電気工事士が底辺職じゃない3つの理由【社会貢献度が高い仕事です】

電気工事士が底辺職じゃない3つの理由【社会貢献度が高い仕事です】
考える男性
考える男性
ネットで電気工事士について調べてたら「底辺」って出てきたけど、本当なの?

どうして底辺って言われてるの?

ホントに底辺だったら転職はやめておこうかなぁ…

こういった不安に答える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • 電気工事士が底辺と言われる理由がわかる
  • 電気工事士は底辺じゃないとわかる
  • 電気工事士以外でおすすめの仕事がわかる

 

私たち「ワット・コンサルティング」は、施工管理の技術者派遣や技術研修の会社です。

結論、電気工事士は決して底辺の仕事ではありません。

むしろ、電気工事士さんたちがいないと世の中の電気を使えないので、とても社会貢献度が高い仕事です。

この記事では、電気工事士の魅力もお伝えするので、転職の参考にしてみてください。

 

電気工事士は、電気系資格の登竜門です。

電気工事士を取得することで、どんどんキャリアの選択肢が広がっていきますよ。

手に職をつけて安定して稼ぎたい人は、ぜひとも挑戦してみてください。

また、電気工事士以外でおすすめの仕事も紹介するので、仕事選びの参考にどうぞ。

それでは、さっそく見ていきましょう!

電気工事士が底辺と言われる5つの理由【結論:底辺ではない】

電気工事士が底辺と言われる5つの理由【結論:底辺ではない】

くりかえしですが、電気工事士は決して底辺ではありません。

ですが、底辺と言われている5つの理由を解説します。

  1. 給料が低い?
  2. 休みが少ない?
  3. 長時間労働?
  4. 危険が伴う仕事?
  5. 試験に誰でも合格できる?

 

1つずつ「なぜ底辺ではないか?」も併せて解説しますね。

 

【理由①】給料が低い?→低くない

「電気工事士は給料が低い」と言われることがありますが、そんなこともないですよ。

電気工事士の平均年収は480万円くらいあります。

スキルアップしていくと、年収600万円以上を稼ぐ電気工事士さんもいますよ。

また、独立してたくさん稼ぐ人もいます。

結論、電気工事士はきちんと継続していくと稼げる仕事です。

電気工事士の年収については、電気工事士の平均年収【さらに給料を上げる4つの方法】で詳しく解説してます。

 

【理由②】休みが少ない?→時期による

「電気工事士は休みが少ない」と言われることもありますが、これは時期によりますね。

特に、夏場のエアコン工事で忙しくなることが多いです。

でも、どんな仕事でも「繁忙期」があるし、繁忙期は休みが少なくなるもの。

  • 納期前のプログラマー
  • 災害発生時の医療機関
  • クリスマス前のケーキ屋さん

 

なので「電気工事士だけ休みが少ない」ということでもないかと。

普通に休める時期もありますよ。

 

【理由③】長時間労働?→会社による

「電気工事士は長時間労働」と言われることもありますが、これは会社によりますね。

工事が多く忙しい会社だと長時間労働になることもあるでしょう。

ただし、忙しい会社であっても、早く終わる日もありますよ。

どうしても長時間労働がイヤなら、あまり忙しくない会社を選ぶのがコツです。

 

【理由④】危険が伴う仕事?→これは本当

「電気工事士は危険職」と言われていますが、これは本当です。

電気工事には下記のような危険が潜んでいます。

  • 感電する
  • 高所からの落下事故

 

でも、世の中には危険を伴う仕事ってたくさんありますよね。

例えば下記など。

  • 警察官
  • 自衛官
  • 漁師さん

 

「電気工事士だけが危険」というわけではありません。

「危険を伴うからこそお金をいただける」という側面もあると思います。

きちんと安全対策して工事を進める会社がほとんどなので、注意して業務を行えば危険は減らせます。

 

【理由⑤】試験に誰でも合格できる?→そんなことはない

「電気工事士の試験は誰でも合格できる」と言われることもありますが、そんなことはないですよ。

不合格になる人もけっこういます。

電気工事士試験は、第1種と第2種があり、筆記試験と技能試験に両方合格しないといけません。

それぞれの合格率は下記のとおり。

  • 第1種電気工事士:約35%
  • 第2種電気工事士:約40%

 

半分以上の人が落ちるので、決してカンタンな試験ではありません。

また、第1種電気工事士は3年以上の実務経験も必要です。

ちなみに、電気工事士の試験については、電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツにまとめてます。

 

物事にはメリットとデメリットがつきもの

考える男性
考える男性
なんだ、電気工事士って別に底辺じゃないじゃん。

じゃあなんで「底辺」って言われるの?

物事にはメリットデメリットがあります。

例えば下記のとおり。

メリット デメリット
包丁 食材を切れる ケガをするリスクがある
お酒 楽しい時間を過ごせる 飲みすぎると体に悪い
自動車 移動が便利 交通事故を起こす可能性がある

デメリットだけにフォーカスすると、よくない部分だけが目立ってしまいますよね。

ようは、デメリットだけフォーカスして「底辺」という人もいるって感じです。

 

電気工事士が底辺職じゃない3つの理由【魅力があります】

電気工事士が底辺職じゃない3つの理由【魅力があります】

考える男性
考える男性
じゃあ、電気工事士の魅力をもっと教えてほしい。

電気工事士が底辺職じゃない3つの理由、ならびに魅力は下記のとおり。

  1. 独占業務の国家資格
  2. 手に職がつく
  3. 他の電気系資格の受験資格を得られる

 

結論、けっこう魅力がある仕事です。

1つずつ解説しますね。

 

【魅力①】独占業務の国家資格

電気工事士は独占業務の国家資格です。

そもそも電気工事は、電気工事士しかできません。

独占業務=仕事が守られているのも魅力の1つです。

もし電気工事士がいなかったら、世の中の電気が使えなくなるでしょう。

日本の電気インフラを支える超重要な仕事です。

とても「底辺」とは言えないかと。

 

【魅力②】手に職がつく

上記のとおり独占業務の国家資格なので、手に職がつくといえるでしょう。

経済産業省の調査によると、今後は電気工事士が不足していくので、1人当たりの需要が伸びていきます。

電気保安人材の将来的な確保 に向けた検討について

出典:経済産業省「電気保安人材の将来的な確保 に向けた検討について

1人当たりの需要が伸びれば、下記も期待できます。

  • 給料アップ
  • 転職が有利になる

 

もちろんスキルアップに努めるのは前提ですが、将来性も問題ない仕事といえます。

 

【魅力③】他の電気系資格の受験資格を得られる

電気工事士の資格を取得すると、下記の資格の受験資格を得られます。

  • 認定電気工事従事者
  • 低圧電気取扱者
  • 高圧電気取扱者
  • 特別高圧電気取扱者
  • 蓄電池設備整備資格者
  • 特種電気工事資格者
  • 登録電気工事基幹技能者
  • 電気工事施工管理技士

 

結論、電気工事士は「電気工事業界の入口の資格」という感じ。

電気工事士の先にはまだまだ可能性が広がっています。

この辺も「底辺」とは言えない理由かと。

各資格の詳細は、下記の記事を参考にどうぞ。

 

電気工事士以外でおすすめの仕事【電気主任技術者と電気工事施工管理】

電気工事士以外でおすすめの仕事【電気主任技術者と電気工事施工管理】

考える男性
考える男性
電気工事士が底辺じゃないのはわかった。

ちなみに、電気工事士以外でおすすめの仕事も知っておきたいな。

いくつか選択肢をもって、良い仕事を選びたい。

電気工事士は良い仕事ですが、下記の2つもおすすめです。

  1. 電気主任技術者
  2. 電気工事施工管理

 

「電気系の仕事で手に職をつけたい!」という人は、参考にしてみてください。

1つずつ解説します。

 

電気主任技術者【電気設備の保安業務を行う国家資格】

電気主任技術者は別名「電験」とも呼ばれている、電気設備の保安業務を行う国家資格です。

第1種・第2種・第3種があり、第1種を取得すると発電所などで働けて年収も高いです。

中には年収800万円以上を稼ぐ人もいますよ。

参考:「電験3種が役に立たない」はウソ【資格を活かして稼ぐ4つの方法】

 

ただし、資格試験の難易度は最高レベル。

一番下の第3種でも、合格率はわずか10%ほどしかありません。

勉強が得意な人は、ぜひとも挑戦してみてください。

電気主任技術者の試験の詳細は、電気主任技術者・電験試験の難易度や年収!三種二種一種のコツにまとめています。

 

電気工事施工管理【電気工事の現場監督】

電気工事施工管理をカンタンにいうと、電気工事の現場監督です。

具体的には下記のような業務を行います。

  • 朝礼の指揮
  • 現場の進捗を写真にとる
  • 顧客や業者との打ち合わせ
  • 工事のスケジュールを管理する
  • 電力会社への申請書類の作成など事務作業
  • 工事が予算内におさまるように工事費を調整する
  • 電気工事士さんたちの安全が保たれる作業環境を作る

 

管理業務やマネジメントに興味がある人は、電気工事施工管理もアリかもしれません。

詳しくは、電気工事の現場監督(施工管理)の仕事内容や給料【未経験の会社選び】にまとめています。

また、電気工事施工管理でスキルアップしていくと、けっこう稼げます。

スキルアップして大手に転職すると、年収700万円以上を稼ぐ人もいますよ。

電気工事施工管理の年収については、電気工事施工管理技士の年収【給料を上げる2つの方法】にまとめています。

 

電気工事施工管理は未経験でも転職できる

ちなみに、電気工事施工管理は未経験でも転職できます。

※特に資格も必要ありません。

30代前半くらいまでなら採用される可能性があるので、興味があれば検討してみましょう。

 

ちなみに、私たち「ワット・コンサルティング」では、未経験から電気工事施工管理になりたい人を採用しています。

約60日の研修を行うので、基礎を学んでから現場に入っていけますよ。

会社説明会をやっているので、興味があれば情報収集して、転職活動の参考にしてみてください。

[clickliscode color=”green” type=”line” url=”https://www.jp-wat.com/sekokan_lp01/” target=”_blank” rel=””]ワット・コンサルティングの会社説明会の情報を見る[/clickliscode]

 

まとめ【電気工事士は決して底辺じゃないので挑戦してみましょう】

まとめ【電気工事士は決して底辺じゃないので挑戦してみましょう】

最後にもう一度、電気工事士が底辺と言われる5つの理由と、そうではない現実をまとめておきます。

  1. 給料が低い?→平均年収480万円。年収600万円以上の人もいる
  2. 休みが少ない?→時期による。繁忙期は忙しいけど休める時期もある
  3. 長時間労働?→会社による。忙しくない会社もある
  4. 危険が伴う仕事?→これは本当。注意して業務に当たるべし
  5. 試験に誰でも合格できる?→そんなことはない。第1種は約35%、第2種は約40%の合格率

 

また、電気工事士の3つの魅力もまとめておきます。

  1. 独占業務の国家資格
  2. 手に職がつく
  3. 他の電気系資格の受験資格を得られる

 

結論、電気工事士は決して底辺ではないので、興味があればぜひとも挑戦してみましょう。

電気工事士を取得するコツは、電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツにまとめています。

 

また、電気工事士以外でおすすめの仕事は下記の2つです。

  1. 電気主任技術者
  2. 電気工事施工管理

 

2つの仕事の詳細は下記の記事を参考にどうぞ。

 

また、私たち「ワット・コンサルティング」では、未経験から電気工事施工管理になりたい人を採用しています。

興味があれば、会社説明会で情報収集してみてください。

あなたの転職活動の参考になればうれしいです!

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