書き方のコツを知りたいな。
あと、例文があれば見てみたい。
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかることは以下のとおり。
- 電気施工管理に企業が求めていることを仕事内容から解説
- 電気施工管理の志望動機のコツ6選
- 電気施工管理が履歴書に志望動機を書くときの注意点6選
- 電気施工管理が未経験者の志望動機の書き方
- 電気施工管理の経験者の志望動機の書き方
- 電気施工管理の面接でよく聞かれる質問
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の転職サポートを行う会社です。
また、自社でも電気施工管理の未経験者さんを採用しています。
この記事では、電気施工管理の志望動機のコツを解説します。
転職サポートや自社採用をやっている私たちが書いた記事なので、かなり信ぴょう性があると思います。
企業側がどの辺を見ているかわかるので、志望動機を作るときのヒントになるはずです。
例文も用意したので、アレンジして使っていただいてもOKです。
無事に内定をもらいたい人は、最後まで読んでみてください!
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
目次
電気施工管理に企業が求めていることを仕事内容から解説
まず、電気施工管理に企業が求めていることを知るためにも、電気施工管理の仕事内容を知っておきましょう。
具体的な仕事内容は以下のとおりです。
- 作業員さんたちが働きやすいように仕事の準備をする
- 作業員さんの補助
- 現場の進捗を写真にとる
- 顧客や業者との打ち合わせ
- 期限内に完成するようにスケジュールを管理する
- 作業員さんの安全が保たれるように安全な作業環境を作る
- 工事が予算内におさまるように工事費を調整する
- 電力会社への申請作業など
詳しくは、電気工事の現場監督(施工管理)の仕事内容や給料【未経験の会社選び】にまとめています。
特に、未経験者さんはチェックしておきましょう。
それでは、電気施工管理に企業が求めていることを1つずつ解説していきます。
体力
電気施工管理には体力が求められます。
以下のとおり、体力を使う仕事だからです。
- 残業が発生するときがある
- 夜間工事を行うときがある
- 電気施工管理は工事が終わった後に事務作業がある
そのため、志望動機では体力があることを伝えると有効です。
※具体的な伝え方は後述するので、このまま読み進めてみてください。
協調性
電気施工管理はさまざまな専門職・職人・顧客と関わる仕事です。
顧客の要望に答えつつ、専門職や職人さんの意見を聞きつつ、円滑に工事を進める必要があるため、協調性が求められます。
志望動機では、協調性を伝えるのも重要です。
臨機応変さ
電気施工管理の現場では、予期せぬ問題や急な変更が頻繁に発生します。
例えば、機器の故障、納期の変更、予想外の作業環境などです。
これらの状況に対して柔軟に対応し、最適な解決策を速やかに見つけ出す能力が求められます。
そのため、電気施工管理には臨機応変さが求められます。
これにより工事の遅延を防ぎ、安全かつ効率的な作業を進めます。
勉強する姿勢
電気施工管理は勉強する姿勢が求められます。
以下のような理由で勉強しないといけないからです。
- 新しい電気設備の知識を覚える必要があるから
- 電気施工管理技士など資格を取得した方がいいから
そのため、志望動機では勉強する姿勢があることを伝えるのがコツです。
リーダーシップ
電気施工管理者は、作業者チームを率いる役割を果たしています。
作業者さんたちへ指示を出して、問題解決のための決断、または状況の急変に対する迅速な対応などを行う必要があります。
そのため、リーダーシップが求められます。
スケジュール管理能力
電気施工管理はスケジュール管理能力も求められます。
期限内に工事を完了させるためです。
電気施工管理者は工事の工程を計画し、進行状況を監視します。
予期せぬ問題や遅延が発生した場合は、スケジュールを再調整しなければいけません。
そのため、電気施工管理者にはスケジュール管理能力が必要です。
電気施工管理が合う人の特徴
