手に職をつけたくて電気工事士を考えてるけど、肝心の仕事内容がキツすぎるならやめておこうかな…
資格を取る前に、電気工事士のきついところを知りたいな。
あと、僕は電気工事士としてやっていけるのかな…?
こういった不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 電気工事士のきつい部分がわかる
- 仕事が辛いときの対処法がわかる
- 電気工事士でやっていける人の特徴がわかる
- 電気工事士になるメリットがわかる
電気工事士のきついところを解説します。
デメリットを知った上で、資格取得を検討しましょう。
くれぐれも言っておきますが、電気工事士は素晴らしい仕事です。
電気工事士に向いてる人の特徴も解説するので、あなたがやっていけそうかチェックしてみてください!
目次
電気工事士はやめとけと言われる3つの理由
「電気工事士はやめとけ」と言われるのは、下記の3つの理由からです。
- 肉体労働がきつい
- 人間関係が辛い
- けっこう忙しい
1つずつ解説しますね。
①肉体労働がきつい
肉体的にはきつい仕事です。
屋外作業も多いですからね。
具体的にきつい理由は、下記のとおりです。
- 重いものを運ぶ
- 高所での作業
- 立ちっぱなし
- 暑い・寒い
- ケガする危険あり
修行時代は特に体力を使う
電気工事士は職人の世界なので、最初は修行です。
先輩のサポートに走り回るので、けっこう体力は使いますね。
例えば、先輩から言われた道具をとりにいくにも、道具の名前がわからないと何度も取りにいくことに。
そうやって仕事を覚えていくわけですが、最初は体力的にきついです。
修行期間中は立場も弱いので、暑いor寒い屋外で長時間立ちっぱなしということもあります。
②人間関係が辛い
電気工事士は、人間関係も辛いところ。
前述のとおり、電気工事士は修行の世界だからです。
具体的には下記のとおり。
- 教えてもらえず、間違えると怒られる
- 「仕事は見て覚えろ」という世界
- 覚えることが多く、最初は怒られてばかり
- 他の業者に邪険にされる
現場で他の業者に邪険にされることあり
電気工事は建築現場のスキマを縫って行うイメージのため、他の職人さんなどから邪険にされることがあります。
※もちろん一部の人だけですが。
工事の予定上、1日で終わらせないといけないものも多く、運が悪いと他の業者さんに急かされることもあります。
なぜか肩身のせまい思いをすることがあるので、少々理不尽に感じるかもしれません。
③けっこう忙しい
電気工事士の仕事は、けっこう忙しいです。
最低人数で現場を回すから。
会社によっては工事に波があるため、社員は数名という会社も多いですね。
そのため、忙しいときは大変です。
仕事を断ると次から頼まれなくなるため、無理にでも請けてしまう会社もあります。
結果的に、下記のような状態になり、けっこう忙しいことも。
- 急に仕事が入る
- 残業が多い
- 休みが少ない
工事の予定上、1日で終わらせないといけない工事もあって忙しいですね。
資格がないと就職できないので人手不足
そもそも電気工事は、「電気工事士」の資格がないとできません。
なので、誰でも採用していいわけではないんです。
結果的に、慢性的な人手不足になっている会社もあります。
電気工事士の仕事がきついときの3つの対処法
もし電気工事士の仕事がきついなら、下記の3つの対処法があります。
- 早くスキルを身につける
- 他の会社に転職する
- 電気工事士を辞める
就職した後のイメージとして、参考になればうれしいです。
1つずつ解説しますね。
①早くスキルを身につける
なんだかんだで、これが一番です。
スキルを身につければ怒られなくなるから。
仕事も早く終わるようになるので、辛さは減っていきます。
修行の世界なので最初は辛いですが、「辛いのは最初だけ」と思っておくと何とか乗り切れるかと。
②他の会社に転職する
電気工事士として、他の会社に転職する方法もあります。
会社によって、職場環境はけっこう違うので。
ブラックっぽい会社が辛いなら、転職で問題解決する人も多いですよ。
そもそも電気工事士の資格があれば転職は有利なので、どうしても辛いなら転職しましょう。
③電気工事士を辞める
どうしても辛すぎるなら、電気工事士自体を辞めるのも手です。
資格があるので、また戻ってこれるから。
例えば、下記のようなキャリア形成も可能です。
- まずは電気工事士の資格を取得
- 電気工事士の修行をしてスキルを磨く
- 他の仕事がしたくなったら転職
- また電気工事をやりたくなったら戻る
資格=つぶしがきくので、資格があることを生かしましょう。
電気工事士に向いてる人の5つの特徴
で、僕は電気工事士に向いてるのかな?
電気工事士に向いてる人の特徴は、下記の5つです。
3つ以上あてはまるなら、電気工事士に挑戦しても良いかと。
- 修行の覚悟がある人
- 打たれ強い人
- 継続的に勉強できる人
- 体力がある人
- 電気工事が好きな人
いくつ当てはまりましたか?
1つずつ解説しますね。
①修行の覚悟がある人
前述のとおり、職人の修行の世界なので覚悟は必要です。
中途半端な気持ちだと挫折するので、要注意です。
辛い修行よりも「絶対に一人前の電気工事士になる!」という強い気持ちが勝たないと、正直きついでしょう。
②打たれ強い人
先輩に怒られることが多いから。
怒られる=まだ教える気がある状態であり、無視されるようになったら終わりです。
「怒られるうちが華」と理解して、コツコツと修行できる人が生き残れます。
③継続的に勉強できる人
覚えることが多い仕事だからです。
決して簡単な仕事ではないので、継続的な勉強が必要。
新しい技術も出てくるので、「ここまでやればもう勉強しなくていい」というラインはありません。
探究心がない人には厳しい仕事かと。
④体力がある人
前述のとおり、けっこう肉体労働だからです。
どんなにやる気があっても、体力がなければ続けられません。
⑤電気工事が好きな人
これはもう基本ですね。
「好きこそものの上手なれ」と言いますが、やっぱり好きじゃないと続かないですよ。
電気工事士の資格があれば確かに潰しはききますが、それ以前に仕事が嫌いだと無理でしょう。
電気工事士になる3つのメリット【やめとけと言われる割にメリット多し】
最後に、電気工事士になるメリットを確認しておきたいな。
電気工事士になるメリットは、下記の3つです。
- つぶしがきく
- スキルが身につけば稼げる
- 独立できる
1つずつ見ていきましょう。
①つぶしがきく
最大のメリットは、つぶしがきくことです。
電気工事は電気工事士しかできないため、独占業務の資格です。
電気がなくなることは考えにくいため、将来性も抜群ですよ。
資格は5年に一度の更新で維持できるので、更新しておくと将来も安心です。
②スキルが身につけば稼げる
スキルアップするほど稼げます。
技術職ですからね。
会社によっては、年収700万円以上の電気工事士もいますよ。
腕一本で稼げるので、手に職をつけたい人はどうぞ。
③独立できる
十分にスキルが身につけば、独立も可能です。
技術職なので、会社に縛られる必要がないので。
修行期間中に人脈を作っておきましょう。
独立したときに、仕事を回してくれる人が出てきます。
修行期間中にマジメに仕事をして、あいさつと返事を元気よくして可愛がられるのがコツです。
いつか社長になってみたい人にも、電気工事士はおすすめです。
まとめ【電気工事士はやめとけと言われるけど、メリットも多い】
最後にもう一度、電気工事士をやめとけと言われる3つの理由をまとめておきます。
- 肉体労働がきつい
- 人間関係が辛い
- けっこう忙しい
そして、どうしても電気工事士が辛くなったときの対処法は、下記の3つ。
- 早くスキルを身につける
- 他の会社に転職する
- 電気工事士を辞める
電気工事士に向いてる人の特徴は、下記の5つです。
- 修行の覚悟がある人
- 打たれ強い人
- 継続的に勉強できる人
- 体力がある人
- 電気工事が好きな人
3つ以上あてはまるなら、電気工事士に挑戦しても良いかなと。
最後に、電気工事士になるメリットは下記の3つです。
- つぶしがきく
- スキルが身につけば稼げる
- 独立できる
結論、やめとけと言われる割にメリットも多いので、本気なら挑戦してみましょう。
ちなみに、電気工事士の資格試験については、電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツにまとめています。
まだ資格を取得してない人は、勉強の参考にしてみてください。
あなたのキャリアの参考になればうれしいです!