1級2級電気工事施工管理技士の合格率・過去問・受験資格の難易度

電球

1級・2級電気工事施工管理技士の合格率・過去問・受験資格から見る難易度をご紹介します。

電気工事施工管理技士が不足しており、資格を取得できれば年収も上がります。

 

受験には実務経験が必要ですので誰でも受験できる資格ではありませんが、とても将来性のある資格です。

 

この記事では、

  • 電気工事施工管理技士とは?
  • 合格率から見る電気工事施工管理技士の難易度
  • 過去問から見る電気工事施工管理技士の難易度
  • 受験資格から見る電気工事施工管理技士の難易度
  • 合格のための勉強方法や勉強時間
  • 電気系資格の難易度ランキング

などをご紹介します。

 

あなたの資格合格の参考になればうれしいです(^^)

それでは、さっそく見ていきましょう!

目次

電気工事施工管理技士とは?

電気

電気工事施工管理技士とは、建築基準法で規定された電気工事の安全管理・工程管理・品質管理・原価管理などの施工管理業務を行う国家資格です。

 

建設現場の電気工事には電気工事施工管理技士を配置しなければならないと建設業法で定められているので、重要な資格です。

 

電気工事施工管理技士に合格すると国土交通省の署名入りの合格証書をもらいます。

資格の運営は一般財団法人建設業振興基金が行っています。

参考:一般財団法人建設業振興基金

電気工事施工管理技士の仕事内容

施工管理技士

電気工事施工管理技士は現場監督として、

  • 工程管理:施主との契約に合った工事ができているか、スケジュール管理
  • 安全管理:現場作業員の安全を守るための管理
  • 品質管理:部材の規格や寸法の管理、建設物の品質の管理
  • 原価管理:工事の原価計算をして利益を管理
  • 出来形管理:施主の希望する規格基準に限りなく近い精度で完成させるための管理
  • 行政への申請

などを行います。

 

電気工事施工管理技士に合格すると、

  • 専任技術者
  • 主任技術者
  • 監理技術者(1級のみ)

の資格も付与されます。

 

建設会社は、営業所に常勤の専任技術者を置かなければ工事を受注することができません。

建設現場には主任技術者を配置しないと一般建設業範囲の工事を行うことができません。

 

また、特定建設業(下請に出す工事の総額が4000万円以上、建築一式工事の総額が6000万円以上の工事)の工事は、現場に監理技術者を配置しないと工事を受けることができません。

 

つまり、電気工事施工管理技士がいないと建設会社は電気工事を請け負うことができません。

会社にとっては「電気工事施工管理技士の人数=工事受注高」といっても過言ではなく、とても重宝される資格です。

電気工事施工管理技士の就職先

発電所

電気工事施工管理技士の主な就職先は、

  • 電気工事会社
  • 建設会社
  • プラント施工会社
  • ハウスメーカー

などです。

 

特に1級電気工事施工管理技士は大型工事の施工管理ができるため、大手企業への就職・転職も可能です。

最初は中小の電気工事会社で実務経験を積んで、電気工事施工管理技士の資格を取得してから大手企業へ転職する人もいます。

電気工事施工管理技士の年収や給料

お金

電気工事施工管理技士の平均年収は500万円くらいです。

2級より1級の方が年収が高く、勤務する会社が大手企業であれば年収が高くなります。

 

例えば、2級電気工事施工管理技士で中小企業に勤めていれば、平均年収は400万~500万円くらい。

 

1級電気工事施工管理技士で大手企業に勤めている人の中には、年収700万円以上の人もいます。

 

特に発電所、プラント施工などの大規模工事を行う電気工事施工管理技士の年収は高くなります。

稼ぎたい人は1級を目指すことと、大手企業への転職を目指しましょう。

 

電気工事施工管理技士を取得すると資格手当がもらえる会社が多いです。

資格手当の相場は月額1万~2万円くらいです。

 

また、電気主任技術者(電検)などの関連資格を持っている人は、さらに資格手当をもらえることが多いです。

 

前述の通り、電気工事には電気工事施工管理技士を配置しなければならないため、会社にとっては「電気工事施工管理技士の資格をもっているか、もっていないか」はけっこう重要です。

 

