管工事施工管理のきついところ4選【他の施工管理との比較も紹介】

管工事施工管理
考える男性
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管工事施工管理のきついところを知りたいな。

転職を考えてるんだけど、きついところを知った上で決めたいんだよね。

やりがいも知っておきたい。

あと、他の施工管理と比べると、管工事施工管理ってどうなの?

僕は管工事施工管理に向いてるのかなぁ…?

未経験から転職するコツも知りたい。

こういった疑問や不安に応える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • 管工事施工管理の仕事内容がわかる
  • 管工事施工管理のきついところ4選がわかる
  • 管工事施工管理のやりがい3選がわかる
  • 他の施工管理との比較がわかる
  • あなたが管工事施工管理に向いてるかわかる
  • 未経験から管工事施工管理に転職するコツがわかる

私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。

未経験から管工事施工管理になりたい人を募集しています。

この記事では、管工事施工管理のきついところを解説します。

きついところを知った上で、転職するか考えましょう。

どんな仕事でもきついところはあるものです。

「あなたが許容できそうか?」という観点で読むのがおすすめ。

他の施工管理との比較や、未経験から転職するコツもまとめました。

今回の転職で失敗したくない人は、最後まで読んでみてください!

【基礎】管工事施工管理の仕事内容

管工事
考える男性
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そもそも、管工事施工管理ってどんな仕事をするの?

管工事施工管理は、下記のような設備工事の現場監督を行います。

  • 給水設備(水道など)
  • 排水設備(下水管など)
  • ダクト(空気が通る穴)
  • 空調設備
  • ガス設備
  • 浄化槽(下水道がない場所の排水設備)
  • 冷凍・冷蔵設備など

具体的な仕事内容は下記のとおりです。

  • 施工計画の作成【工事の段取りを決める】
  • 工程管理【工事のスケジュール管理】
  • 安全管理【事故がないように対策する】
  • 原価管理【会社の利益が出るようにする】
  • 品質管理【良い建設物を造る】
  • 出来形管理【お客様満足を高める】
  • 行政への申請書類の作成
  • 設計など事務作業
  • 現場の写真撮影
  • 現場の清掃
  • その他トラブル対応や緊急対応

施工管理の仕事内容の詳細は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容をわかりやすく解説【未経験者向け】にまとめています。

管工事施工管理のきついところ4選

パイプ
考える男性
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で、管工事施工管理のきついところは?

結論、下記の4つです。

  1. 体力的にきつい
  2. 間に挟まれる人間関係
  3. 土木と建築の影響を受けやすい
  4. 仕事をしながら資格の勉強をするのが大変

1つずつ解説するので「あなたが許容できそうか?」という観点で読んでみてください。

①体力的にきつい

管工事施工管理の仕事は体力的にきついです。

理由は下記のとおり。

  • 残業が多い
  • 休みが少ない
  • 夏暑い/冬寒い

特に工事のスケジュールが遅れていると、残業が発生しやすいです。

また、建設業界は今でも週休1日の会社があります。

工事の遅れていると、休日返上で働くこともあるでしょう。

ただし、建設業界では働き方改革が進んでおり、残業の上限を設けたり、週休2日にしていく方向です。

詳しくは、2024年に始まる建設業界の働き方改革12選!無理といわれる理由】を参考にどうぞ。

屋外の管工事は夏は暑く、冬は寒いです。

屋内の工事であっても、空調が効いているとは限りません。

特にきついのは夏です。

安全面から半袖を着ることができないから。

季節的なキツさもあると知っておきましょう。

②間に挟まれる人間関係

施工管理は「調整役」の仕事と言えるでしょう。

具体的には、下記のような人たちと関わります。

  • 職人さん(配管工など)
  • お客様(施主)
  • 自分の会社
施工管理と関わる人たち

こうした人たちの声をまとめあげて、工事を進めていきます。

例えば、お客様から「こうしてほしい」と要望があっても、職人さんが「それはできない」ということがあります。

職人さんの意見を聞きつつ、お客様に交渉するのも管工事施工管理の仕事です。

ちなみに、職人さんとのコミュニケーションのコツは、施工管理が職人さんとうまくコミュニケーションを取る13のコツにまとめたので仕事のイメージにどうぞ。

③土木と建築の影響を受けやすい

管工事は、土木工事と建築工事が終わらないと始められないから。

  • 土木工事→地面の工事
  • 建築工事→建物を造る工事

一般的な工事の流れは下記のとおりです。

  1. 土木工事
  2. 建築工事
  3. 管工事・電気工事・電気通信工事

天候不良で土木・建築が遅れると、シワよせがやってきます。

納期は厳守なので、最悪の場合は残業や休日出勤をして工事を終わらせなければいけません。

④仕事をしながら資格の勉強をするのが大変

一般的に、管工事施工管理は「管工事施工管理技士」という国家資格を目指します。

管工事施工管理技士を取得するメリットは下記の2つ。

  1. 現場責任者になれるため年収アップしやすい
  2. 工事を受注しやすくなるため転職が有利になる

年収アップやキャリアアップに必須の資格です。

ですが、前述のとおり管工事施工管理技士は残業があったり休日が少ないので、なかなか勉強する時間をとりにくいのがデメリット。

最近は管工事施工管理技士の勉強アプリも増えているので、スキマ時間を有効活用して勉強していきましょう。

ただし、管工事施工管理技士を受験するには実務経験が必要です。

未経験者さんは、まだ管工事施工管理技士を目指さなくて大丈夫。

管工事施工管理のやりがい3選

パイプ
考える男性
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きついところはわかった。

じゃあ、どんなやりがいがあるの?

