
どうして底辺って言われてるの?
ホントに底辺だったら転職はやめておこうかなぁ…
こういった不安に答える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 電気工事士が底辺と言われる理由がわかる
- 電気工事士は底辺じゃないとわかる
- 電気工事士以外でおすすめの仕事がわかる
私たち「ワット・コンサルティング」は、施工管理の技術者派遣や技術研修の会社です。
結論、電気工事士は決して底辺の仕事ではありません。
むしろ、電気工事士さんたちがいないと世の中の電気を使えないので、とても社会貢献度が高い仕事です。
この記事では、電気工事士の魅力もお伝えするので、転職の参考にしてみてください。
電気工事士は、電気系資格の登竜門です。
電気工事士を取得することで、どんどんキャリアの選択肢が広がっていきますよ。
手に職をつけて安定して稼ぎたい人は、ぜひとも挑戦してみてください。
また、電気工事士以外でおすすめの仕事も紹介するので、仕事選びの参考にどうぞ。
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
電気工事士が底辺と言われる5つの理由【結論:底辺ではない】
くりかえしですが、電気工事士は決して底辺ではありません。
ですが、底辺と言われている5つの理由を解説します。
- 給料が低い?
- 休みが少ない?
- 長時間労働?
- 危険が伴う仕事?
- 試験に誰でも合格できる?
1つずつ「なぜ底辺ではないか?」も併せて解説しますね。
【理由①】給料が低い?→低くない
「電気工事士は給料が低い」と言われることがありますが、そんなこともないですよ。
電気工事士の平均年収は480万円くらいあります。
スキルアップしていくと、年収600万円以上を稼ぐ電気工事士さんもいますよ。
また、独立してたくさん稼ぐ人もいます。
結論、電気工事士はきちんと継続していくと稼げる仕事です。
電気工事士の年収については、電気工事士の平均年収【さらに給料を上げる4つの方法】で詳しく解説してます。
【理由②】休みが少ない?→時期による
「電気工事士は休みが少ない」と言われることもありますが、これは時期によりますね。
特に、夏場のエアコン工事で忙しくなることが多いです。
でも、どんな仕事でも「繁忙期」があるし、繁忙期は休みが少なくなるもの。
- 納期前のプログラマー
- 災害発生時の医療機関
- クリスマス前のケーキ屋さん
なので「電気工事士だけ休みが少ない」ということでもないかと。
普通に休める時期もありますよ。
【理由③】長時間労働?→会社による
「電気工事士は長時間労働」と言われることもありますが、これは会社によりますね。
工事が多く忙しい会社だと長時間労働になることもあるでしょう。
ただし、忙しい会社であっても、早く終わる日もありますよ。
どうしても長時間労働がイヤなら、あまり忙しくない会社を選ぶのがコツです。
【理由④】危険が伴う仕事?→これは本当
「電気工事士は危険職」と言われていますが、これは本当です。
電気工事には下記のような危険が潜んでいます。
- 感電する
- 高所からの落下事故
でも、世の中には危険を伴う仕事ってたくさんありますよね。
例えば下記など。
- 警察官
- 自衛官
- 漁師さん
「電気工事士だけが危険」というわけではありません。
「危険を伴うからこそお金をいただける」という側面もあると思います。
きちんと安全対策して工事を進める会社がほとんどなので、注意して業務を行えば危険は減らせます。
【理由⑤】試験に誰でも合格できる?→そんなことはない
「電気工事士の試験は誰でも合格できる」と言われることもありますが、そんなことはないですよ。
不合格になる人もけっこういます。
電気工事士試験は、第1種と第2種があり、筆記試験と技能試験に両方合格しないといけません。
それぞれの合格率は下記のとおり。
- 第1種電気工事士:約35%
- 第2種電気工事士:約40%
半分以上の人が落ちるので、決してカンタンな試験ではありません。
また、第1種電気工事士は3年以上の実務経験も必要です。
ちなみに、電気工事士の試験については、電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツにまとめてます。
物事にはメリットとデメリットがつきもの

じゃあなんで「底辺」って言われるの?
物事にはメリットとデメリットがあります。
例えば下記のとおり。
メリット | デメリット | |
包丁 | 食材を切れる | ケガをするリスクがある |
お酒 | 楽しい時間を過ごせる | 飲みすぎると体に悪い |
自動車 | 移動が便利 | 交通事故を起こす可能性がある |
デメリットだけにフォーカスすると、よくない部分だけが目立ってしまいますよね。
ようは、デメリットだけフォーカスして「底辺」という人もいるって感じです。
電気工事士が底辺職じゃない3つの理由【魅力があります】

電気工事士が底辺職じゃない3つの理由、ならびに魅力は下記のとおり。
- 独占業務の国家資格
- 手に職がつく
- 他の電気系資格の受験資格を得られる
結論、けっこう魅力がある仕事です。
1つずつ解説しますね。
【魅力①】独占業務の国家資格
電気工事士は独占業務の国家資格です。
そもそも電気工事は、電気工事士しかできません。
独占業務=仕事が守られているのも魅力の1つです。
もし電気工事士がいなかったら、世の中の電気が使えなくなるでしょう。
日本の電気インフラを支える超重要な仕事です。
とても「底辺」とは言えないかと。
【魅力②】手に職がつく
上記のとおり独占業務の国家資格なので、手に職がつくといえるでしょう。
経済産業省の調査によると、今後は電気工事士が不足していくので、1人当たりの需要が伸びていきます。
出典:経済産業省「電気保安人材の将来的な確保 に向けた検討について」
1人当たりの需要が伸びれば、下記も期待できます。
- 給料アップ
- 転職が有利になる
もちろんスキルアップに努めるのは前提ですが、将来性も問題ない仕事といえます。
【魅力③】他の電気系資格の受験資格を得られる
電気工事士の資格を取得すると、下記の資格の受験資格を得られます。
- 認定電気工事従事者
- 低圧電気取扱者
- 高圧電気取扱者
- 特別高圧電気取扱者
- 蓄電池設備整備資格者
- 特種電気工事資格者
- 登録電気工事基幹技能者
- 電気工事施工管理技士
結論、電気工事士は「電気工事業界の入口の資格」という感じ。
電気工事士の先にはまだまだ可能性が広がっています。
この辺も「底辺」とは言えない理由かと。
各資格の詳細は、下記の記事を参考にどうぞ。
電気工事士以外でおすすめの仕事【電気主任技術者と電気工事施工管理】

ちなみに、電気工事士以外でおすすめの仕事も知っておきたいな。
いくつか選択肢をもって、良い仕事を選びたい。
電気工事士は良い仕事ですが、下記の2つもおすすめです。
- 電気主任技術者
- 電気工事施工管理
「電気系の仕事で手に職をつけたい!」という人は、参考にしてみてください。
1つずつ解説します。
電気主任技術者【電気設備の保安業務を行う国家資格】
電気主任技術者は別名「電験」とも呼ばれている、電気設備の保安業務を行う国家資格です。
第1種・第2種・第3種があり、第1種を取得すると発電所などで働けて年収も高いです。
中には年収800万円以上を稼ぐ人もいますよ。
参考:「電験3種が役に立たない」はウソ【資格を活かして稼ぐ4つの方法】
ただし、資格試験の難易度は最高レベル。
一番下の第3種でも、合格率はわずか10%ほどしかありません。
勉強が得意な人は、ぜひとも挑戦してみてください。
電気主任技術者の試験の詳細は、電気主任技術者・電験試験の難易度や年収!三種二種一種のコツにまとめています。
電気工事施工管理【電気工事の現場監督】
電気工事施工管理をカンタンにいうと、電気工事の現場監督です。
具体的には下記のような業務を行います。
- 朝礼の指揮
- 現場の進捗を写真にとる
- 顧客や業者との打ち合わせ
- 工事のスケジュールを管理する
- 電力会社への申請書類の作成など事務作業
- 工事が予算内におさまるように工事費を調整する
- 電気工事士さんたちの安全が保たれる作業環境を作る
管理業務やマネジメントに興味がある人は、電気工事施工管理もアリかもしれません。
詳しくは、電気工事の現場監督(施工管理)の仕事内容や給料【未経験の会社選び】にまとめています。
また、電気工事施工管理でスキルアップしていくと、けっこう稼げます。
スキルアップして大手に転職すると、年収700万円以上を稼ぐ人もいますよ。
電気工事施工管理の年収については、電気工事施工管理技士の年収【給料を上げる2つの方法】にまとめています。
電気工事施工管理は未経験でも転職できる
ちなみに、電気工事施工管理は未経験でも転職できます。
※特に資格も必要ありません。
30代前半くらいまでなら採用される可能性があるので、興味があれば検討してみましょう。
ちなみに、私たち「ワット・コンサルティング」では、未経験から電気工事施工管理になりたい人を採用しています。
約60日の研修を行うので、基礎を学んでから現場に入っていけますよ。
会社説明会をやっているので、興味があれば情報収集して、転職活動の参考にしてみてください。
[clickliscode color=”green” type=”line” url=”https://www.jp-wat.com/sekokan_lp01/” target=”_blank” rel=””]ワット・コンサルティングの会社説明会の情報を見る[/clickliscode]
まとめ【電気工事士は決して底辺じゃないので挑戦してみましょう】
最後にもう一度、電気工事士が底辺と言われる5つの理由と、そうではない現実をまとめておきます。
- 給料が低い?→平均年収480万円。年収600万円以上の人もいる
- 休みが少ない?→時期による。繁忙期は忙しいけど休める時期もある
- 長時間労働?→会社による。忙しくない会社もある
- 危険が伴う仕事?→これは本当。注意して業務に当たるべし
- 試験に誰でも合格できる?→そんなことはない。第1種は約35%、第2種は約40%の合格率
また、電気工事士の3つの魅力もまとめておきます。
- 独占業務の国家資格
- 手に職がつく
- 他の電気系資格の受験資格を得られる
結論、電気工事士は決して底辺ではないので、興味があればぜひとも挑戦してみましょう。
電気工事士を取得するコツは、電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツにまとめています。
また、電気工事士以外でおすすめの仕事は下記の2つです。
- 電気主任技術者
- 電気工事施工管理
2つの仕事の詳細は下記の記事を参考にどうぞ。
また、私たち「ワット・コンサルティング」では、未経験から電気工事施工管理になりたい人を採用しています。
興味があれば、会社説明会で情報収集してみてください。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです!