に吹かれながら仕事をすることもありますが、室内設備だとそれがありません。
体的には、少し楽と言えるでしょう。
※施工管理は工事作業はしませんが、監督作業で現場にいる必要があります。
②スキルが身につくと年収が上がる
理由は、技術職だから。
実績や経験年数で、給料を上げてくれる会社が多いです。
また、後述する「施工管理技士」の資格を取得すると、資格手当や昇進で給料が上がります。
未経験から転職しても、スキルアップすれば稼げますよ。
最初は年収300万円台ですが、スキルアップすれば年収800万円くらい稼ぐ人もいます。
この辺は、施工管理(現場監督)の平均年収や給料を徹底分析【資格で収入アップ】にまとめてます。
③経験値が上がると転職が有利
設備施工管理の経験者が不足してるからです。
なので、経験値が高い設備施工管理の人材は、転職では引っ張りだこ。
「どの会社に転職しようかな」と選べるレベルなので、転職はとても有利です。
いわゆる「手に職」なので、将来も安泰ですね。
経験値を上げてから大手に転職して、年収800万円くらい稼ぐ人もいます。
この辺は、施工管理(現場監督)のやりがいや魅力9選【未経験から始める方法】にまとめてます。
設備施工管理のきついところ3選

きついところは下記の3つです。
- 室内工事だと残業が多い
- 建築が遅れると設備が激務になる
- 激務になると休みが少ない
こちらも1つずつ解説しますね。
①室内工事だと残業が多い
室内の現場だと、残業が多くなります。
理由は、夜でも工事できるから。
土木や建築なら、夜になると見えないので作業終了になります。
でも、室内の設備工事は、電気をつければ見えるので夜も作業が続くことも。
職人さんが帰るまでは施工管理も帰れないので、残業が増えることがあります。
②建築が遅れると設備が激務になる
理由は、建築工事が終わらないと、設備の工事を始められないから。
- 電気
- ガス
- 水道
などは、すべて建築物ありきの工事なので、建築部隊が遅れるとしわ寄せがきます。
期限は守らないといけないので、残り少ない日数で完成させるために、忙しくなることがあります。
この辺は、施工管理は残業がつきもの【でも今後は働き方改革で減る予定】も参考にどうぞ。
③激務になると休みが少ない
前述のとおり、期限は守らないといけないから。
工事のスケジュールが押せば、休日返上で働くこともあります。
設備は工程の最後の仕事なので、どうしてもしわ寄せがきやすく、現場によっては休みが減ることもあります。
この辺は、「施工管理は休みない!」という状態から抜け出す方法も参考にどうぞ。
また、ブラック企業を避ける方法を、施工管理で激務なブラックではなくホワイトな環境で働く方法にまとめたので、こちらもどうぞ。
激務すぎない設備施工管理に転職するコツ【技術者派遣】

という人は、技術者派遣の施工管理に転職することも検討しましょう。
あまり忙しくない現場に派遣してもらえることもあるから。※100%ではありませんが。
そもそも「技術者派遣」とは、技術者派遣の会社に正社員で採用されて、他社の現場で働くスタイルです。
※「派遣」とありますが、正社員なので安心してください。
「まずはあまり忙しくない現場で仕事に慣れたい」という人も、技術者派遣がおすすめです。
技術者派遣は他社に人を派遣するため、研修にもかなり力を入れています。
※きちんと研修していない人を現場に派遣するわけにもいかないので。
なので、しっかりと施工管理の研修を受けてから働きたい人も、技術者派遣がおすすめです。
施工管理の技術者派遣で働くメリットは、施工管理の派遣で働くメリットは?のもまとめているので興味あればどうぞ。
【ちょっと宣伝】ワット・コンサルティングでも未経験で設備施工管理になりたい人を募集してます
冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングは施工管理の技術者派遣の会社です。
ワット・コンサルティングの強みは下記の3つ。
- 約60日間の新人研修あり(業界トップクラス)
- 新人研修中もお給料が出る
- 定着率83.2%(業界トップクラス)
約60日間の新人研修で、しっかり基礎を学んでから働けるので安心です。
事実、定着率が高いので、多くの人が安定して働いています。
興味がある人は、転職先候補の1つとして情報収集してみてください。
設備施工管理に必要なスキルや資格

転職前に取得しといた方がいい資格とかある?
設備施工管理に必要なスキルと、資格について解説します。
転職する前に知っておきましょう。
①設備施工管理に必要なスキル
設備施工管理に必要なスキル、というか「適性」は下記などがあります。
- マルチタスクのスキル
- コミュニケーション能力
- マネジメントスキル
- スケジュール管理能力
- 年上にかわいがられるスキル
施工管理=監督業なので、こうしたスキルが必要です。
施工管理の経験はなくても、今までの仕事の中で上記をやったことがあり、割とできたなら大丈夫です。
ちなみに、施工管理に向いてるかの適職診断は、施工管理に向いてる人の特徴30選【未経験で就職する方法も解説】にまとめたので、転職活動を始める前に診断しておきましょう。
②転職時に必要な資格はない
理由は、資格がなくても仕事はできるから。
前述のとおり、まずは転職して、実務経験を積んでから資格を取得していけばOKです。
今後のために、具体的に取得しておいた方がいい資格は下記のとおりです。
- 電気工事施工管理技士→電気工事の施工管理のみ
- 管工事施工管理技士→配管の施工管理のみ
- 電気通信工事施工管理技士→通信設備の施工管理のみ
- 電気工事士
- 消防設備士
- 設備設計一級建築士
- 建築設備士
それぞれの資格の詳細は下記の記事にまとめたので、参考までにどうぞ。
まとめ【設備施工管理の仕事内容を知って、転職の参考にどうぞ】
最後にもう一度、設備施工管理の仕事の種類をまとめておきます。
- 電気設備の施工管理
- 配管設備に施工管理
- 空調設備の施工管理
- 通信設備の施工管理
- 機械設備の施工管理
- 消火設備の施工管理
良いところと、きついところは下記のとおりです。
良いところ | きついところ |
現場に屋根がある
スキルが身につくと年収が上がる 経験値が上がると転職が有利 |
室内工事だと残業が多い
建築が遅れると設備が激務になる 激務になると休みが少ない |
結論、下記のスキルがあればやっていける可能性が高いので、ぜひとも挑戦してみましょう。
- マルチタスクのスキル
- コミュニケーション能力
- マネジメントスキル
- スケジュール管理能力
- 年上にかわいがられるスキル
本気なら、今日から転職活動を始めてみてください。
「明日でいいや」だとたぶん明日も動かないし、人生が変わらないままです。
このページを閉じれば100%腰が重くなるので、できることから始めてみるのが良いかなと。
まずは求人情報を見てみましょう。
前述のとおり、私たちワット・コンサルティングでも、未経験から設備施工管理に転職したい人を募集しています。
興味がある人は、転職先候補の1つとして情報収集してみてください。
あとは行動あるのみ。
あなたが設備施工管理に挑戦して、成功することを祈っています!