結論、管工事施工管理技士のやりがいは下記の3つです。

  1. 給料が高め
  2. 手に職がつく
  3. 工事が終わったときの達成感が大きい

こちらも1つずつ解説します。

①給料が高め

管工事施工管理技士は給料が高めです。

理由は下記の2つ。

  1. 残業代で稼げるから
  2. 管工事施工管理が不足しており希少性が高いから

大手だと年収800万円くらい稼ぐ人もいます。

先ほど紹介した「管工事施工管理技士」を取得すると、年収が上がりやすいです。

理由は、管工事施工管理技士がいないと工事を受注できないから。

会社の売上に直結する資格なので、管工事施工管理技士を取得すると資格手当や昇給で年収アップしやすいです。

参考:管工事施工管理技士の年収を分析【年収を上げる方法も解説】

結論、稼ぎたい人は管工事施工管理がおすすめ。

②手に職がつく

管工事施工管理は手に職がつく仕事です。

理由は下記の3つ。

  1. 管工事がなくなることはないから
  2. スキル・経験・知識が必要な仕事だから
  3. 管工事施工管理技士がいないと会社は工事を受注できないから

当然ながら、どの会社も管工事施工管理の経験者を採用したいので、仕事に困ることはないでしょう。

管工事施工管理技士を取得すると、さらに転職が有利になります。

終身雇用が崩壊した今、手に職をつけたい人に管工事施工管理はおすすめです。

③工事が終わったときの達成感が大きい

無事に工事が終わり、設備を使えるようになったときは大きな達成感があります。

  • お客様から感謝される
  • 会社から感謝される
  • 職人さんと喜び合える

完成したときの感動は、ちょっと他では味わえないかもしれません。

モノづくりの感動・達成感を味わいたい人にも、管工事施工管理はおすすめです。

他の施工管理との比較

施工管理
考える男性
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管工事施工管理のきついところとやりがいはわかったけど、他の施工管理と比べてどうなの?

一応、他の施工管理と比較して考えたい。

各施工管理のメリットとデメリットをまとめたので、参考にしてみてください。

※スマホを横にすると見やすいです。

 メリットデメリット
管工事給排水・空調・ダクトなど幅が広く需要が大きい建築工事が遅れるとスケジュールがきつくなる
土木
  • 公共工事が多く安定している
  • 新築では最初の工事なのでスケジュールに余裕がある
  • 基本的に夜間工事は少ない
天候に左右される
建築
  • 建築全般に関わるため需要が大きい
  • 基本的に夜間工事は少ない
  • 土木工事が遅れるとスケジュールがきつくなる
  • 業務の幅が広く忙しい
電気工事電気設備は多岐にわたるので需要が大きい
  • 建築工事が遅れるとスケジュールがきつくなる
  • 現場でなぜか邪険にされがち
  • 夜間工事あり
電気通信工事5GやIoTなど将来性が大きい
  • 建築工事が遅れるとスケジュールがきつくなる
  • 小規模現場も多いので現場がコロコロ変わり忙しい
造園
  • 後ろに工事が控えていないことが多くスケジュールに余裕がある
  • 基本的に夜間工事は少ない
天候に左右される
内装天候に左右されにくい
  • 建築工事が遅れるとスケジュールがきつくなる
  • 夜間工事あり
プラント
  • 年収が高い
  • 長期休暇がある
  • かなり忙しい
  • 英語力も必要
改修工事
  • 残業が少ない
  • 土日休めることアリ
  • 夜間工事アリ
  • 建物を使っている人に気をつかわないといけない

他の施工管理については、下記の記事を参考にどうぞ。

管工事施工管理に向いてる人の特徴

チェックリスト
考える男性
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そもそも僕は、管工事施工管理に向いてるのかな…?

向いてないならやめておこうかな…

結論、下記に10個以上あてはまる人は、管工事施工管理に向いていると思います。

あなたがいくつ当てはまるか、数えてみてください。

  1. コミュニケーション能力がある
  2. リーダーシップがある
  3. チームワークを活かせる
  4. マネジメント力がある
  5. スケジュール管理できる
  6. リスク管理できる
  7. 体力がある
  8. 臨機応変に対応できる
  9. マルチタスクができる
  10. 交渉力がある
  11. 気配りができる
  12. 細かいことに気がつく
  13. 元気よく話せる、元気よくあいさつと返事ができる
  14. 年上に好かれる・かわいがられる
  15. 初対面の人と仲良くできる
  16. 説明がわかりやすい
  17. 自分の意見を言える
  18. 仕事が丁寧
  19. 整理整頓できる
  20. 細かい仕事ができる
  21. 算数ができる
  22. 勉強し続けられる
  23. 体育会系
  24. メンタルが強め
  25. 理不尽なことや嫌なことがあってもすぐ立ち直れる
  26. 健康体
  27. モノづくりが好き

10個以上に当てはまった人は、管工事施工管理に向いています。

転職を検討してみましょう。

未経験から管工事施工管理に転職するコツ

パソコン
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未経験から管工事施工管理に転職するには、どうすればいいの?

最後に、未経験者さんが管工事施工管理に転職するコツを解説していきます。

転職先を間違えると、すぐに辞めてしまうこともあるでしょう。

今回の転職に失敗しないためにも、最後まで読んでみてください!

【コツ1】未経験OKの求人に応募する

求人を見るときは「未経験OK」の求人に絞りましょう。

未経験OKの求人は下記で探せます。

  1. 転職サイト
  2. ハローワーク
  3. 転職エージェント
  4. 技術者派遣の会社

それぞれのメリットとデメリットは下記のとおりです。

※スマホを横にすると見やすいです。

 メリットデメリット
転職サイト
  • スマホで簡単に求人を見れる
  • たくさんの求人を見れる
  • 求人が多すぎて絞るのが大変
  • 自分に合う企業を見極めないといけない
  • 自分で転職活動をしなければいけない
ハローワーク地方の中小企業の求人も見れる
  • 資金力がない企業の求人もある
  • 人気企業の求人は少ない
転職エージェント
  • プロのキャリアカウンセラーがあなたに合う求人を絞ってくれる
  • 履歴書や面接対策など転職のサポートをしてくれる
  • 求人を絞ってくれるので見れる求人は少ない
  • 担当者と相性がある
技術者派遣
  • 働く前の研修がしっかりしている
  • 働く場所が定期的に変わるので適性を見極めやすい
働く場所が派遣先に限定される
  • 転職サイトが合っている人:自分で求人を見極められる人
  • ハローワークが合っている人:地元の中小企業で働きたい人
  • 転職エージェントが合っている人:自分で求人を見極められない人
  • 技術者派遣が合っている人:しっかりと研修を受けてから働きたい人

あなたに合いそうな方法を選べばOKです。

【参考】技術者派遣とは?

考える男性
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「技術者派遣」ってナニ?

これは技術者派遣の会社の正社員で雇用されて、他社の現場で働くスタイルです。

技術者派遣の施工管理

施工管理の技術者派遣の詳細は、施工管理の派遣で働くメリットとデメリット【やめとけと言われる理由】にまとめたので参考にどうぞ。

【コツ2】研修がしっかりしている会社を選ぶ

転職先を選ぶときは、研修制度をチェックしましょう。

未経験で転職するので、研修がしっかりしていないと現場でパニックになるから。

給料や福利厚生も大切ですが、未経験者さんは研修制度を重視して求人を選ぶのがコツです。

ワット・コンサルティングでは60日間の研修を実施【定着率83.2%】

冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングは施工管理の技術者派遣の会社です。

未経験から管工事施工管理になりたい人を募集しています。

ワット・コンサルティングでは、60日間の研修を実施しており業界トップクラスです。

なので、

考える男性
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しっかり基礎を勉強してから働きたいなぁ…

現場でパニックになりたくない…

という人に合っていると思います。

他にも、ワット・コンサルティングの強みは下記のとおり。

  • 定着率83.2%(業界平均は約70%)
  • 未経験者の採用率80%
  • 累計1500名の未経験者を育成
  • 優良派遣事業者に認定されている
  • 社会保険完備+資格取得奨励金あり

あなたの転職活動の情報収集に活用してみてください。

[clickliscode color=”green” type=”line” url=”https://www.jp-wat.com/sekokan_lp01/” target=”_blank” rel=””]研修60日のワット・コンサルティングのサイトを見る[/clickliscode]

まとめ:管工事施工管理のきついところを知った上で転職活動を始めよう

走り出すスーツの男性

最後にもう一度、管工事施工管理のきついところとやりがいをまとめておきます。

きついところ
  • 体力的にきつい
  • 間に挟まれる人間関係
  • 土木と建築の影響を受けやすい
  • 仕事をしながら資格の勉強をするのが大変
やりがい
  • 給料が高め
  • 手に職がつく
  • 工事が終わったときの達成感が大きい

管工事施工管理に興味がある人は、さっそく転職活動を始めてみましょう。

行動しないと何も始まらないので。

まずは求人情報をチェックしてみてください。

求人情報を探す方法は下記の4つです。

  1. 転職サイト
  2. ハローワーク
  3. 転職エージェント
  4. 技術者派遣の会社

くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでも未経験から管工事施工管理になりたい人を募集しています。

「しっかりと基礎を勉強してから働きたい!」という人は、求人をチェックしてみてください。

あなたの転職活動の参考になればうれしいです!

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