電気工事の施工管理職としてスキルがあることは大切ですが、電気工事施工管理技士の資格を取得することも目指しましょう。

「電気工事がなくなる」ということは考えにくいため、今後も長く稼げる資格といえます。

向いている人

現場監督

電気工事施工管理技士に向いている人の特徴は、

  • トラブルが起きても冷静に判断を下せる人
  • 安全な現場環境をつくれる人
  • 施主や業者、現場の職人さんと良好な人間関係を築ける人
  • リーダーシップのある人
  • スケジュール管理能力が高い人
  • 数字に強い人

などです。

 

電気工事施工管理技士は現場監督として工事すべての総指揮をとる仕事です。

工事全体を把握して、的確な指示を出さなければいけません。

 

もちろん無事故で工事を終わらせるのは使命です。

工期を守るのもプロとして必要なので、優れたスケジュール管理能力が必要です。

 

原価管理も仕事ですから数字に強くなければいけません。

工事原価が高すぎれば会社の利益は減ってしまいます。

 

最適な工事原価で最高の建築物を造る力が必要です。

電気工事施工管理技士の合格率から見る難易度

パーセント

電気工事施工管理技士の近年の合格率の推移を見てみましょう。

※試験は学科試験と実地試験があります。

1級電気工事施工管理技士の合格率の推移

年度 学科試験 実地試験
平成23年 42.5% 64.6%
平成24年 45.9% 62.6%
平成25年 45.8% 58.4%
平成26年 35.6% 63.1%
平成27年 45.1% 63.4%
平成28年 46% 69.1%
平成29年 48% 62.5%
平成30年 56.1%

参考:CIC日本建設情報センター「施工管理技士の合格率[全国平均]」

 

過去8年の合格率の平均値は、

  • 学科試験:45.6%
  • 実地試験:63.4%

です。

 

学科試験の方が合格率が低いですね。

学科試験は暗記系の問題が多く、過去問を繰り返し解いて勉強しないと合格できません。

 

多くの施工管理職の人は、仕事をしながら資格の勉強をする人が多いです。

「なかなか勉強の時間をとれない…」というのが、学科試験の難易度を上げている要因でしょう。

※きちんと勉強(暗記)すれば合格できるレベルの試験です。

 

実地試験は筆記試験で、自分の施工経験の記述問題もあります。

自分の施工経験をわかりやすく書きましょう。

実地試験まで行ければ合格率は高くなります。

 

ただし、実地試験を受験できるのは学科試験に合格した人だけなので、まずは学科試験を突破する必要があります。

※条件が合えば学科試験を免除される人もいます。

2級電気工事施工管理技士の合格率の推移

年度 学科試験 実地試験
平成23年 55.1% 47.9%
平成24年 60.4% 41.6%
平成25年 67.1% 44.9%
平成26年 54.4% 39%
平成27年 55.2% 40.4%
平成28年 58.7% 41.6%
平成29年 62.8% 40%

参考:CIC日本建設情報センター「施工管理技士の合格率[全国平均]」

 

過去7年の合格率の平均値は、

  • 学科試験:59.1%
  • 実地試験:42.2%

です。

 

1級電気工事施工管理技士は実地試験の方が合格率が高かったですが、2級電気工事施工管理技士は実地試験の方が合格率が低いです。

 

1級より2級の学科試験の方が問題の難易度が低いことと、2級試験は実地試験の経験記述に不慣れな人も多いため、実地試験の方が合格率が低くなると予測されます。

 

※1級試験の受験者の多くは2級資格に合格している人が多く実地試験の感覚に慣れていることや、実務経験が2級受験者より豊富な点からも、1級の実地試験の合格率は2級より高くなると予測されます。

 

2級も過去問を繰り返し勉強しないと合格できません。

2級試験を受験する人も、多くは仕事をしながら勉強することになります。

 

「仕事をしながら勉強を時間を確保できない…」という人が多いことから、不合格になってしまう人も多いです。

いかに勉強時間を確保できるかが、試験の難易度を左右します。

1級電気工事施工管理技士の過去問から見る難易度

マークシート

1級電気工事施工管理技士の過去問を見てみましょう。

過去問を見て「わからない…」という人は、しっかり勉強しましょう(^^)

