設備設計一級建築士の難易度を合格率や受験資格から分析してみた

設備設計一級建築士の難易度を合格率や受験資格から分析してみた
考える男性
考える男性
設備設計一級建築士の難易度を知りたいな。

取得したいけど、けっこう難しいのかな?

勉強方法とかも知りたい。

こういった疑問に答える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • 設備設計一級建築士試験の難易度がわかる
  • 合格するための勉強方法がわかる
  • 設備設計一級建築士の人数や年収がわかる

私たち「ワット・コンサルティング」は、設計の技術者派遣なども行う会社です。

設備設計一級建築士とは、3階以上で床面積5000㎡超の建築物の設備設計や適合性の確認を行う資格です。

耐震偽装問題などから平成20年に設立された資格ですが、需要は多く、将来性のある資格です。

設備設計一級建築士の難易度や勉強方法、年収などをまとめたので、参考にしてみてください。

設備設計一級建築士の難易度を合格率や受験資格から分析してみた

設備設計一級建築士の難易度を合格率や受験資格から分析してみた

設備設計一級建築士の難易度を、下記の面から分析してみました。

  • 合格率
  • 受験資格

試験合格の参考にしてください。

設備設計一級建築士試験の合格率からみる難易度

近年の設備設計一級建築士のおおよそ合格率は40%前後です。

結論、一発で設備設計一級建築士に合格するのは少しハードル高めです。

ちなみに、建築設備士も受験資格がありますが、合格率は高め。

理由は、建築設備士は設計製図試験が免除されるからです。

設備設計一級建築士の受験資格からみる難易度【講習が必要】

設備設計一級建築士の受験資格は下記のとおり。

  1. 一級建築士として5年以上の設備設計の業務経験がある
  2. 工事監理や建築設備の建築設備の審査などの実務経験

結論、受験資格はけっこうハードル高めです。

簡単にいうと「一級建築士としてキャリアを積んだ人」向けの資格ですね。

また、試験前に3日間の講習を受けないといけません。

設備設計一級建築士の勉強方法【過去問なし】

設備設計一級建築士の勉強方法【過去問なし】

設備設計一級建築士の勉強方法は「講習をしっかり聞いて、試験日まで勉強」しかありません。

なぜなら、過去問集とかテキストがないから。

受験者数も少ないので、出版社も儲からないでしょうから本は出てないんです。

なので、マジメに講習を聞いて勉強しましょう。

講習から試験本番までは1ヶ月くらいあるので、追い込むのがポイントです。

日建学院に設備設計一級建築士の講座あり

一応、日建学院に設備設計一級建築士の講座があるようです。

費用はかかりますが、どうしても必要なら受講してみても良いでしょう。

設備設計一級建築士でよくある質問

設備設計一級建築士でよくある質問

設備設計一級建築士で、よくある質問をまとめてみました。

資格取得の参考にどうぞ。

設備設計一級建築士の人数【超貴重】

約5000人です。

一級建築士が36万人ですから、いかに設備設計一級建築士が貴重な存在かわかりますね。

一級建築士の中でも差別化が図れるので、ぜひとも取得しておきましょう。

設備設計一級建築士の年収

年収は700〜1000万円くらいが相場かと。

資格を取得すると下記のようなメリットがあり、年収アップしやすいです。

  • 資格手当で稼げる
  • 転職時に年収交渉しやすい

建築設備士と設備設計一級建築士の違い

2つの差は、けっこう明確です。

設備設計一級建築士 建築設備士
3階以上で床面積5000㎡超の建築物の設備設計・適合性の確認が可能 建築士に建築設備の設計や工事監理のアドバイスをする資格

つまり、建築設備士は建築士の補佐的な役割です。

建築士がみんな設備に詳しいわけではないので、アドバイザーが必要というわけですね。

ちなみに、建築設備士については、建築設備士の試験の難易度!独学でも合格できるのか?にまとめています。

設備設計一級建築士の求人

正直、けっこう求人はあります。

前述のとおり、設備設計一級建築士は貴重だから。

まさしく「手に職」の資格ですね。

終身雇用も崩壊したことですし、将来の安定を考えれば、取得しておいて損はないと思います。

まとめ【設備設計一級建築士は難易度高めです】

まとめ【設備設計一級建築士は難易度高めです】

この記事をまとめます。

  • 法適合確認と設計製図試験を同年に合格するのは、少々ハードル高め
  • 試験を受けるには3日間の講習を受けないといけない
  • 過去問集やテキストがないので、講習でしっかり勉強するのが一番
  • 設備設計一級建築士は、たった6000人しかいないので貴重です

あなたの資格取得の参考になればうれしいです。

ちなみに、一級建築士試験については、一級建築士試験の合格率や受験資格からみる難易度にまとめてます。

資格を取得して、キャリアアップを目指しましょう。

SAN-SUKEバナー

関連記事

  1. 高圧・特別高圧電気取扱者にできること【特別教育の講習を受けよう】

    高圧・特別高圧電気取扱者にできること【特別教育の講習を受けよう】

  2. 空調点検

    空調設備の資格や難易度

  3. 蓄電池設備整備資格者の講習内容【修了考査の合格率や難易度も解説】

    蓄電池設備整備資格者の講習内容【修了考査の合格率や難易度も解説】

  4. 1級・2級管工事施工管理技士は何ができるのか?資格を取得する方法

    1級・2級管工事施工管理技士は何ができるのか?資格を取得する方法も解説

  5. 浄化槽設備士試験の難易度【合格率は30%くらい。過去問中心で勉強】

    浄化槽設備士試験の難易度【合格率は30%くらい。過去問中心で勉強】

  6. 登録防水基幹技能者を取得するメリット【試験勉強のコツも解説します】

    登録防水基幹技能者を取得するメリット【試験勉強のコツも解説します】

施工管理の優良求人を見る

定着率83.2%の施工管理求人を見る

  1. 設備施工管理が覚えること11選|必要なスキルと覚え方も紹介

    設備施工管理が覚えること11選|必要なスキルと覚え…

  2. 水道工事の施工管理ってどんな仕事なの? 転職するのに必要な資格はあるの?

    水道工事の施工管理とは|仕事内容やおすすめの資格3…

  3. 電気工事士からの転職におすすめな仕事7選|転職を成功させる5つのコツ

    電気工事士からの転職におすすめな仕事7選|転職を成…

  4. 配管工の仕事はきついから言われる7つの理由|仕事内容とやりがいを解決

    配管工の仕事はきつい言われる7つの理由|仕事内容と…

  5. 電気工事士の見習いがきついと言われる5つの理由|魅力も解説

    電気工事士の見習いがきついと言われる5つの理由|魅…

  1. 電球

    2級電気工事施工管理技士の合格率から見る難易度!勉…

  2. 検査する人

    建築設備の定期報告の対象の建物や検査内容

  3. 高層ビル

    建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)の合格率や難…

  4. 管工事

    2級管工事施工管理技士の合格率から見る難易度!勉強…

  5. 修理

    電気設備は法定点検や安全点検の義務がある!有効な…

  1. ライト

    よく使う電気設備の図面記号186選

  2. ボイラー

    ボイラー技士二級・一級・特級試験の難易度や合格率

  3. 空調点検

    空調設備の資格や難易度

  4. 電球

    電気主任技術者・電験試験の難易度や年収!三種二種…

施工管理に役立つメルマガ

建設業界×ミドル層の転職サイト

建設業界で働く人におすすめのサイト