設備施工管理の資格3選【取得するメリットや合格率など難易度も解説】

設備施工管理の資格3選【取得するメリットや合格率など難易度も解説】
施工管理
施工管理
設備施工管理の資格を知りたいな。

どんな資格があって、何ができるようになるのかな?

あと、試験はどれくらい難しいんだろう?

 

僕に受験資格があるかも知りたいな。

資格をとってキャリアアップしていきたい。

こういった疑問に答える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • 設備の施工管理の資格がわかる
  • 設備の施工管理技士を取得するメリットがわかる
  • 設備の施工管理技士の合格率や難易度がわかる
  • 設備の施工管理技士の受験資格がわかる
  • 他にも取得しておくといい資格がわかる

 

私たち「ワット・コンサルティング」は、施工管理の技術者派遣の会社です。

この記事では、設備系の施工管理の資格を紹介します。

資格を取得することで年収がアップしたり、転職が有利になるのでぜひとも取得しておきましょう。

各資格の難易度や受験資格も解説するので、参考にしてみてください。

また、併せて取得しておきたいおすすめの資格もまとめたので、キャリアアップのイメージになると思います。

それでは、さっそく見ていきましょう!

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設備施工管理の資格3選

設備施工管理の資格3選

結論、設備の施工管理の資格は下記の3つです。

  1. 電気工事施工管理技士:電気工事の施工管理を行う資格
  2. 管工事施工管理技士:空調や給排水管工事の施工管理を行う資格
  3. 電気通信工事施工管理技士:インターネットなど通信設備の施工管理を行う資格

 

中でも、電気通信工事施工管理技士は令和元年にできた新資格で注目されています。

5Gなど高速インターネット回線の需要が伸びているため、電気通信設備の施工管理の国家資格が新設されました。

それぞれの資格を取得する方法は下記の記事にまとめたので、参考にどうぞ。

 

設備の施工管理技士を取得するとできること7選【メリット多い】

設備の施工管理技士を取得するとできること7選【メリット多い】

施工管理
施工管理
設備系の施工管理技士を取得すると何ができるの?

どういうメリットがあるのか知りたい。

下記の7つができるようになります。

  1. 主任技術者になれる
  2. 専任技術者になれる
  3. 1級は監理技術者になれる
  4. 建設業許可を得ることができる
  5. 公共工事を受注しやすくなる
  6. 昇進や資格手当で年収アップしやすい
  7. 転職が有利になる

 

どれもメリットが大きいので、1つずつ確認していきましょう。

 

①主任技術者になれる

施工管理技士を取得すると主任技術者になることができます。

一般建設業の工事は、現場には主任技術者を配置しないといけません。

会社側は主任技術者(施工管理技士)がいないと工事ができないので、社内で貴重な人材になれます。

 

②専任技術者になれる

施工管理技士を取得すると、専任技術者になることもできます。

各営業所には常駐の専任技術者を配置しないといけません。

専任技術者がいないと営業所を開設できないので、会社でとても重宝されます。

ちなみに専任技術者については、1級と2級で下記の違いがあります。

  • 1級:特定建設業工事の専任技術者になれる
  • 2級:一般建設業工事の専任技術者になれる

 

※特定建設業工事と一般建設業工事の違いは下記のとおり。

  • 特定建設業工事:下請に出す工事の総額が4500万円以上、建築一式工事の総額が7000万円以上の工事
  • 一般建設業工事:特定建設業の工事規模未満の工事

 

③1級は監理技術者になれる

1級の施工管理技士を取得すると、監理技術者になることもできます。

現場に監理技術者を配置しないと、特定建設業の工事を受注することができません。

会社側は1級の施工管理技士がいることで大きな工事を受けられるので、1級の施工管理技士は待遇がかなり良くなります。

 

④建設業許可を得ることができる

施工管理技士の資格があると、会社は下記の建設業許可を得ることができます。

  • 1級:特定建設業と一般建設業
  • 2級:一般建設業のみ

 

1級を取得することで大型の工事(特定建設業)を請けられるので、会社にとって1級保持者は超重要人物といえるでしょう。

 

⑤公共工事を受注しやすくなる

施工管理技士の資格があると「経営事項審査」という点数がつき、公共工事を受注しやすくなります。

  • 2級の施工管理技士:2点
  • 1級の施工管理技士:5点
  • 監理技術者講習を受けたらさらに1点追加

 

つまり、社内に施工管理技士が多いほど公共工事が増えるイメージですね。

 

⑥昇進や資格手当で年収アップしやすい

上記で紹介してきたメリットがあるため、施工管理技士を取得すると年収アップする会社が多いです。

会社にとっては有益すぎる人材ですからね。

  • 主任技術者になれる
  • 専任技術者になれる
  • 1級は監理技術者になれる
  • 建設業許可を得ることができる
  • 公共工事を受注しやすくなる

 

具体的には、昇進や資格手当などで年収アップすることが多いです。

独自調査ですが、施工管理技士の資格ありorなしの平均年収の違いは下記のとおりです。

  • 資格なし:455万円
  • 資格あり:500万円くらい

 

施工管理技士の年収については、施工管理技士の平均年収は500万円くらい【試験に合格する3つのコツ】に詳しくまとめてます。

 

⑦転職が有利になる

会社にとって有益な人材である施工管理技士は、当然ながら転職も有利になります。

どの会社も施工管理技士がいるほど売上を上げやすいので、歓迎されますよ。

特に1級を取得すると、大手に転職できる可能性も出てきます。

※大手は大規模工事を請けており、1級の施工管理技士が必要だから。

業界全体で施工管理技士は不足しているため、キャリアアップの転職をしたい人は施工管理技士を取得しましょう。

 

設備の施工管理技士の合格率や難易度

設備の施工管理技士の合格率や難易度

施工管理
施工管理
試験の難易度も知っておきたいな。

合格率とかどれくらいなの?

3つの設備系の施工管理技士の試験の合格率や難易度を紹介します。

  1. 電気工事施工管理技士
  2. 管工事施工管理技士
  3. 電気通信工事施工管理技士

 

あなたが受けたい試験の難易度を確認しましょう。

 

電気工事施工管理技士の合格率や難易度

近年の1級電気工事施工管理技士の合格率は下記のとおりです。

1級 第一次検定 第二次検定
平成29年 48% 62.5%
平成30年 56.1% 73.7%
令和元年 40.7% 66.3%
令和2年 38.1% 72.7%
令和3年 53.3% 58.8%
過去5年の平均 47.2% 66.8%

1級電気工事施工管理技士は、第一次検定で落ちる人が多いのが特徴です。

 

続いて、2級電気工事施工管理技士の合格率の推移は下記のとおり。

2級 第一次検定 第二次検定
平成29年 62.8% 40%
平成30年 61.6% 43.2%
令和元年 56.3% 45.4%
令和2年 45%
令和3年 68.7% 68.7%
過去5年の平均 62.3% 48.4%

参考:CIC日本建設情報センター「施工管理技士の合格率[全国平均]」

2級電気工事施工管理技士は、第二次検定で落ちる人が多いですね。

当然ですが、試験の難易度は1級の方が上です。

電気工事施工管理技士を取得するコツは、下記の記事にまとめてます。

 

管工事施工管理技士の合格率や難易度

近年の1級管工事施工管理技士の合格率は下記のとおりです。

1級 第一次検定 第二次検定
平成29年 44.2% 63.2%
平成30年 33.2% 52.7%
令和元年 52.1% 52.7%
令和2年 35% 61.1%
令和3年 24% 73.3%
過去5年の平均 37.7% 60.6%

参考:総合資格学院「1級管工事施工管理技士 試験の合格率」

1級管工事施工管理技士は、特に第一次検定の合格率が低いです。

 

続いて、2級管工事施工管理技士の合格率は下記のとおり。

2級 第一次検定 第二次検定
平成29年 59.1% 40.9%
平成30年 61.7% 40.4%
令和元年 63.6% 44.1%
令和2年 57.6% 43.5%
令和3年 48.6% 46.2%
過去5年の平均 58.1% 43%

参考:総合資格学院「2級管工事施工管理技士 試験の合格率」

2級管工事施工管理技士は、第二次検定で落ちる人が多いのが特徴。

第二次検定では「経験記述」といって、今までの工事経験の記述式問題が出ますが、これに落ちる人も多いです。

※経験記述対策は後述します。

管工事施工管理技士を取得するコツは、下記の記事にまとめています。

 

電気通信工事施工管理技士や合格率や難易度

電気通信工事施工管理技士の合格率は下記のとおりです。

1級 第一次検定 第二次検定
令和元年 43.1% 49.5%
令和2年 49.1% 49.3%
令和3年 58.6% 30.1%

 

2級 第一次検定 第二次検定
令和元年 57.7% 41.9%
令和2年 63.9% 33.9%
令和3年 70% 35%

令和元年に始まった試験なので、過去問や出題傾向がつかみにくい状態で合格率が低めです。

特に1級は合格率が低いので、早めに勉強を始めましょう。

電気通信工事施工管理技士を取得するコツは、下記の2記事にまとめてます。

 

第二次検定(実地試験)の経験記述問題が鬼門

上記3つの施工管理技士の第二次検定では、「経験記述」の問題が出題されます。

あなたの工事経験を記載する記述式問題で、独特の書き方があるので注意しましょう。

コツは、簡潔にわかりやすく書くこと。

そして、試験本番で文章を考えると時間が足りなくなるので、事前に文章を作ってから第二次検定に臨みましょう。

 

第二次検定(実地試験)に落ちても施工管理技士補になれる

「第一次検定に合格したけど、第二次検定に落ちてしまった…」という場合は、施工管理技士補という資格が与えられます。

技術検定制度の見直しについて

出典:国土交通省「技術検定制度の見直しについて

特定建設業工事で現場専任の技士補がいれば、監理技術者(1級)は2つの現場を兼任できます。

技士補

なので、第二次検定に落ちても技士補として会社の役に立つことが可能。

技士補の詳細は、技士補はいつから?【答え:2021年から!どんな資格かも解説】にまとめてます。

 

設備の施工管理技士の受験資格

設備の施工管理技士の受験資格

施工管理
施工管理
設備の施工管理技士があるのはわかったけど、僕は受験資格があるのかな?

3つの施工管理技士の受験資格を紹介するので、受験できるか確認してみましょう。

 

電気工事施工管理技士の受験資格

電気工事施工管理技士の受験資格は、建設管理センターのサイトで確認しましょう。

また、下記の記事も参考になるかもしれません。

 

管工事施工管理技士の受験資格

1級管工事施工管理技士の受験資格は下記のとおりです。

※スマホを横にすると見やすいです。

最終学歴or資格 管工事の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
大卒、専門卒(高度専門士) 卒業後3年以上 卒業後4年6ヶ月以上
短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後5年以上 卒業後7年6ヶ月以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後10年以上 卒業後11年6ヶ月以上
その他 15年以上
技能検定合格者 10年以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後8年以上の実務経験に指導監督的実務経験を含み、かつ、5年以上の実務経験後に専任の監理技術者に2年以上の指導を受けている者
専任の主任技術者の実務経験1年以上 高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後8年以上 卒業後9年6ヶ月以上
その他 13年以上
2級合格者

 

続いて、第二次検定の受験資格は下記のとおり。

最終学歴or資格 管工事の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
2級合格後3年以上 合格後1年以上の指導監督的実務経験および専任の監理技術者に2年以上の指導を受けた実務経験が3年以上
2級合格後5年以上 合格後5年以上
2級合格後5年未満 高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後9年以上 卒業後10年6ヶ月以上
その他 12年以上
専任の主任技術者の実務経験が1年以上の2級合格者 合格後3年以上 合格後1年以上、専任の主任技術者実務経験を含む3年以上
合格後3年未満の短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後5年以上 卒業後7年以上
合格後3年未満の高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後7年以上 卒業後8年6ヶ月以上
合格後3年未満のその他 12年以上

 

続いて、2級管工事施工管理技士の受験資格は下記のとおり。

※スマホを横にすると見やすいです。

最終学歴 管工事の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
大卒、専門卒(高度専門士) 卒業後1年以上 卒業後1年6ヶ月以上
短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後2年以上 卒業後3年以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後3年以上 卒業後4年6ヶ月以上
その他 8年以上
技能検定合格者 4年以上

参考:一般財団法人全国建設研修センター「1級管工事施工管理技術検定試験」「2級管工事施工管理技術検定

詳しくは、下記の記事を参考にどうぞ。

 

電気通信工事施工管理技士の受験資格

1級電気通信工事施工管理技士の受験資格は、下記の4区分に分けられています。

  1. 最終学歴
  2. 2級電気通信工事施工管理技士の合格者
  3. 専任の主任技術者の経験が1年以上ある人
  4. 指導監督的実務経験年数が1年以上か、主任技術者の資格要件成立後専任の監理技術者の設置が必要な工事で当該監理技術者の指導を受けた実務経験年数が2年以上ある人

 

まず、最終学歴による受験資格は下記のとおり。

※スマホを横にすると見やすいです。

最終学歴 指定学科卒業後の実務経験年数 指定学科以外卒業後の実務経験年数
大学・専門学校「高度専門士」 3年以上 4年6ヶ月以上
短期大学・高等専門学校・専門学校「専門士」 5年以上 7年6ヶ月以上
高等学校・中等教育学校・高度専門士と専門士以外の専門学校 10年以上 11年6ヶ月以上
その他 15年以上 15年以上

 

続いて、2級電気通信工事施工管理技士の合格者の受験資格は下記のとおり。

2級合格後の期間 実務経験年数
2級合格後の実務経験年数 5年以上
2級合格後5年未満で最終学歴が高等学校・中等教育学校・高度専門士と専門士以外の専門学校の人 指定学科卒業後9年以上

指定学科以外卒業後10年6ヶ月以上

2級合格後5年未満で上記の最終学歴以外の人 14年以上

 

続いて、専任の主任技術者の経験が1年以上ある人の受験資格は下記のとおり。

2級合格後の実務経験年数 実務経験年数
1年以上 専任の主任技術者実務経験を含む3年以上
3年未満で短期大学・高等専門学校・専門学校の専門士 指定学科以外の卒業後7年以上
3年未満で高等学校・中等教育学校・高度専門士と専門士以外の専門学校 指定学科卒業後7年以上

指定学科以外の卒業後8年6ヶ月以上

3年未満で上記の学歴以外の人 12年以上
2級資格がない人で高等学校・中等教育学校・高度専門士と専門士以外の専門学校 指定学科卒業後8年以上

指定学科以外の卒業後11年以上

2級資格がない人で上記の学歴以外の人 13年以上

 

続いて、指導監督的実務経験年数が1年以上か、主任技術者の資格要件成立後専任の監理技術者の設置が必要な工事で当該監理技術者の指導を受けた実務経験年数が2年以上ある人の受験資格は下記のとおり。

2級合格後の実務経験年数 3年以上
2級資格がない人で高等学校・中等教育学校・高度専門士と専門士以外の専門学校 指定学科卒業後8年以上

 

続いて、2級電気通信工事施工管理技士の受験資格は下記のとおり。

※スマホを横にすると見やすいです。

最終学歴 実務経験年数(指定学科卒業後) 実務経験年数(指定学科以外卒業後)
大学・専門学校「高度専門士」 1年以上 1年6ヶ月以上
短期大学・高等専門学校・専門学校「専門士」 2年以上 3年以上
高等学校・中等教育学校・高度専門士と専門士以外の専門学校 3年以上 4年6ヶ月以上
その他 8年以上 8年以上

参考:一般財団法人全国建設研修センター

詳しくは、下記の2記事にまとめてます。

 

設備の施工管理技士と併せて取得しておきたい資格6選

設備の施工管理技士と併せて取得しておきたい資格6選

施工管理
施工管理
ちなみに、他にも取得しておいた方がいい資格ってあるの?

