激務って聞いたけどホントなのかな…?
あまりにきつい仕事ならやりたくないなぁ…
設備設計のきついところを知っておきたい。
あと、やりがいとか魅力と比較して就職するか決めたいな。
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 設備設計の仕事はきついのかわかる
- 設備設計のきついところがわかる
- 設備設計のやりがいや魅力がわかる
私たち「ワット・コンサルティング」は、建設業の技術者派遣の会社です。
この記事では、設備設計のきついところを解説していきます。
どんな仕事もきついところはあるものですが、設備設計ならではのきついところも知っておきましょう。
もちろんやりがいや魅力も大きい仕事なので、就職の参考にしてみてください!
目次
設備設計の仕事はきついのか【そこまで激務じゃない】
一昔前は「設備設計はきつい」といわれた時代もありましたが、今はそこまできつくありません。
なぜなら、設備設計の業界もIT化が進んでいるから。
下記のような設計ソフトも進化しているため、仕事をやりやすくなっています。
- AutoCAD
- Jw-cad
- Revit
- Rebro
- CADWe’ll Tfas
また、「BIM」など新しい設計ソフトも普及が進んでいます。
BIMにできることは下記のとおり。
- 設計変更がCADの約半分の時間でできる
- 設計ミスをソフトが教えてくれて設計ミスを防げる
- 設計者・施工業者・施主の意思共有ができるので、業務の効率化・コスト削減ができる
- クライアントに完成形を3Dで見せられるため、イメージがわきやすい、合意形成が早い
- 設計図に人を入れて動かすこともでき、動線や使い勝手を事前にシミュレーションできる
BIMについては、BIMやCIMソフトの建築や土木の設計のメリットにまとめてます。
そもそも設備設計の仕事内容を知っておこう
基本として、設備設計には下記の種類があります。
- 電気
- 空調
- 給排水
- 昇降機
- 排煙設備
- 上下水道処理設備
- 電気通信設備
- ファクトリーオートメーション(工場設備)
そして、おおまかな仕事の流れは下記のとおり。
- 顧客のヒアリング
- 企画・基本設計
- 実地設計
- 積算・見積もり
- 確認申請
- 工事監理
- 竣工検査
- 運用・保守
- 改修工事
設備設計の仕事内容は、設備設計の仕事内容を解説【有益な資格8選や平均年収も紹介します】にまとめてます。
設備設計のきついところ4選
IT化が進んでいるとはいえ、仕事がきついときもあります。
代表的なきついところは下記の4つ。
- 案件が重なるときつい
- 他部門との調整が難しい
- 納期に追われるのがつらい
- 仕事をしながら資格の勉強をするのがきつい
1つずつ解説しますね。
①案件が重なるときつい
複数の案件を同時に進めるときは、どうしても忙しくなります。
大手や人気の設計事務所だと、案件が重なることも。
ただ、ずっと忙しいわけではないので、いっときの辛抱でもあります。
どんな仕事でも繁忙期があるものですが、設備設計も同じですね。
②他部門との調整が難しい
設備設計は他部門と調整をしながら仕事を進めます。
具体的には、下記の部門と関わります。
- 意匠設計:建築物のデザインを決める設計
- 構造設計:建築物の骨組みや耐久性の設計
- 現場の技術者:現場監督や職人さん
設備はスキマのスペースを使うことも多いです。
※例えば配線など。
でも、他部門には他部門の都合があったりして、調整がうまく進まないこともあるでしょう。
コミュニケーションスキルや調整力も必要な仕事です。
③納期に追われるのがつらい
納期に追われて忙しいこともあるでしょう。
特に設備設計は、意匠設計や構造設計が終わらないと設計に入れません。
意匠設計や構造設計が遅れると、そのシワ寄せが設備設計にくることもあります。
④仕事をしながら資格の勉強をするのがきつい
設備設計でキャリアアップしたいなら、下記のような資格を取得していく必要があります。
- 建築設備士
- 設備設計一級建築士
- 建築士
- 管工事施工管理技士
- 電気工事施工管理技士
- 電気通信工事施工管理技士
- 電気主任技術者
- 技術士
中には難関資格もあるため、仕事と勉強の両立はなかなか大変なことも。
ただ、仕事しながら勉強するのはどの仕事でも一緒なので、設備設計に限った話ではありません。
ちなみに設備設計の資格については、設備設計の資格8選にまとめてます。
設備設計のやりがいや魅力4選
結論、下記の4つです。
- 人数が少ないので重宝される
- 最新技術と親和性が高くて将来性がある
- 経験を積んで資格を取得すると年収アップできる
- 人脈が広がれば独立も可能
1つずつ解説するので、就職の参考にしてみてください。
①人数が少ないので重宝される
設計には下記の3つがあります。
- 意匠設計:建築物のデザインを決める設計
- 構造設計:建築物の骨組みや耐久性の設計
- 設備設計:電気や配管など建築物の設備の設計
正直、一番人気は意匠設計です。
意匠設計は有名な建築家も多く、カッコいいイメージがあるため人気。
その分、設備設計は人数が少ないので、業界内では重宝されます。
経験を積めば転職もしやすく、仕事に困ることは少ないでしょう。
②最新技術と親和性が高くて将来性がある
意匠設計や構造設計より、設備設計は最新技術との親和性が高いため、将来性があるといえるでしょう。
具体的には、下記のような最新技術と関わりがあります。
- LED
- AIが搭載された設備
- ZEH(ゼロエネルギーハウス)
- ZEB(ネットゼロエネルギービル)
- 5G・6Gなど高速インターネット回線
こうした設備を扱うため、設備設計は時代の波にのれる仕事です。
「将来性がある仕事に就きたい!」という人におすすめです。
③経験を積んで資格を取得すると年収アップできる
設備設計の経験を積んで、資格を取得すれば年収が上がります。
資格手当をもらえたり、昇給しやすくなるでしょう。
また、経験と資格がある人は転職市場で人気があり、転職を機に年収アップする人も多いです。
建築設備士や設備設計一級建築士などを取得して経験を積めば、大手に転職できる可能性もあります。
建設業界は大手ほど年収が高い傾向。
なので、稼ぎたい人にも設備設計はおすすめです。
設備設計の年収は、設備設計の年収【たくさん稼ぐ人もいる】も参考にどうぞ。
④人脈が広がれば独立も可能
経験を積んで、資格を取得して、人脈が広がっていけば独立することも可能。
仕事が入ってくる人脈があれば、会社員でなくても稼げます。
独立志向があり、自由度の高い人生を歩みたい人は設備設計を検討してみましょう。
まとめ【設備設計はきついところもあるけど、やりがいと魅力が大きい】
最後にもう一度、設備設計のきついところ4選をまとめておきます。
- 案件が重なるときつい
- 他部門との調整が難しい
- 納期に追われるのがつらい
- 仕事をしながら資格の勉強をするのがきつい
ただ、やりがいや魅力も大きい仕事ですよ。
やりがい・魅力は下記の4つです。
- 人数が少ないので重宝される
- 最新技術と親和性が高くて将来性がある
- 経験を積んで資格を取得すると年収アップできる
- 人脈が広がれば独立も可能
どうしようかな…
と迷う人は、設備設計に向いている人の特徴を参考にどうぞ。
あなたが設備設計に向いているか、判断材料になると思います。
また、設備設計の仕事内容や年収、必要な資格は、設備設計の仕事内容を解説【有益な資格8選や平均年収も紹介します】にまとめています。
あなたの就職の参考になればうれしいです!