1級電気工事施工管理技士の学科試験の過去問

交流回路に関する記述として、不適当なものはどれか。

  1. 回路網の任意の接続点において、流入する電流の和と流出する電流の和は等しい。
  2. 並列に接続された抵抗器に流れるそれぞれの電流は、各コンダクタンスの値に反比例した大きさとなる。
  3. 交流波形の波形率は、実効値を平均値で除した値である。
  4. 皮相電力は、有効電力の2乗と無効電力の2乗の和の平方根に等しい。

 

排熱回収方式のコンバインドサイクル発電における作動流体(空気と燃焼ガス) の流れの順序として、正しいものはどれか。

  1. 燃焼器 → ガスタービン → 圧縮機 → 排熱回収ボイラ
  2. 圧縮機 → 燃焼器 → ガスタービン → 排熱回収ボイラ
  3. ガスタービン → 燃焼器 → 圧縮機 → 排熱回収ボイラ
  4. 燃焼器 → 圧縮機 → ガスタービン → 排熱回収ボイラ

引用元:一般財団法人建設業振興基金「平成30年度1級電気工事施工管理技術検定試験学科試験問題(午前の部)」

前述の通り、学科試験は暗記系問題が多いため過去問を繰り返し勉強しましょう。

過去問をきちんと勉強すれば難易度はそこまで高くありません。

 

学科試験はマークシート方式ですので、解答しやすいです。

1級電気工事施工管理技士の実地試験の過去問

あなたが経験した電気工事について、次の問に答えなさい。

1−1 経験した電気工事のなかで、墜落災害又は飛来落下災害が発生する危険性があると予測した工事について、次の事項を記述しなさい。

(1) 工事名

(2) 工事場所

(3) 電気工事の概要

(ア) 請負金額(概略額)

(イ)概 要

(4)工期

(5) この電気工事でのあなたの立場

(6) あなたが担当した業務の内容

 

電気工事に関する次の語句の中から2つを選び、番号と語句を記入のうえ、適正な品質を確保するための方法を、それぞれについて2つ具体的に記述しなさい。

ただし、内容は重複しないこと。

  1. 資材の管理
  2. 電線管の施工
  3. 機器の取付け
  4. 電線相互の接続

引用元:一般財団法人建設業振興基金「平成30年度1級電気工事施工管理技術検定試験実地試験問題」

実地試験はマークシート方式ではなく筆記試験です。

上記の通り、自身の施工の経験記述の問題があります。

 

経験記述の問題には簡潔にわかりやすく書くことを心がけましょう。

実地試験の過去問の問題集やテキストも活用して勉強してください。

 

あなたの実務経験が豊富であるほど難易度は下がります。

2級電気工事施工管理技士の学科試験の過去問

同期発電機の特性に関する記述として、不適当なものはどれか。

  1. 界磁電流を大きくすれば、出力電圧は上昇し、やがて飽和する。
  2. 容量性負荷の場合、残留磁気があると無励磁でも出力電圧は上昇する。
  3. 同期インピーダンスが小さければ、短絡比も小さくなる。
  4. 出力端子を短絡したときの電機子電流は、界磁電流に正比例して大きくなる。

 

コンクリート舗装をアスファルト舗装と比較した記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 施工後の養生期間が長い。
  2. 部分的な補修が困難である。
  3. 荷重によるたわみが大きい。
  4. 耐久性に富む。

引用元:一般財団法人建設業振興基金「平成30年度2級電気工事施工管理技術検定試験(前期)学科試験問題」

1級の学科試験と同じく、暗記系の問題が多いです。

過去問をしっかり勉強しましょう。

 

過去問を繰り返し勉強すれば難易度はそこまで高くありません。

2級電気工事施工管理技士の実地試験の過去問

あなたが経験した電気工事について、次の問に答えなさい。

1−1 経験した電気工事について、次の事項を記述しなさい。

(1) 工事名

(2) 工事場所

(3) 電気工事の概要

(4)工期

(5) この電気工事でのあなたの立場

(6) あなたが担当した業務の内容

 

2−2 上記の電気工事の現場において、工程管理上あなたが留意した事項とその理由を2つあげ、あなたがとった対策又は処置を留意した事項ごとに具体的に記述しなさい。

 