キャリアアップしていきたいんだよね。

結論、下記の6つの資格がおすすめです。

  1. 建築設備士
  2. 浄化槽設備士
  3. 給水装置主任技術者
  4. 消防設備士
  5. 空調設備士
  6. 設備設計一級建築士

 

こちらも1つずつ解説しますね。

 

建築設備士

おすすめの理由は、業務の範囲が広がるから。

建築設備士は、建築士に対して建築設備の設計や工事監理のアドバイスをする国家資格です。

建築士の受験資格を得られるので、施工管理の業務にも活かせるでしょう。

※一級建築士は、建築設備士として4年以上の実務経験が必要。

建築設備系の上位資格なので、設備を極めたい人はぜひとも取得したい資格です。

建築設備士を取得するコツは、建築設備士の受験資格や試験の難易度!独学でも合格できるのか?に詳しくまとめてます。

 

浄化槽設備士

こちらもおすすめの理由は、業務範囲が広がるから。

具体的な仕事内容は下記の2つです。

  • 浄化槽設備の設置工事の施工図の作成
  • 浄化槽設備の設置工事の監督・指導

 

管工事施工管理技士と併せて取得するのが良いでしょう。

ただし、合格率は30%くらいで低いので難しい試験です。

浄化槽設備士を取得するコツは、浄化槽設備士試験の難易度【合格率は30%くらい。過去問中心で勉強】に詳しくまとめてます。

 

給水装置工事主任技術者

給水装置工事主任技術者は、文字どおり給水装置工事の主任技術者になれる資格です。

現場の技術指導や監督業務や、給水装置の確認業務も行います。

管工事施工管理技士と併せて取得しておくと、給水工事のスペシャリストになれるので、資格手当などで給料アップも期待できます。

給水装置工事主任技術者を取得するコツは、給水装置工事主任技術者の難易度【合格率や合格基準から分析】を参考にどうぞ。

 

消防設備士

消防設備士は、消防設備や防災設備の点検・整備・工事を行う国家資格です。

管工事施工管理技士や電気工事施工管理技士と併せて取得すると、高い評価を受けることができます。

消防設備士を取得するコツは、消防設備士の試験内容や合格率からみる難易度に詳しくまとめてます。

 

空調設備士

空調設備士は、空調設備の空調の施工図作成や設計・施工管理を行う民間資格です。

※正式名称は、「工学会設備士」もしくは「空調衛生工学会設備士」

空調工事をしている人は、管工事施工管理技士と併せて取得しておきたいところです。

資格手当などで年収アップする可能性が上がります。

空調設備士を取得するコツは、空調設備士試験の難易度【合格率は低め。過去問でスピードに慣れよう】に詳しくまとめてます。

 

設備設計一級建築士

設備設計一級建築士とは、3階以上で床面積5000㎡超の建築物の設備設計や適合性の確認を行う資格です。

設計と施工管理の両方がわかるので、設計者の意図がわかるようになり、より高いレベルで業務ができます。

もちろん、資格手当などで給料アップする可能性もありますし、転職が有利になる可能性も高いでしょう。

設備設計一級建築士を取得するコツは、設備設計一級建築士の難易度を合格率や受験資格から分析してみたに詳しくまとめてます。

 

まとめ【設備施工管理の資格は3つ。ぜひ挑戦してみましょう】

まとめ【設備施工管理の資格は3つ。ぜひ挑戦してみましょう】

ということで、設備施工管理の資格は下記の3つです。

  1. 電気工事施工管理技士:電気工事の施工管理を行う資格
  2. 管工事施工管理技士:空調や給排水管工事の施工管理を行う資格
  3. 電気通信工事施工管理技士:インターネットなど通信設備の施工管理を行う資格

 

取得するメリットは下記の7つ。

  1. 主任技術者になれる
  2. 専任技術者になれる
  3. 1級は監理技術者になれる
  4. 建設業許可を得ることができる
  5. 公共工事を受注しやすくなる
  6. 昇進や資格手当で年収アップしやすい
  7. 転職が有利になる

 

試験は、第二次検定の経験記述問題が鬼門なので、事前に文章を作っておきましょう。

 

また、設備系の施工管理技士と併せて取得したい資格は下記の6つです。

  1. 建築設備士
  2. 浄化槽設備士
  3. 給水装置主任技術者
  4. 消防設備士
  5. 空調設備士
  6. 設備設計一級建築士

 

あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです!

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