ちなみに、電気施工管理が合う人の特徴は以下のとおりです。
- コミュニケーション能力がある
- リーダーシップがある
- チームワークを活かせる
- マネジメント力がある
- スケジュール管理できる
- リスク管理できる
- 体力がある
- 臨機応変に対応できる
- マルチタスクができる
- 交渉力がある
- 気配りができる
- 細かいことに気がつく
- 初対面の人と仲良くできる
- 説明がわかりやすい
- 自分の意見を言える
- 仕事が丁寧
- 整理整頓できる
- 細かい仕事ができる
- 算数ができる
- 勉強し続けられる
- メンタルが強め
- 理不尽なことや嫌なことがあってもすぐ立ち直れる
- 健康体
- 電気設備やモノづくりが好き
電気施工管理が志望動機を書く前にやっておく4つのこと
志望動機を書く前に、以下の4つをやっておきましょう。
- 企業が志望動機を知りたい理由を知る
- 自己分析する
- 転職の軸を明確にする
- 企業分析する
これらをやっておかないと、志望動機がブレてしまい採用されにくいです。
1つずつ解説します。
企業が志望動機を知りたい理由を知る
そもそも企業が志望動機を知りたい理由は、以下の4つです。
- 電気施工管理の適性があるか知りたいから
- 企業と合う人材か確かめるため
- やる気があるか確かめるため
- 長く働いてくれる人か知りたいから
そのため、これらを満たす志望動機にすると採用されやすくなります。
志望動機を書くときは意識してみてください。
自己分析する
志望動機を書く前に自己分析しましょう。
そもそもあなた自身のことをわかっていないと、うまくアピールできないから。
具体的には以下を書き出してみましょう。
- あなたの強みと弱み
- あなたの理想の未来
- 過去の成功体験と失敗体験
- あなたが大切にしていること
これらを書き出すだけでも気づきがあり、志望動機を書くときの参考になります。
また、うまく書けないときは家族や友人に意見をもらいましょう。
転職の軸を明確にする
今回の転職の軸を明確にしておきましょう。
軸がないと、求人を見るたびに方向性がブレてしまうからです。
結果、志望動機にも一貫性がなくなり説得力が弱くなります。
- 給料を上げたいのか?
- スキルアップしたいのか?
- やりたかった仕事に挑戦したいのか?
など、今回の転職の軸を決めてみてください。
企業分析する
志望動機を書く前に、応募する企業を分析しましょう。
理由は以下の4つです。
- 魅力的な企業か確認するため
- あなたに合う企業か調べるため
- どんな人を求めているか知るため
- どんなキャリアプランがあるか知るため
きちんと企業分析しないと、的外れな志望動機になって採用されにくいです。
また、採用されてもミスマッチが起きるリスクもあります。
そのため、企業分析をしっかり行いましょう。
電気施工管理の志望動機のコツ6選
コツは以下の6つです。
- 結論から書く
- 伝えることに優先順位をつける
- 応募企業が求める人物像に寄せる
- エピソードを添えて書く
- 入社意欲をアピールする
- ポジティブな転職理由を考える
これらを網羅するだけでも、かなり良い志望動機ができて採用されやすくなります。
1つずつ解説していくので、実践してみましょう。
結論から書く
志望動機は結論から書きましょう。
一番伝えたい結論を先に書くことで、明確に志望動機を伝えられるから。
例文)
私が貴社を志望する理由は◯◯です。
もし結論が最後だと、採用担当者は志望動機をすべて読まなければいけません。
ですが、忙しい採用担当者は志望動機をすべて読まないこともあります。
また、結論を最後にすると「文章がわかりにくい」という印象を与えてしまうでしょう。
施工管理は文章を作成する仕事もあるため、文章がわかりにくいと困ります。
なので、志望動機は結論から書きましょう。
伝えることに優先順位をつける
応募する企業によって、伝えることに優先順位をつけましょう。
企業によって興味を示すポイントが違うことがあるから。
例えば、ビルの電気工事を得意とする会社であれば、経験者の場合、ビルの電気工事の経験を伝えた方が採用されやすいです。
また、未経験者の場合で、コミュニケーション能力を重視している会社なら、コミュニケーション能力をアピールした方が良いでしょう。
応募する企業によって志望動機で表現することが変わります。
前述のとおり、きちんと企業分析しましょう。
応募する企業に合わせて、志望動機で伝えることは優先順位をつける必要があります。
応募企業が求める人物像に寄せる
志望動機を「応募企業が求める人物像」に寄せるメリットは以下の2つです。
- 採用されやすくなるから
- きちんと企業分析していることが伝わって印象が良いから
例えば、応募する企業が「出張できる人」を求めているなら、履歴書の志望動機に「出張可」であることを書いておきましょう。
面接に進める可能性が高いですし「うちの会社をよく調べているな」と印象が良いです。
なので、志望動機を「応募企業が求める人物像」に寄せるのがコツです。
エピソードを添えて書く
志望動機には、あなたのエピソードを添えましょう。
エピソードが入ることで、あなた独自の志望動機になるから。
エピソードがないと、ネットで調べたコピペ感が出てしまいます。
コピペ感がある志望動機は印象に残らず、採用されにくいです。
例えば、エピソードがない志望動機はこんな感じです。
私が貴社を志望する理由は、経験を活かして貴社に貢献できると思ったからです。
さらにスキルアップできるように努力していきます。
これにエピソードを加えるとこんな感じになります。
私が貴社を志望する理由は、経験を活かして貴社に貢献できると思ったからです。
前職まで営業職をやっていました。
そのためコミュニケーションには自信があります。
最初は警戒しているお客様とも、会話を通じて仲良くなることもよくありました。
施工管理では作業員さんとの人間関係構築も重要と聞いています。
営業で培ったコミュニケーション能力を、貴社の施工管理職で活かして貢献したいです。
こんな感じで少しエピソードを加えるだけでも、印象に残りやすくなります。
なので、志望動機にはエピソードを入れましょう。
入社意欲をアピールする
強い入社意欲をアピールしましょう。
採用担当者は強い入社意欲を聞いて、背中を押してほしいからです。
企業がもっとも恐れているのは、入社してすぐに辞めてられてしまうことです。
採用にはコストがかかっているため、すぐに辞められると大きな損害です。
そのため、少しでも長く働いてくれる人を採用したいと考えています。
これは強い入社意欲で伝えるしかありません。
「貴社で長く働いて貢献していきたいです」と必ず伝えましょう。
ポジティブな転職理由を考える
転職理由はポジティブにしておきましょう。
ネガティブだと印象が悪いからです。
- ポジティブな転職理由:スキルアップ・新しい挑戦
- ネガティブな転職理由:仕事がきついから・人間関係トラブル
特に面接では志望動機のあとに転職理由を聞かれることがあるので、ポジティブな答えを用意しておきましょう。
電気施工管理が履歴書に志望動機を書くときの注意点6選
結論、以下に注意してください。
- 志望動機を使い回さない
- 単純すぎる志望動機にしない
- 理想ばかりを書かない
- 「学びたい」と書かない
- 「企業理念に共感した」は書かない
- 前職の悪口を書かない
こちらも1つずつ解説していきます。
志望動機を使い回さない
複数社で志望動機を使い回してはいけません。
使い回しの志望動機は必ずバレるからです。
志望動機を見れば、企業分析をせず使い回しているのはすぐにわかります。
とても印象が悪いので絶対NGです。
志望動機は、応募する企業ごとに考えていきましょう。
単純すぎる志望動機にしない
単純すぎる志望動機は刺さらないので、印象悪く採用されにくいです。
例えば、以下のような単純すぎる志望動機は避けましょう。
- 有名企業だから
- 大きい会社だから
- 通勤が便利だから
企業分析をしていない印象があり、本気度を感じないのでNGです。
理想ばかりを書かない
理想論ばかりの志望動機は、現実味がなくあまり印象がよくありません。
例えば「私はこの会社を地域で一番の売上にします」など。
やる気があるのはわかりますが、具体性を感じません。
あなたができることを伝えればいいので、現実的な志望動機にしましょう。
「学びたい」と書かない
企業への貢献を感じないのでNGです。
悪い例)
貴社は研修が優れていると聞きました。
私もぜひ学びたいです。
学びたい気持ちは素晴らしいと思いますが、それがどう企業に活かされるかが不明瞭です。
もらうことばかり考えている志望動機にも見えるので、おすすめしません。
良い例)
貴社は研修が優れていると聞きました。
しっかりと学び、貴社の売上に貢献します。
学びたいと書いてもいいですが、必ず貢献することを伝えましょう。
「企業理念に共感した」は書かない
どの企業でも使えてしまう志望動機だからです。
以下のような印象でNGです。
- 自己分析していない
- 企業分析していない
- 本気度を感じない
きちんと自己分析・企業分析して、応募する企業ごとに志望動機を考えましょう。
前職の悪口を書かない
前職の悪口を書くのはNGです。
シンプルに印象が悪いからです。
例えば、以下のような志望動機は書かないようにしましょう。
私が貴社を志望する理由は、前職の会社より働きやすいと感じたからです。
前職の会社はサービス残業が当たり前で、とても働きにくい会社でした。
そうした状況から抜け出したいと思ったため、貴社を志望します。
こう書いてしまうと採用担当者は「うちの会社もいつか悪口を言われるのかな…?」と思ってしまいます。
結果、採用されにくいです。
ポジティブな志望動機を心がけましょう。
電気施工管理が未経験者の志望動機の書き方
未経験者さんは、以下の項目で志望動機を作ってみましょう。
- 施工管理に興味を持った理由と選んだ理由
- なぜ電気施工管理なのか
- なぜ他社ではないのか
- 具体的にどう頑張るかをアピールする
- やる気と向上心をアピールする
- 将来は資格を取得すると伝える
- 3年後と将来のキャリアプランを伝える
- 体力があることをエピソード付きで伝える
- リーダーシップを発揮した体験談を伝える
- チームワークを活かした経験を伝える
1つずつ解説していきます。
施工管理に興味を持った理由と選んだ理由
まず施工管理に興味を持った理由と、その結果、施工管理を選んだ理由を書きましょう。
未経験者さんだと、採用担当者はシンプルに疑問だから。
例)
施工管理に興味を持った理由:YouTubeで施工管理の動画を見た
施工間理を選んだ理由:手に職をつけたいと思ったから。モノづくりが好きだから
あなたの言葉で書くことで、独自性が生まれて印象に残りやすくなります。
なぜ電気施工管理なのか
施工管理の中でも、なぜ電気施工管理なのかを書きましょう。
採用担当者は「建築・土木など他にも施工管理はあるのに、なぜ電気施工管理?」が気になるから。
電気設備の特徴は、技術革新のスピードが早いことです。
省エネ化・再生可能エネルギーなど将来性があるジャンルも多いです。
そのため「特に将来性があるジャンルだと感じたから」などの志望動機も良いでしょう。
なぜ他社ではないのか
なぜ応募企業でなければいけないのか伝えましょう。
ここが甘いと採用担当者は「他社でもいいのでは?」と思うからです。
これは企業分析をすることで見えてきます。
必ず「その企業独自の強み」があります。
それを志望動機に反映させましょう。
どうしても志望動機を思いつかない場合は、応募する企業のホームページの「社員インタビュー」を参考にしましょう。
「社員インタビューに掲載されていた◯◯さんのようになりたいと思ったため、貴社を志望します」と書いてもOKです。
具体的にどう頑張るかをアピールする
ただ「頑張ります」だけなら誰でも言えるからです。
具体的な頑張り方を伝えましょう。
例えば以下のとおり。
- 教わったことはメモを取り復習する
- 電気工事施工管理技士の勉強をして知識を増やす
具体例を伝えるだけで印象が良くなります。
やる気と向上心をアピールする
やる気と向上心をアピールしましょう。
具体的には、いま勉強していることを伝えるのがおすすめです。
- コミュニケーションの勉強をしている
- 電気施工管理について本で勉強している
すでに勉強などを始めていると、やる気と向上心が伝わりやすいです。
将来は資格を取得すると伝える
「実務経験を積んで資格を取得する」と伝えてください。
企業は資格保持者がほしいから。
特に電気工事施工管理技士を取得すると、受注できる工事が増えるので会社側は喜びます。
例)
8年後に2級電気工事施工管理技士を取得。
さらに5年後には1級電気工事施工管理技士を取得して、貴社の売上に貢献します。
ちなみに、電気工事施工管理技士については以下の記事を参考にどうぞ。
3年後と将来のキャリアプランを伝える
3年後と将来のキャリアプランを伝えましょう。
理由は以下のとおり印象が良くなるから。
- 3年後:計画性がある人だと伝わる
- 将来:長期で働く気があると伝わる
具体的には以下のように伝えましょう。
3年後には、工程管理・安全管理・品質管理がある程度できるようになり、朝礼やKYミーティングができるようになります。
そして、将来的には1級電気工事施工管理技士を取得して、監理技術者になります。
できるだけ具体的に伝えましょう。
ちなみに3年後の施工管理の目標は、3年目の施工管理(現場監督)の目標の目安【やった方がいい3つのこと】を参考にしてみてください。
体力があることをエピソード付きで伝える
前述のとおり、電気施工管理は体力が必要だからです。
例えば、以下のようなイメージが良いですね。
学生時代はサッカー部に所属していました。
現在も運動は続けているので、体力には自信があります。
リーダーシップを発揮した体験談を伝える
前述のとおり、電気施工管理はリーダーシップが必要な仕事だからです。
例えば以下のようなイメージです。
現在は営業職をしていますが、チームリーダーとして全体の売上管理も行なっています。
営業不振の後輩にアドバイスして、成績を伸ばしたこともあります。
チームワークを活かした経験を伝える
くりかえしですが、電気施工管理はチームワークを活かす力が必要だからです。
具体的には以下のようなイメージです。
前職は飲食店の厨房で働いていました。
調理はチームワークが大切です。
できるだけお客様を待たせず、スピーディーに料理を提供できるようにチームワークを活かして仕事をしていました。
電気施工管理が未経験者の志望動機の例文【新卒含む】
以下は電気施工管理の未経験者さん向けの志望動機の例文です。
新卒の方を含めて、参考にしてみてください。
私が貴社を志望する理由は、経験を活かして貴社に貢献できると思ったからです。
私が施工管理に興味をもったのは、YouTubeで施工管理の動画を見たときです。
もともと建築や電気に興味をもっており、手に職をつけたかったため施工管理を選びました。
中でも電気設備は省エネ化や再生可能エネルギーなど、次々に新しい技術が生まれており将来性を感じたため志望します。
貴社は一貫して品質レベルにこだわって施工を進めていると聞きました。
品質が良くなければお客様満足は得られませんし、長く発展できないと思ったため貴社で働きたいと思いました。
そして、社員インタビューに掲載されていた◯◯さんが、私と似た境遇から電気施工管理になったと読んだので「私にもできるかもしれない」と思い貴社を志望します。
もし入社できたら現場で学んだことを毎日復習することはもちろん、電気工事施工管理技士の取得を目指して少しずつ勉強していく所存です。
3年後には工程管理・安全管理・品質管理がある程度できるようになり、朝礼やKYミーティングができるようになります。
そして、将来的には1級電気工事施工管理技士を取得して、監理技術者になります。
学生時代はサッカー部に所属していました。
現在も運動は続けているので、体力には自信があります。
また、前職は飲食店の厨房で働いていました。
調理はチームワークが大切です。
できるだけお客様を待たせず、スピーディーに料理を提供できるようにチームワークを活かして仕事をしていました。
調理チームのサブリーダーも務めていましたので、チームワークを活かしリーダーシップも発揮できるので電気施工管理でやっていけると思います。
できるだけ長く貴社で働き貢献していきます。
未経験者の志望動機のNG例
以下は未経験者さんのNGの志望動機です。
くれぐれもこのような志望動機にしないように注意してください。
私が貴社を志望する理由は、企業理念に共感したからです。
施工管理は稼げると聞いたのでやってみたいと思いました。
未経験者なのでまだ何もわかりませんが、貴社の研修でしっかり学びたいです。
電気施工管理の経験者の志望動機の書き方
結論、以下を意識して志望動機を書いてみてください。
- 経験と資格で即戦力であることをアピールする
- どう貢献できるか伝える
- 将来のビジョン伝える
- 現場での失敗談を伝える
- トラブルに対応したエピソードを伝える
1つずつ解説していきます。
経験と資格で即戦力であることをアピールする
経験と資格を武器にして、即戦力であることをアピールしてください。
特に電気工事施工管理技士があれば、採用される確率は高いです。
例えば以下のようなイメージです。
電気施工管理で10年以上の経験があり、2級電気工事施工管理技士を取得しています。
そのため、貴社の即戦力になれます。
どう貢献できるか伝える
応募する企業にどう貢献できるか伝えましょう。
こちらも電気工事施工管理技士がある場合は、全面に押し出してアピールしてください。
私は電気工事施工管理で10年以上の経験があり、2級電気工事施工管理技士も取得しています。
貴社の施工実績をホームページで拝見しました。
ちょうど私が貢献してきた現場と近いため、前職で培った◯◯の経験も活かせるため貢献できると思います。
将来のビジョン伝える
採用された場合の将来のビジョン、つまり入社後のキャリアプランを伝えましょう。
応募する企業のキャリアプランを調べて、それに合わせたキャリアプランを伝えるのがコツです。
貴社のホームページの社員インタビューを拝見しました。
掲載されていた◯◯さんのようになりたいと思っています。
私も1級電気工事施工管理技士を取得して、長く貴社に貢献していきたいです。
前述のとおり、応募する企業のホームページに掲載されている社員インタビューは、キャリアプランの参考になります。
現場での失敗談を伝える
現場での失敗談を伝えることで、経験値の高さが伝わり好印象だからです。
例えば以下のようなイメージです。
以前、現場の電気工事士さんを怒らせてしまったことがありました。
理由は、私自身が電気工事の施工方法について勉強不足だったからです。
それをキッカケに施工方法も勉強するようになりました。
今では、円滑にコミュニケーションを取れています。
失敗の後に、どうリカバーしたかも伝えましょう。
トラブルに対応したエピソードを伝える
トラブルの対応力が伝わると、採用されやすいからです。
例えば以下のようなイメージです。
以前に担当した工事で、建築工事が遅れていたため、短い工期で対応しなければいけないことがありました。
再度スケジュールを組み直し、ムダを徹底的に省いたことで、何とか間に合わせることができました。
電気施工管理の経験者の志望動機の例文
以下は電気工事施工管理の経験者さんの志望動機の例文です。
参考にしてみてください。
私が貴社を志望する理由は、経験を活かして貴社に貢献できると思ったからです。
貴社は一貫して品質レベルにこだわって施工を進めていると聞きました。
品質が良くなければお客様満足は得られませんし、長く発展できないと思ったため貴社で働きたいと思いました。
電気施工管理で10年以上の経験があり、2級電気工事施工管理技士を取得しています。
そのため、貴社の即戦力になれます。
貴社の施工実績をホームページも拝見しまして、ちょうど私が貢献してきた現場と近いため、前職で培った◯◯の経験も活かせるため貢献できると思います。
そして、貴社のホームページの社員インタビューを拝見しました。
掲載されていた◯◯さんのようになりたいと思っています。
私も1級電気工事施工管理技士を取得します。
私の武器は臨機応変に対応できることです。
以前に担当した工事で、建築工事が遅れていたため、短い工期で対応しなければいけないことがありました。
再度スケジュールを組み直し、ムダを徹底的に省いたことで、何とか間に合わせることができました。
そのため、貴社の現場でも臨機応変に対応できると思います。
できるだけ長く貴社で働き貢献していきます。
経験者の志望動機のNG例
以下は経験者さんの志望動機のNG例です。
くれぐれも以下のような志望動機は書かないようにしましょう。
私が貴社を志望する理由は、前職の会社より業務量が少ないと感じたからです。
前職の会社はサービス残業が当たり前で、体力的に限界でした。
そうした状況から抜け出したいと思ったため、貴社を志望します。
電気施工管理の面接でよく聞かれる質問
電気施工管理の面接でよく聞かれる質問は以下のとおりです。
- 残業が多い期間もありますが大丈夫ですか?
