電気設備設計に有効な資格9選【よく使う電気設備の図面記号も紹介】

電気設備設計に有効な資格9選【よく使う電気設備の図面記号も紹介】
考える男性
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電気設備設計の資格に役立つ資格を知りたいな。

仕事の勉強のためと、キャリアアップのために資格を取得したいな。

こういった疑問に答える記事です。

この記事の内容は下記のとおり。

  • 電気設備設計に有効な資格9選
  • 電気設備の図面記号186選

 

私たち「ワット・コンサルティング」は、設計や施工管理の技術者派遣の会社です。

電気設備設計に役立つ資格はいくつかあるので紹介します。

あなたに必要な資格があれば、ぜひチャレンジしてみてください。

資格があると会社から資格手当をもらえたり、転職も有利になります。

あなたのキャリアアップの参考にしてみてください!

電気設備設計に有効な資格9選

電気設備設計に有効な資格9選

結論、電気設備設計に資格は必要はありません。

でも、資格を取ることで仕事の幅が広がるので、取得してみましょう。

電気設備設計に役立つ資格は、下記の9つです。

  1. 電気工事施工管理技士
  2. 建築士
  3. 設備設計一級建築士
  4. 建築設備士
  5. 消防設備士
  6. 電気工事士
  7. 電気主任技術者(電験)
  8. 電気通信工事施工管理技士
  9. 技術士(電子電気)

 

1つずつ解説していきますね。

 

①電気工事施工管理技士

電気工事施工管理技士は、文字通り電気工事の施工管理を行う国家資格です。

施工管理技士は施工図の設計業務もあるので、取得しておきたいところです。

正直、施工管理技士はかなり不足しているので、資格を取得するとかなり有利。

資格手当を出す会社も多いですし、転職で年収が上がるケースも多いです。

2020年の東京オリンピック後も工事は多いので、今後も安定して稼げる資格ですね。

電気工事士・電気主任技術者と難易度順に並べると、下記のとおり。

電気工事士<電気工事施工管理技士<電気主任技術者

 

電気主任技術者は設計というよりは工事と保守の資格なので、設計なら電気工事施工管理技士が良いですね。

電気工事施工管理技士の資格については、下記の記事にまとめています。

 

②建築士

設計の資格といえば、やはり建築士ですね。

電気設備設計も建築士の仕事です。

施工管理技士よりも設計重視の資格なので、設計だけをやりたい人は建築士が良いですね。

一級建築士はすべての建物の設計が可能ですが、二級だと設計の制限があります。

学科試験は独学でもOKですが、製図試験は学校に行かないと厳しいですね。

ちなみに、一級建築士と二級建築士の詳細は、下記の2記事にまとめています。

 

③設備設計一級建築士

設備設計一級建築士は、文字どおり「設備設計の一級建築士」のことです。

平成18年の改正建築士法で誕生した資格です。

下記の建築物の設備設計は、設備設計一級建築士でないと設計ができません。

  • 3階以上
  • 床面積5000㎡以上

 

受験資格は厳しく、一級建築士で5年以上の設備設計の実務経験が必要です。

資格を取得するには、下記を完了させなければいけません。

  • 3日間の講義を受ける
  • その後、修了考査に合格する

 

設備設計の最高峰資格といえるので、いつかは取得したい資格ですね。

設備設計一級建築士の詳細は、設備設計一級建築士の難易度を合格率や受験資格から分析してみたを参考にどうぞ。

 

④建築設備士

建築設備士は、建築士に設備や工事監理をアドバイスする資格です。

建築設備士を取得すれば、二級建築士と木造建築士の受験資格を得られます。

また、建築設備士として4年以上の実務経験があれば、一級建築士の受験資格も得られます。

建築士になれば設計メインになれるので、建築士を目指す途中の資格として建築設備士を取得するのもアリ。

建築設備士については、建築設備士の試験の難易度!独学でも合格できるのか?にまとめています。

 