安全管理に関する次の語句の中から2つを選び、番号と語句を記入のうえ、それぞれの内容について2つ具体的に記述しなさい。

  1. 安全施工サイクル
  2. ツールボックスミーティング(TBM)
  3. 安全パトロール
  4. 墜落災害の防止対策
  5. 飛来落下災害の防止対策
  6. 感電災害の防止対策

引用元:一般財団法人建設業振興基金「平成30年度2級電気工事施工管理技術検定試験実地試験問題」

1級試験の実地試験と同様、経験記述の問題があります。

2級を受験する人は経験記述の問題になじみがない人も多いですから、実地試験の過去問・テキストでしっかり勉強しておきましょう。

 

また、あなたの実務経験が足りないと経験記述の問題は難易度が高いでしょう。

試験勉強と実務経験、両方が試される試験です。

1級と2級の違い

電気工事

1級電気工事施工管理技士と2級電気工事施工管理技士の違いをご紹介します。

簡単にいうと、1級と2級では取り扱える工事の規模が違います。

 

1級電気工事施工管理技士は大規模電気工事の取り扱いが可能で、2級電気工事施工管理技士は中小規模の電気工事の取り扱いまでが可能です。

 

具体的な違いは下記のとおりです。

1級電気工事施工管理技士 2級電気工事施工管理技士
一般建設業の専任技術者
主任技術者
特定建設業の専任技術者 ×
監理技術者 ×

1級電気工事施工管理技士はすべての工事を取り扱えますが、2級は特定建設業の専任技術者と監理技術者を取り扱えません。

 

特定建設業とは前述のとおり、下請に出す工事の総額が4000万円以上、建築一式工事の総額が6000万円以上の工事のことです。

 

監理技術者とは、特定建設業の工事現場に専任で配置される技術者のことです。

 

1級電気工事施工管理技士は監理技術者が必要な大規模な電気工事を請け負えるため、2級より転職に有利です。

※もちろん2級電気工事施工管理技士も有利ですが。

 

2級よりも1級の方が年収が高くなりやすいですし、大手企業に転職できる可能性が高くなります。

夜景

電気工事業者は常勤で雇用している施工管理技士によって点数が与えられます。

この点数は「経営事項審査」といい、

  • 2級の施工管理技士:2点
  • 1級の施工管理技士:5点
  • 監理技術者講習を受けたらさらに1点追加

が加算されます。

 

経営事項審査の点数が高い建設会社は公共工事の受注を受けやすくなるなど大きなメリットがあります。

1級電気工事施工管理技士を雇用すると企業にもメリットがあるから、資格手当などがもらえて年収が上がるのです。

 

一般的には2級に合格してから1級を目指す人が多いですが、受験資格を満たしていれば1級から挑戦する人もいます。

1級電気工事施工管理技士の受験資格

試験

1級電気工事施工管理技士の受験資格は大きく5つの区分があり、

  • 最終学歴による受験資格
  • 2級電気工事施工管理技士の合格者(合格後実務経験5年以上)
  • 2級電気工事施工管理技士の合格者(合格後5年未満)
  • 第一種・第二種・第三種電気主任技術者免状の交付を受けた人
  • 第一種電気工事士免状の交付を受けた人

に分かれています。

 

また、5つの受験資格のどれかを満たしていること、かつ、1年以上の指導監督的実務経験年数が必要です。

 

「指導監督的実務経験」とは現場代理人、主任技術者、工事主任、設計監理者、施工監督などの業務で、部下や下請け業者に対して指導監督した経験のことです。

 

電気工事施工管理技士は基本的に実務経験がなければ受験ができません。

「誰でも受験できる資格ではない」という点では難易度の高い資格といえるでしょう。

最終学歴による受験資格

最終学歴による受験資格は、

  • 大学か専門学校の高度専門士で指定学科卒業後3年以上
  • 大学か専門学校の高度専門士で指定学科以外卒業後4年6ヶ月以上
  • 短期大学・高等専門学校・専門学校の専門士で指定学科卒業後5年以上
  • 短期大学・高等専門学校・専門学校の専門士で指定学科以外卒業後7年6ヶ月以上
  • 高等学校・専門課程の専門学校で指定学科卒業後10年以上
  • 高等学校・専門課程の専門学校で指定学科以外卒業後11年6ヶ月以上
  • 上記以外の学校卒:実務経験年数が15年以上