- 長期出張もありますが大丈夫ですか?
- 初対面の人とうまく話せますか?
こちらも1つずつ解説していきます。
残業が多い期間もありますが大丈夫ですか?
あなたの仕事への献身度と柔軟性を確認するための質問です。
ここでは、積極的な態度と準備が整っていることを示す回答が望ましいです。
はい、私は工事の成功とチームへの貢献のため、必要なときには残業する覚悟があります。
仕事において重要なのはただ時間を過ごすことではなく、質の高い成果を出すことだと考えています。
私は効率的な作業法を常に追求して、計画性をもって工事に取り組むことで、残業が必要な場合でも健康とパフォーマンスを維持できると思います。
ただし、長時間労働が常態化すると、作業の品質や安全性に影響が出ることも理解しています。
そのため、適切な休息やバランスも重視したいと考えています。
期間によっては残業が多くなることも理解していますが、それがプロジェクトの成功につながると確信しています。
このような回答は、あなたが仕事に対して真剣で、責任感があることが伝わります。
そして、長時間労働の影響についても理解しているというバランスの取れた印象を与えて良いでしょう。
長期出張もありますが大丈夫ですか?
この質問は、あなたが仕事の柔軟性をもち、適応力があるか確かめる質問です。
また、応募する企業の業務にフィットするか確かめたい意図もあります。
例えば、以下のように答えると良いでしょう。
長期出張にはまったく問題ありません。
私は新しい環境での経験を積むことを楽しみにしており、それが自身のスキルアップにつながり、業務をより深く理解するための機会だと考えています。
ただし、私は家庭と仕事のバランスを保つことも重視しています。
出張が予定されている場合、事前に詳細を把握して、適切な準備と調整ができるようにしたいと思っています。
この回答で、あなたが仕事にやる気があることと、働き方を真剣に考えていることが伝わり好印象です。
初対面の人とうまく話せますか?
これは未経験者さんに対してよく聞かれる質問です。
工事現場では電気工事士さんなど、初対面の人と話すシーンが多くあるからです。
ここでは、あなたのコミュニケーション能力をエピソード付きで伝えましょう。
はい、私は初対面の人ともうまくコミュニケーションを取ることができます。
私は過去に営業職をしており、毎日のように初対面の人と会っていました。
短時間でコミュニケーションをとれるスキルはもっています。
そのため、電気施工管理の現場でも初対面の人とうまく話せます。
電気施工管理の志望動機や転職活動でよくある質問
最後に、電気施工管理の志望動機や転職活動でよくある質問と答えをまとめておきます。
電気施工管理の未経験者の自己PRはどうすればいい?
自己PRのコツは以下のとおりです。
- 応募企業が求める人物像に寄せた自己PRにする
- 自己PRにはエピソードを入れる
- 電気工事施工管理技士など保有資格を伝える
- コミュニケーション能力の高さをアピールできる体験談を入れる
- マネジメント力の高さをアピールできる体験談を入れる
- トラブル発生時の対応力の高さをアピールできる体験談を入れる
- 応募企業で何をしたいのかを伝える
- 自分の強みがわからなければ人に聞く
- 自己PRは200文字以内にする
詳しくは、施工管理の自己PRの書き方【例文や志望動機のコツも解説】にまとめたので参考にしてみてください。
面接の逆質問では何を聞けばいいですか?
企業分析をしていて、わからなかったことを聞けばOKです。
ホームページを見るだけではわからないことを聞くチャンスです。
例えば以下のような質問が良いでしょう。
- 最近の現場のエリアはどの辺りが多いですか?
- 電気工事施工管理技士以外で特に取得しておいた方がいい資格はありますか?
- 御社を調べていて評価制度がわからなかったので教えていただきたいです。
真剣に企業分析したことが伝わるので印象が良いです。
また、逆質問で何も聞かないのはNGです。
真剣に企業分析すれば必ず疑問点が出てくるからです。
きちんと企業分析して、逆質問を用意しておきましょう。
電気施工管理が取るべき資格はなんですか?
電気工事施工管理技士です。
まだ取得していない人は、履歴書や面接で「電気工事施工管理技士の取得に向けて勉強中です」と書くと好印象です。
電気工事施工管理技士については、以下の記事を参考にどうぞ。
「10年後はどうなっていたいですか?」と聞かれたらなんと答える?
あなたの野心や長期的なキャリアビジョンを知るための質問です。
以下のように答えると良いでしょう。
10年後、私は1級電気施工管理技士を取得して、大規模な現場を担当して御社に貢献したいです。
また、若手の施工管理者たちのマネジメントもやりたいです。
私自身が経験と知識を積み重ねる一方で、その知識を後輩たちに伝えることが重要だと思います。
そのためにも、まずは貴社で着実に現場をこなして、経験値を上げていきます。
電気施工管理の面接ではどんな服装がいい?
もちろんスーツスタイルです。
以下がおすすめです。
- スーツ:黒、紺、グレーなど。ジャケットとズボンは同じ色で揃える
- シャツ:白色が望ましい。必ずボタンはすべて留めて、シワや汚れがないように
- ネクタイ:青や紺など中立的な色とデザインが望ましい。派手なものは避ける
- 靴と靴下:両方とも黒が望ましい。靴はきれいに磨いておく
- アクセサリー:派手ではない腕時計など
ちなみに、カバンは黒など落ち着いた色が望ましいです。
面接時にイスの横に置いて自立するものが良いでしょう。
女性の電気施工管理の志望動機はどうすればいい?
男性と一緒で大丈夫です。
この記事で解説してきたコツを参考に志望動機を作ってみましょう。
しいていえば、体力面の心配をされるかもしれません。
そのため、エピソード付きであなたの体力があることを伝えてみてください。
まとめ|さっそく電気施工管理の志望動機を書いてみよう
最後にもう一度、電気施工管理の志望動機のコツをまとめておきます。
- 結論から書く
- 伝えることに優先順位をつける
- 応募企業が求める人物像に寄せる
- エピソードを添えて書く
- 入社意欲をアピールする
- ポジティブな転職理由を考える
そして、志望動機を書く際の注意点は以下の6つです。
- 志望動機を使い回さない
- 単純すぎる志望動機にしない
- 理想ばかりを書かない
- 「学びたい」と書かない
- 「企業理念に共感した」は書かない
- 前職の悪口を書かない
さらに、電気施工管理の未経験者さんの志望動機のコツは以下のとおりです。
- 施工管理に興味を持った理由と選んだ理由
- なぜ電気施工管理なのか
- なぜ他社ではないのか
- 具体的にどう頑張るかをアピールする
- やる気と向上心をアピールする
- 将来は資格を取得すると伝える
- 3年後と将来のキャリアプランを伝える
- 体力があることをエピソード付きで伝える
- リーダーシップを発揮した体験談を伝える
- チームワークを活かした経験を伝える
そして、電気工事施工管理の経験者さんの志望動機のコツは以下のとおりです。
- 経験と資格で即戦力であることをアピールする
- どう貢献できるか伝える
- 将来のビジョン伝える
- 現場での失敗談を伝える
- トラブルに対応したエピソードを伝える
さっそくあなたの志望動機を書いてみましょう。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです!