電気工事士は休みがないのか?【きちんと休めるホワイト企業もある】

電気工事士
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「電気工事士は休みない」って本当なの?

転職を考えてるけど、休みが少ないなら迷うな…

週休2日じゃないの?

こういった疑問や不安に応える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • 電気工事士は休みがないのかわかる
  • なぜ休みが少ない会社があるのかわかる
  • きちんと休めるホワイト企業もあるとわかる
  • 電気工事士に転職するメリットがわかる

私たち「ワット・コンサルティング」は、建設業の技術者派遣の会社です。

この記事では、電気工事士の休みについて解説します。

結論、休みが少ない会社もあるし、休みが多い会社もあります。

つまり、休みは転職する会社に左右される感じですね。

なので、転職するときは転職先候補の会社をよーく調べましょう。

きちんと休める会社を選ぶコツもわかるので、電気工事士に転職を考えてる人は最後まで読んでみてください!

電気工事士は休みがないのか?【割合を解説】

電球

大手転職サイト「リクナビNEXT」と「マイナビ転職」で調べた結果、電気工事士の休みは下記のとおりです。

  • 土日祝休み:約22%
  • 完全週休2日制:約18%
  • 年間休日120日以上:約55%

結論、土日×完全週休2日の会社は少ないですが、年間休日120日以上の会社は半分以上あります。

土日にきっちり休むのは難しいかもしれませんが、休みが多い会社を選べば休日数は確保できるイメージですね。

決して「休みがない」というわけではありません。

そもそも電気工事士はどんな仕事?

基本情報として、電気工事士の仕事内容を知っておきましょう。

  • 電灯設備工事:照明など
  • 幹線設備工事:構内の配線設備
  • 放送設備工事:館内の放送設備など
  • コンセントの設置工事:室内のコンセントなど
  • 通信設備工事:電話やインターネット回線など
  • 防災設備工事:火災報知器、排煙設備、非常灯など
  • 動力設備工事:エレベーター、エアコン、ポンプなど
  • 避雷針の工事:ビルやマンションに設置する避雷針の工事など
  • 鉄道電気工事:線路や駅構内の電気工事など

これらすべてを行うわけではなく、転職する会社によって得意分野が違う感じです。

なぜ休みが少ない会社があるのか【事情あり】

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なんで休みが少ない会社があるの?

休みが少ない会社には、主に4つの理由があります。

  1. 受注が多い
  2. 人数が少ない
  3. 日給制の会社
  4. 一般家庭のエアコン取り付け工事が多い

1つずつ解説します。

【理由1】受注が多い

営業がうまくいっており、受注が多すぎる会社はどうしても休みが少なくなります。

下記のような会社は受注が多いことも。

  • 社長の人脈が広い
  • 地域で競合が少ない

売上に対して従業員数が少ない会社は、休みが少ない可能性があります。

【理由2】人数が少ない

シンプルに人手不足だと、休みが少なくなります。

転職先を選ぶときは、ホームページで従業員数を確認すると良いでしょう。

【理由3】日給制の会社

日給制の会社だと、休みが少ないことがあります。

なぜなら、休むと収入がへってしまうから。

こちらもホームページなどで、日給制or月給制を確認しましょう。

※月給制だと休みが増えても給料は変わりません。

【理由4】一般家庭のエアコン取り付け工事が多い

一般家庭のエアコン取り付けは土日が多いため、休みが少なくなりがちです。

特に夏は休みが少ないですね。

ただ、1年中ずっと休みが少ないわけではありません。

土木や建築が遅れると電気工事の休みが減ることも

ちなみに、新築工事で土木や建築部門が遅れると、そのシワ寄せが電気工事にきて休みが少ないことがあります。

土木と建築とは下記のとおり。

  • 土木:地面の工事(地盤調査、杭打ちなど)
  • 建築:建物の工事(骨組みや壁・屋根を造る)

そもそも、建物ができていなければ電気工事はできません。

土木と建築の工事が遅れると、電気工事の工期が短くなり、休みが減ります。

電気工事士はきちんと休めるホワイト企業もある【特徴を解説】

工具

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きちんと休める電気工事の会社もあるの?

結論、下記に該当する会社は、きちんと休める可能性があります。

※もちろん例外はありますが。

  • 公共工事が多い
  • 週休2日を導入している
  • 大手から仕事を請けている
  • 鉄道電気工事がメイン
  • マンションの電気工事が多い
  • ビル・商業施設向けの電気工事がメイン

1つずつ解説します。

公共工事が多い

公共工事を多く請けている会社は、休みが多い傾向です。

なぜなら、行政の休日に合わせるから。

行政は土日休みが多いため、電気工事も土日に休めるイメージです。

ホームページに公共工事のことが書かれていれば、休みが多いかも。

週休2日を導入している

会社として週休2日を掲げている場合も、きちんと休める可能性があります。

特にホームページなどで「週休2日」を謳っている場合、ウソをつくと従業員の士気も下がりますからね。

忙しいながらも、みんなで協力して週休2日にしているところが多いです。

繁忙期は仕方なく週休1日になったとしても、繁忙期が終われば多めに休んで、平均して週休2日にしている会社もあります。

ちなみに、電気工事を含む建設業界は週休2日を目指しており、今後は週休2日の会社が増えるでしょう。

この辺は、建設業界の週休2日制は2024年から実施予定【でも問題は多い】を参考にどうぞ。

大手から仕事を請けている

大手から仕事を請けている会社も、きちんと休める可能性があります。

週休2日を導入している大手企業が多いため、それに合わせて休めるイメージですね。

ホームページの「取引先企業」を見て、大手から仕事を請けているか調べてみましょう。

鉄道電気工事がメイン

鉄道電気工事の会社は、休みが固定されているケースが多いです。

そもそも鉄道電気工事は夜間に行うことが多いため、スケジュールを組みやすいです。

そのため、休日を確保しやすいイメージですね。

また、鉄道会社は大手が多いため、休日もきちんと確保されています。

※大手鉄道会社が下請け電気工事会社に過重労働をさせたとなれば、問題になりますからね。

鉄道電気工事については、鉄道電気工事のきついところ5選【ただし、年収など魅力も多いです】を参考にどうぞ。

マンションの電気工事が多い

マンションの電気工事は、平日に行うことが多いからです。

土日に電気を停める工事は難しいので、土日に休む会社もあります。

ビル・商業施設向けの電気工事がメイン

ビルや商業施設の電気工事は夜間に行うことが多いため、スケジュールを組みやすいです。

そのため、休みを確保しやすい感じ。

土日に休めるかは会社次第ですが、休みが固定されている会社もありますよ。

電気工事士に転職する4つのメリット

電球

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きちんと休める会社があるなら、電気工事士を目指してみようかな。

電気工事士に転職するメリットも知っておきたい。

結論、電気工事士に転職するメリットは下記の4つです。

  1. 食いっぱぐれがない
  2. 人の役に立てる仕事
  3. スキルアップを実感できる
  4. スキルアップすると年収が上がる

こちらも1つずつ解説しますね。

【メリット①】食いっぱぐれがない

そもそも電気工事は「電気工事士」の資格がある人しかできません。

いわゆる「独占業務資格」です。

電気がなくなることは考えにくいため、今後も安定して仕事はあるでしょう。

終身雇用も崩壊したため、食いっぱぐれないスキルを身につけたい人は電気工事士がおすすめです。

【メリット②】人の役に立てる仕事

電気工事士は人の役に立てる仕事です。

例えば、災害が発生したときは、電気などのインフラを早急に復活させる必要があります。

こうした非常時に、人の役に立てる素晴らしい仕事といえるでしょう。

この辺は、電気工事士が底辺職じゃない3つの理由【社会貢献度が高い仕事です】も参考にどうぞ。

【メリット③】スキルアップを実感できる

電気工事士は技術職なので、スキルアップを実感できてやりがいがあります。

  • 先輩にほめられた
  • 前はできなかった工事ができるようになった
  • できる工事の種類がどんどん増えていく

成長を感じながら仕事をしたい人は、電気工事士がおすすめです。

この辺は、電気工事士のかっこいいところ3選【それ以外でかっこいい仕事も紹介】も参考にどうぞ。

【メリット④】スキルアップすると年収が上がる

技術職なので、スキルアップするほど年収も上がります。

できる工事が増えたり、上位資格を取得すると、下記のように年収アップするイメージです。

  • 昇給する
  • 資格手当がつく
  • 大手に転職して給料が上がる

電気工事業界は大手ほど年収が高い傾向なので、稼ぎたい人はスキルと資格を身につけて大手に転職を目指してみましょう。

年収については、電気工事士の平均年収【さらに給料を上げる4つの方法】に詳しくまとめてます。

まとめ【休みが多い電気工事士の会社もある。転職先をよく調べよう】

電気工事士

結論、きちんと休める電気工事士の会社もあるので、休日数を重視する人は転職先をよく調べてから応募しましょう。

一般的に、休みが多い会社は下記の特徴があります。

※もちろん例外もあります。

  • 公共工事が多い
  • 週休2日を導入している
  • 大手から仕事を請けている
  • 鉄道電気工事がメイン
  • マンションの電気工事が多い
  • ビル・商業施設向けの電気工事がメイン

また、電気工事士に転職するなら、先に電気工事士の資格を取得するのがおすすめです。

転職が有利になるし、電気工事士の基礎も学べます。

電気工事士を取得するコツは、電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツにまとめたので勉強の参考にしてみてください。

あなたの転職の参考になればうれしいです!

SAN-SUKE

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