です。

2級電気工事施工管理技士の合格者(合格後実務経験5年以上)

2級電気工事施工管理技士合格者は合格後5年以上の実務経験があれば1級電気工事施工管理技士を受験することができます。

2級電気工事施工管理技士の合格者(合格後5年未満)

2級電気工事施工管理技士の合格後5年未満の人の受験資格は、

  • 短期大学・高等専門学校・専門学校の専門士で指定学科以外卒業後9年以上
  • 高等学校・専門課程の専門学校で指定学科卒業後9年以上
  • 高等学校・専門課程の専門学校で指定学科以外卒業後10年6ヶ月以上
  • 上記以外の学校卒:実務経験年数が14年以上

です。

第一種・第二種・第三種電気主任技術者免状の交付を受けた人

第一種・第二種・第三種電気主任技術者免状の交付を受けた人は、通算の実務経験年数が6年以上あれば1級電気工事施工管理技士を受験できます。

第一種電気工事士免状の交付を受けた人

第一種電気工事士免状の交付を受けた人は、実務経験年数を問わず1級電気工事施工管理技士を受験できます。

参考:一般財団法人建設業振興基金「1級電気工事施工管理技術検定のご案内

2級電気工事施工管理技士の受験資格

試験

2級電気工事施工管理技士の受験資格は大きく4つの区分があり、

  • 最終学歴による受験資格
  • 第一種・第二種・第三種電気主任技術者免状の交付を受けた人
  • 第一種電気工事士免状の交付を受けた人
  • 第二種電気工事士免状の交付を受けた人

に分かれています。

 

また、4つの受験資格のどれかを満たしていること、かつ、1年以上の指導監督的実務経験年数が必要です。

2級も実務経験が必要という点では難易度が高いといえますね。

最終学歴による受験資格

最終学歴による受験資格は、

  • 大学か専門学校の高度専門士で指定学科卒業後1年以上
  • 大学か専門学校の高度専門士で指定学科以外卒業後1年6ヶ月以上
  • 短期大学・高等専門学校・専門学校の専門士で指定学科卒業後2年以上
  • 短期大学・高等専門学校・専門学校の専門士で指定学科以外卒業後3年以上
  • 高等学校・専門課程の専門学校で指定学科卒業後3年以上
  • 高等学校・専門課程の専門学校で指定学科以外卒業後4年6ヶ月以上
  • 上記以外の学校卒:実務経験年数が8年以上

です。

第一種・第二種・第三種電気主任技術者免状の交付を受けた人

第一種・第二種・第三種電気主任技術者免状の交付を受けた人は、通算の実務経験年数が1年以上あれば2級電気工事施工管理技士を受験できます。

第一種電気工事士免状の交付を受けた人

第一種電気工事士免状の交付を受けた人は、実務経験年数を問わず2級電気工事施工管理技士を受験できます。

第二種電気工事士免状の交付を受けた人

第二種電気工事士免状の交付を受けた人は、通算の実務経験年数が1年以上あれば2級電気工事施工管理技士を受験できます。

参考:一般財団法人建設業振興基金「2級電気工事施工管理技術検定のご案内

電気工事施工管理技士の試験問題

ペン

電気工事施工管理技士の試験問題は、1級・2級ともに、

  • 学科試験:電気工学等、施工管理法、法規(マークシート方式)
  • 実地試験:施工管理法(筆記試験)

となっています。

合格基準

合格

電気工事施工管理技士の合格基準をご紹介します。

学科 実地
1級電気工事施工管理技士 60問中36問以上正解(60%以上) 60%以上の得点率
2級電気工事施工管理技士 40問中24問以上正解(60%以上) 60%以上の得点率

簡単にいうと、1級も2級も60%以上の正答で合格です。

学科試験の免除制度

ノートとペン

電気工事施工管理技士は、条件に該当すれば学科試験の免除制度があります。

 

1級電気工事施工管理技士の学科試験免除の条件は、

  • 前年の学科試験合格者
  • 技術士の第二次試験で技術部門を電気電子部門、建設部門か総合技術監理部門(選択科目が電気電子部門か建設部門)に合格して、かつ1級電気工事施工管理技士試験の受検資格がある人

です。

 

2級電気工事施工管理技士の学科試験免除の条件は、

  • 技術士の第二次試験で技術部門を電気電子部門、建設部門か総合技術監理部門(選択科目が電気電子部門か建設部門に係るもの)に合格した人
  • 2級電気工事施工管理技術検定試験の「学科試験のみ受験」の合格者で有効期間内の人

です。

 

2級の学科試験のみ受験の条件は、

  • 高校の指定学科を3月までに卒業見込みの人
  • 短大か5年制高専の指定学科を3月までに卒業見込みの人
  • 大学の指定学科を3月までに卒業見込みの人
  • 高校の指定学科を卒業して3年以内の人
  • 短大か5年制高専の指定学科を卒業して2年以内の人
  • 大学の指定学科を卒業して1年以内の人

です。

願書申し込み期間

願書

電気工事施工管理技士の願書申し込み期間は、

  • 1級:2月
  • 2級:6月~7月

です。

 

願書申し込み期間は年に一度ですので、スケジュールは必ず確認しておきましょう。

試験日

カレンダー

電気工事施工管理技士の試験日は、

  • 1級:学科試験6月、実地試験10月
  • 2級:学科・実地ともに11月

です。

 

1級は学科試験と実地試験の時期が違い、学科試験に合格した人だけが実地試験を受験できます。

まずは学科試験の勉強に集中し、学科試験に合格後に実地試験の勉強をしましょう。

 

2級は学科と実地が同日ですので、学科も実地も勉強しておきましょう。

受験地

試験会場

電気工事施工管理技士の受験地は、

  • 1級:札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、沖縄
  • 2級:札幌、青森、仙台、東京、新潟、金沢、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、沖縄

となっています。

受験料

1万円

電気工事施工管理技士の受験料は、

  • 1級:学科11800円、実地11800円
  • 2級:学科と実地11800円、学科のみ5900円、実地のみ5900円

となっています。

 

また、受験申込書は一部600円で購入が必要です。

受験申込書の購入方法は、

  1. 窓口販売
  2. インターネット販売
  3. 郵送販売

の3つがあります。

合格発表

合格発表

電気工事施工管理技士の合格発表日は、

  • 1級:学科7月、実地1月
  • 2級:1月

です。

 

合格発表の方法は、

  • 一般財団法人建設業振興基金のホームページで発表
  • 一般財団法人建設業振興基金から合否が発送される
  • 国土交通省各地方整備局、北海道開発局、内閣府沖縄総合事務局で合格者の受験番号が掲示される

の3つです。

参考:一般財団法人建設業振興基金「施工管理技術検定」

電気工事施工管理技士の合格のための勉強方法や勉強時間

勉強

電気工事施工管理技士の合格のための勉強方法や勉強時間をご紹介します。

仕事をしながら勉強する人が多いですから、自分に合う勉強方法を選びましょう。

独学で勉強する

勉強

独学は自分のペースで勉強できるため、仕事をしながら勉強する人は独学が多いです。

 

まずは参考書(テキスト)と過去問集を購入してください。

ページの中身を見れるため、ネットではなく書店で購入するのがおすすめです。

パラパラとページをめくってみて、自分が勉強しやすそうな本を選びましょう。

 

参考書と過去問集を購入するときのコツは、最初から何冊も参考書と過去問集を買わないことです。

まずは参考書1冊、過去問集1冊だけを買って勉強しましょう。

※何冊も買うと勉強の効率が落ちます。

本

まずはざっと参考書(テキスト)を読んでみましょう。

わからないところは重点的に読み込んで勉強しましょう。

 

参考書を読んだら過去問集を最低でも3周は解いて勉強してください。

できれば過去5年分くらいの過去問を解くとかなり良いです。

 

特に苦手なジャンルは何周も解くようにしてください。

 

独学で合格するコツは、毎日少しずつでも勉強を続けることです。

仕事の日は勉強せず、休日だけ勉強しようとするのはなかなかやる気がでないものです。

 

1日1時間でも30分でもいいので、毎日コツコツ勉強するのが合格のコツです。

おすすめのテキスト・参考書・問題集

本棚

電気工事施工管理技士のおすすめのテキスト・参考書・問題集は、

です。

 

過去問の下に回答が書いてあるタイプで、覚えやすいテキストです。

実地試験の経験記述の書き方もわかりやすいのでおすすめです。

通信教育で勉強する

iphone

通信教育のメリットは、合格率の高いテキストで勉強できることと、担当講師に添削してもらえることです。

特に、実地試験の経験記述は添削をしてもらうと良いでしょう。

 

DVDや音声、動画の通信教育もあります。

電車通勤の人は通勤中に勉強することもできます。

 

また、模擬試験を受けられる通信教育もあるため、自分の実力を試すにもおすすめです。

講習会・講座・予備校に通う

講義

講習会・講座・予備校に通って勉強する人もいます。

ただし、仕事をしながら勉強する場合は通うのが難しい人も多いです。

 

普段は独学や通信教育で勉強して、試験間近に講習会に参加するのも良いでしょう。

 

電気工事施工管理技士の代表的な講習会をご紹介します。

などがおすすめです。

電気工事施工管理技士に合格するための勉強時間

勉強

電気工事施工管理技士に合格するために必要な勉強時間は約400時間です。

勉強時間 勉強期間
1日1時間 約13ヶ月
1日2時間 約7ヶ月
平日1時間、休日3時間 約11ヶ月

勉強期間は余裕をもったスケジュールを組みましょう。

電気系資格の難易度ランキング

勉強

電気工事施工管理技士を含む電気系資格の難易度をランキングにしてみました。

 

試験が難しい順に並べています。

  1. 第一種電気主任技術者
  2. 第二種電気主任技術者
  3. 第三種電気主任技術者
  4. 1級電気工事施工管理技士
  5. 2級電気工事施工管理技士
  6. 第一種電気工事士
  7. 第二種電気工事士

となります。

 

圧倒的に電気主任技術者(電検)の難易度が高いといえます。

 

各資格の合格に必要な勉強時間は、

  • 電気主任技術者(電検):約1000時間
  • 電気工事施工管理技士:約400時間
  • 電気工事士:約100~120時間

となります。

 

電気主任技術者は何年も勉強が必要です。

 

ちなみに、電気主任技術者と電気工事士の資格については、

を読んでみてください。

電気工事施工管理技士と電気主任技術者の難易度比較

電気回路図

前述の通り、電気工事施工管理技士と電気主任技術者(電検)の試験の難易度を比較すると、電気主任技術者の方が難易度が高いです。

 

電気工事施工管理技士を受験するには実務経験が必要ですが、電気主任技術者は受験資格は不問です。

受験資格という点では電気主任技術者の方が難易度が低いのですが、試験の内容自体は完全に電気主任技術者の方が難しいです。

 

第三種電気主任技術者は数学に関する問題も多く難易度が高いです。

 

第二種電気主任技術者は理論や電気計算の高度な知識が必要で数学の計算速度も必要です。

 

第一種電気主任技術者は電気保安などの難問や予測できない奇問が出題される超難関です。

電気工事施工管理技士と電気工事士の難易度比較

電気工事

前述の通り、電気工事施工管理技士と電気工事士の試験の難易度を比較すると、電気工事士の方が難易度が低いです。

 

電気工事士は受験資格は不問ですので、誰でも受験できます。

電気工事施工管理技士は実務経験が必要ですので、実務経験という点では難易度が高いといえます。

 

電気工事士の試験は暗記系が多いので、過去問を繰り返し勉強すれば合格できます。

 

ただし、電気工事士は配線図の作成や組み立ての技能試験があります。

工具を買って配線を組み立てる練習が必要です。

まとめ

電球

電気工事施工管理技士は不足しているため、資格を取得すれば転職も有利になり、年収も上がります。

実務経験が必要ですが、きちんと勉強すれば合格できる資格です。

 

仕事をしながら勉強するのは大変なことですが、毎日少しずつでもいいので勉強していきましょう。

 

実地試験の経験記述は自分の施工経験と、文章の書き方の練習が必要です。

 

あなたの資格合格の参考になればうれしいです(^^)

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