⑤消防設備士

電気設備設計とは一見関係なさそうですが、消防設備士も有効です。

消防設備も電気設備だから。

消防設備は配線なども必要なので、電気設備設計のスキルが必要です。

就職・転職にも有利になりますよ。

消防設備士には、甲種と乙種があります。

  • 甲種:点検・整備・工事が可能
  • 乙種:点検・整備が可能

 

つまり、甲種の方がレベルは上です。

消防設備士の資格については、消防設備士の合格率や試験内容からみる難易度【勉強のコツも解説】にまとめています。

 

⑥電気工事士

電気工事士は電気の工事ができる資格で、電気系資格で最初に取得する人が多いです。

第一種と第二種があり、第二種に受験資格はないので誰でも受けられます。

設計とは関係ありませんが、設計業務がある電気工事施工管理技士の受験資格も得られるので取得が望ましいです。

第二種電気工事士で1年以上の実務経験があれば、2級電気工事施工管理技士を受験できます。

第一種電気工事士があれば、実務経験問わず1級電気工事施工管理技士を受験できます。

電気工事士をゴールにせず、電気工事施工管理技士を目指すための途中の資格としてとらえましょう。

電気工事士については、電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツにまとめています。

 

⑦電気主任技術者(電験)

電気主任技術者(電験)は、電気工事と保守の資格です。

設計とは関係ありませんが、設計業務がある電気工事施工管理技士の受験資格を得ることができます。

第一種・第二種・第三種があります。

ただし、試験の難易度が電気工事施工管理技士より高いので、電気工事施工管理技士を取得するなら電気工事士経由の方がおすすめです。

電気主任技術者の資格については、電気主任技術者・電験試験の難易度や年収!三種二種一種のコツにまとめています。

 

⑧電気通信工事施工管理技士

電気通信工事施工管理技士は、令和元年にできた新しい資格です。

ネット通信が普及してきたことで、電気通信工事の施工管理技士を独立させたイメージ。

2020年から5Gもスタートしたので、今後ますます需要が伸びる資格でしょう。

電気通信工事も電気設備の一部です。

設計業務も行えるので、取得したい資格の1つですね。

電気通信工事施工管理技士については、下記の2記事にまとめています。

 

⑨技術士(電子電気)

技術士(電子電気)は、電気設備のコンサルタントができる資格です。

電気設備の超専門家のような立ち位置なので、ちょっと憧れますよね。

ただ、直接設計をするのではなく、設計の監理をする資格です。

自分で設計業務をやりたい人にはちょっと違いますね。

試験の難易度は高めです。

独占業務でもないので、目的を明らかにして受験しましょう。

 

電気設備の図面記号186選

電気設備の図面記号186選

電気設備の設計に必要不可欠な、図面記号も知っておきましょう。

電気設備でよく使う図面記号は186個。

186のよく使う図面記号を、よく使う電気設備の図面記号186選にまとめているので参考にどうぞ。

また、設計業務を行うときに図面記号がわからなくなったら、見てくださいね。

冒頭の目次部分をクリックすると、知りたい図面記号に飛ぶことができます。

 

まとめ【電気設備設計に有効な資格は9つ】

まとめ【電気設備設計に有効な資格は9つ】

最後にもう一度、電気設備設計に役立つ資格をまとめておきます。

  1. 電気工事施工管理技士
  2. 建築士
  3. 設備設計一級建築士
  4. 建築設備士
  5. 消防設備士
  6. 電気工事士
  7. 電気主任技術者(電験)
  8. 電気通信工事施工管理技士
  9. 技術士(電子電気)

 

電気設備設計の資格に役立つ資格を知りたいあなたの、参考になればうれしいです。

 

ちなみに、設計業務が多い建築士と電気工事施工管理技士の年収を下記の2記事にまとめました。

 

お給料も大事ですよね。

建築士や電気工事施工管理技士がどれくらい稼げるのか参考にしてみてください。

あなたの資格取得の参考になればうれしいです!

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