試験は難しいのかな?
どうやって勉強すればいいんだろう?
あと、他にも取得しといた方がいい資格ってある?
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 自動ドア施工技能士がどんな資格がわかる
- 自動ドア施工技能士の試験内容がわかる
- 自動ドア施工技能士の勉強方法がわかる
- 併せて取得した方がいい資格がわかる
自動ドア施工技能士は、自動ドア施工のスキルや知識を証明する国家資格です。
資格がなくても自動ドア施工はできますが、顧客の信頼を得るためにも自動ドア施工技能士はあった方がいいでしょう。
自動ドアは故障することもあり、最悪の場合は人をケガさせてしまいます。
なので、自動ドア施工技能士のようにきちんとしたスキル・知識をもった専門家が必要です。
この記事では、自動ドア施工技能士の試験内容や勉強方法を解説します。
また、併せて取得しておきたい資格もまとめたので、キャリアアップの参考にしてみてください。
目次
【そもそも】自動ドア施工技能士とは
自動ドア施工技能士とは、自動ドア施工のスキルや知識を証明する国家資格です。
※全国自動ドア協会が主宰しています。
具体的には、下記のような業務を行います。
- 自動ドアの施工
- 保守・点検
自動ドアは電子機器を含む精密機器であるため、正しい施工能力がないと人身事故につながる恐れがあります。
安全に自動ドアを使うためにも、自動ドア施工技能士が必要です。
※ただし、保守・点検には「自動ドア保守・メンテナンス管理者」という別資格もあるので検討しましょう。NPO法人自動ドア産業振興会が主催。
自動ドア施工技能士を取得するメリット
転職が有利になるのが、大きなメリットです。
冒頭でもお伝えしたとおり、自動ドア施工は資格がなくてもできますが、自動ドア施工技能士を求める求人が多いです。
自動ドア施工技能士がある人とない人で比較されたら、やはり資格がある人の方が有利でしょう。
今後のキャリアアップのためにも、自動ドア施工技能士は取得しておいて損はありません。
自動ドア施工技能士の試験情報
資格には1級と2級があり、それぞれ学科試験と実技試験があります。
学科試験は◯×問題と4択のマークシート問題。
実技試験は自動ドアの取り外し→分解→組み立てを行ったり、切断・穴あけ・回路作成などの作業を実施します。
完成度だけでなく、作業スピードも見られます。
普段から実務をしている人であればやりやすいと思いますが、不慣れな人は特に練習しておきましょう。
※詳しくは、全国自動ドア協会や中央職業能力開発協会のホームページも参考にしてみてください。
また、自動ドア施工技能士の受験資格の詳細は、厚生労働省のサイトを参考にどうぞ。
自動ドア施工技能士の難易度【合格率70%くらい】
正確な合格率は公表されていませんが、おおよその合格率は70%くらいと言われています。
資格試験の合格率としては高い方なので、きちんと勉強すれば合格できる試験です。
ただし、前述のとおり普段から業務に慣れている人でないと、実技試験に苦戦するでしょう。
自動ドア施工技能士の勉強方法【過去問メインでOK】
結論、過去問をメインで勉強しましょう。
過去問と似た問題が出題されることが多いので。
中央職業能力開発協会のサイトに過去問と解答が掲載されているので、勉強に使ってみてください。
残念ながら市販のテキストは販売されていないので、サイトに掲載されている過去問を使って勉強しましょう。
自動ドア施工技能士と併せて取得した方がいい資格3選
結論、下記の3つがおすすめです。
- 電気工事士
- 建築施工管理技士
- 建築設備士
1つずつ解説するので、キャリアアップの参考にしてみてください。
①電気工事士
すでにもっているかもしれませんが、電気工事士は取得しておくと良いでしょう。
自動ドア施工には、電気工事が関わることがあるから。
電気工事は電気工事士しか許されていないため、取得しておくと仕事の範囲が広がります。
転職も有利になるので、将来のためにも取得しておいて損はないかと。
2種であればそこまで難しくないので、興味があれば挑戦してみてください。
詳しくは、電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツを参考にどうぞ。
②建築施工管理技士
おすすめの理由は、自動ドアに限らず、建築工事全体の施工管理ができるからです。
施工管理技士は不足しているため、資格を取得すると年収アップや転職に有利になります。
施工管理技士は下記のようなメリットもあるため、企業側は施工管理技士を採用したがっています。
- 1級建築施工管理技士:監理技術者になれる
- 2級建築施工管理技士:主任技術者になれる
- 施工管理技士がいると公共工事を受注しやすい
キャリアアップに有益な資格なので、興味があれば目指してみてください。
詳しくは下記の2記事にまとめています。
③建築設備士
おすすめの理由は、建築設備系の上位資格だからです。
建築設備士は、建築士に対して建築設備の設計や工事監理のアドバイスを行います。
年収アップしやすいことはもちろん、転職も有利になります。
また、建築設備士を取得すると建築士の受験資格も得られるためキャリアアップに有益です。
- 建築設備士取得:二級建築士・木造建築士の受験資格を得られる
- 建築設備士として4年以上の実務経験:一級建築士の受験資格を得られる
詳しくは、建築設備士の受験資格や試験の難易度!独学でも合格できるのか?にまとめたので、興味あればどうぞ。
まとめ【自動ドア施工技能士は過去問メインで勉強しよう】
この記事をまとめます。
- 自動ドア施工技能士は、自動ドア施工のスキルや知識を証明する国家資格
- 給料アップや転職に有利な資格なので取得した方がいい
- 学科試験と実技試験があり、実技は普段から業務に慣れてる人が有利
- 中央職業能力開発協会のサイトに過去問と解答が掲載されているので勉強に有益
ということで、さっそく勉強を始めてみてください。
当然ですが、1日でも早く勉強を始める方が合格率が上がります。
また、自動ドア施工技能士と併せて取得したい資格は下記の3つです。
- 電気工事士
- 建築施工管理技士
- 建築設備士
3つの資格の詳細や取得方法は、下記の4記事を参考にどうぞ。
あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです!