試験はけっこう難しいのかなぁ?
どうやって勉強すればいいんだろう?
あと、冷凍空気調和機器施工技能士と併せて取得した方がいい資格もあれば知りたいな。
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 冷凍空気調和機器施工技能士がどんな資格かわかる
- 冷凍空気調和機器施工技能士の試験情報がわかる
- 冷凍空気調和機器施工技能士の勉強方法がわかる
- 冷凍空気調和機器施工技能士と併せて取得した方がいい資格がわかる
冷凍空気調和機器施工技能士は、エアコンや冷凍庫などの施工技術を証明する国家資格です。
試験は、都道府県職業能力開発協会で開催されています。
試験情報や勉強方法を解説するので、資格取得の参考にしてみてください。
また、冷凍空気調和機器施工技能士と併せて取得したい資格も紹介するので、キャリアアップの参考になればうれしいです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
【そもそも】冷凍空気調和機器施工技能士とは
冷凍空気調和機器施工技能士とは、下記のような設備の施工を行います。
- 冷暖房設備
- 冷凍冷蔵装置
- 温湿度調整装置
- 空気調節装置
具体的な施工内容は下記のとおり。
- 機械の種類や使用方法
- 機器の取り付け
- 配管の加工
- 溶接を使った施工
- 整備・点検
- 機密試験や機能試験
- 関係法令の知識
冷凍空調機器の施工の知識やスキルを証明できるため、昇進・昇給・転職にも有利です。
冷凍空調系の仕事をしている人は、ぜひ取得してみてください。
冷凍空気調和機器施工技能士の試験について
冷凍空気調和機器施工技能士の試験について、下記の内容で解説します。
- 合格率
- 受験資格
- 試験問題と合格基準
合格率は50%くらい
詳細な合格率は公開されていませんが、合格率は50%くらいです。
2人に1人は合格しているので、しっかり勉強すれば合格できる試験です。
ただし、無勉強で合格できるほど甘くないので、前もって勉強を始めてください。
※勉強方法は後述します。
受験資格
冷凍空気調和機器施工技能士には1級・2級・3級があり、それぞれ受験資格が違います。
詳しくは、厚生労働省のサイトで確認してください。
試験問題と合格基準
冷凍空気調和機器施工技能士の試験問題は、下記の2つがあります。
- 学科試験
- 実技試験
学科試験はマークシートで50問の出題。
実技試験はペーパーテストと作業試験があります。
作業試験は、銅管や継手を使って冷凍空調設備の配管を作ったり、気密度をチェックされます。
完成度だけでなく、作業スピードも見られるのできちんと練習が必要です。
ちなみに、合格基準は下記のとおりです。
- 実技:60点以上/100点満点
- 学科:65点以上/100点満点
冷凍空気調和機器施工技能士の勉強方法
結論、参考書と過去問が売っているので、それで勉強しましょう。
一部、Amazonにも売っています。
また、各都道府県の職業能力開発協会に行くと過去問が手に入れることができます。
まずは参考書と過去問題集を購入してみましょう。
具体的な勉強の手順
王道の勉強手順ですが、下記がおすすめです。
- まずは参考書をざっと読む
- 過去問をやってみる
- 過去問でわからないところを解答や参考書でチェック
- あとはひたすら過去問を解く
過去問中心で勉強することで、試験本番と近い状態で勉強できます。
試験問題は過去問と似ている出題が多いため、過去問で勉強しましょう。
できれば、過去5年分を5周ほど勉強するのがおすすめです。
実技試験は実務経験が問われる【公表される課題を確認】
実技試験は、実務経験が浅いとちょっと難しいです。
ここは練習あるのみ。
幸い、実技試験の少し前に課題が発表されるため、中央職業能力開発協会のホームページをチェックしておきましょう。
実技試験の課題が発表される時期は下記のとおり。
- 前期:6月
- 後期:11月
課題が発表されたら、ひたすら練習に取り組みましょう。
冷凍空気調和機器施工技能士と併せて取得したい資格
結論、下記の3つがおすすめです。
- 冷凍空調技士
- 冷凍空調工事保安管理者
- 管工事施工管理技士
1つずつ解説しますね。
①冷凍空調技士
冷凍空調技士がおすすめの理由は、冷凍空調機器の施工以外の業務にも役立つから。
具体的には、冷凍空調技士は冷凍設備に関して下記のような業務を行います。
- 設計
- 製造
- 工事管理
- 調査
- 保安
併せて取得しておくと業務の幅が広がりますし、昇進・昇給・転職にも有利です。
冷凍空調技士の詳細は、冷凍空調技士試験の合格率からみる難易度【過去問や講習会で勉強すべし】にまとめたので、興味あればどうぞ。
②冷凍空調工事保安管理者
冷凍空調工事保安管理者がおすすめの理由も、業務の幅が広がるから。
具体的には下記のような業務を行う資格です。
- 冷凍空調設備の設置工事
- 冷凍空調設備の検査
- 冷凍空調設備の工事や検査の監督業務
キャリアアップに有益な資格なので、できれば取得したいところです。
詳しくは、冷凍空調工事保安管理者とは【講習があるので難易度は低いです】にまとめています。
③管工事施工管理技士
管工事施工管理技士がおすすめの理由は、下記の3つです。
- 冷凍空調機器施工の配管工事の現場管理ができるから
- 主任技術者や監理技術者(1級のみ)になれるから
- 経営事項審査で点数がつくため会社に重宝されるから
こちらも昇進・昇給・転職がとても有利になるのでおすすめです。
※「経営事項審査」とは公共工事を受注するための点数。
施工管理技士は不足しているため、取得しておくと重宝される人材になれます。
管工事施工管理技士の詳細は、管工事施工管理技士の年収を分析【年収を上げる方法も解説】にまとめたので、興味あればどうぞ。
まとめ【冷凍空気調和機器施工技能士を取得してみよう】
この記事をまとめます。
- 冷凍空気調和機器施工技能士は冷凍空調機器の施工技術を証明する国家資格
- 合格率は50%くらい
- 参考書と過去問で独学可能
- 事前に公表される実技試験の課題をチェックして練習する
ということで、冷凍空気調和機器施工技能士を取得したい人は、さっそく行動開始しましょう。
受験申込や試験日程は各都道府県で違うので、詳しくは中央職業能力開発協会のホームページを確認してください。
また、参考書と過去問題集をさっそく購入しましょう。
※各都道府県の職業能力開発協会に行くと過去問が手に入れることができます。
冷凍空気調和機器施工技能士と併せて取得しておきたい資格は、下記の3つです。
- 冷凍空調技士
- 冷凍空調工事保安管理者
- 管工事施工管理技士
詳しくは下記の3記事にまとめたので、興味あればどうぞ。
あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです!