時代の波にのってる業界で働きたいんだよね。
将来性のある仕事で稼いでみたいな。
でも、未経験で転職するのは不安だなぁ…
転職のコツとかあれば教えてほしい。
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 電気通信工事の仕事内容がわかる
- 電気通信工事業界の将来性や動向がわかる
- 電気通信工事で年収アップするコツがわかる
- 未経験で電気通信工事の仕事に転職するコツがわかる
私たち「ワット・コンサルティング」は、施工管理の技術者派遣の会社です。
未経験から電気通信工事の施工管理(現場監督)になりたい人を募集しています。
この記事では、電気通信工事の将来性を解説します。
結論、電気通信工事業界の将来性は明るいです。
時代の波にのっている業界なので、今から転職してスキルアップしていけば年収アップも可能でしょう。
将来性が明るい理由や、年収アップしていくコツもまとめたので参考にしてみてください。
また、未経験から転職するコツもまとめたので、転職活動に役立つかと。
この記事を読むことで、スムーズに電気通信工事のキャリアをスタートできると思います。
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
【まず】電気通信工事の仕事内容【2つの職種アリ】
将来性を解説する前に、電気通信工事の仕事内容を知っておきましょう。
主な仕事内容は下記の7つです。
- LAN工事(電気通信線路設備工事)
- 電話工事(電気通信機械設置工事)
- 弱電設備の工事(情報通信設備工事)
- テレビ共聴放送設備工事
- 放送機械設備工事
- 携帯電話基地局の工事
- 情報制御設備工事
また、一口に「電気通信工事」といっても、2つの職種に分けられます。
- 作業員:実際に工事を行う人
- 施工管理:工事現場を監督する人
※どちらも未経験から転職できます。
詳しくは、電気通信工事の7つの仕事内容【向いてる人の特徴と未経験で転職する方法】を参考にどうぞ。
また、電気通信工事のきついところを、電気通信工事のきついところ7選【やりがい7選と転職に失敗しにくいコツ】にまとめています。
電気通信工事業界の将来性や動向は明るい【需要が伸びてます】
結論、需要が伸びているので、将来性は明るいです。
電気通信工事は、下記のジャンルと密接な関係があります。
- 光回線
- 通信エリア
- スマホ
- 5G回線
- テレワーク
- IoT
- 自動運転
- AIロボット
- ARグラス
いずれも「伸びているジャンル」「今後伸びていくジャンル」です。
こうした波にのれるので、電気通信工事は将来性があるといえるでしょう。
1つずつ解説していきますね。
光回線の普及
インターネットの光回線がどんどん普及しています。
もはや、一般家庭でも光回線が当たり前の時代ですよね。
出典:総務省「令和元年通信利用動向調査の結果」
光回線が普及すると、当然ながら保守の工事も増えていきます。
そのため、電気通信工事の需要ものびているといえるでしょう。
通信エリアの拡大
携帯電話の通信エリアもどんどん拡大しています。
以前は電波が届かなかった山間部の集落でも、携帯電話がつながるところが増えてきました。
出典:総務省「携帯電話を利用できない不感地域の状況について(令和2年度末現在)」
また、スマホが普及したことで、4Gの通信エリアが拡大しました。
出典:総務省「令和元年通信利用動向調査の結果」
こちらも保守の工事が増えていくので、電気通信工事の需要が伸びています。
5Gの普及【2030年ころには6G】
2020年から始まった5G回線も、どんどん通信エリアを広げています。
5Gのエリアはまだ限られているため、今後もエリア拡大の工事が続きます。
※5Gの基地局工事など。
大手4キャリアの5Gエリアは、下記を参考にどうぞ。
また、2030年頃には6Gが実用化される予定です。
6Gの世界は下記のようなイメージ。
- 空飛ぶ車
- ドローン配送
- 完全自動運転
- 無人施工ロボット
- ARの遠隔手術
- リアルタイム翻訳
こうした時代の波にのれる電気通信工事は、とても将来性があります。
テレワークの普及
コロナの影響もあり、現代ではテレワークが当たり前になりました。
今後もテレワークは広がっていくでしょう。
出典:総務省「令和元年通信利用動向調査の結果」
オンライン会議の需要も増えたため、高速インターネット環境を安定して供給する必要があります。
電気通信工事は、こうした需要にも応えるため需要は大きいでしょう。
IoTの進化
「IoT」とは、モノとインターネットがつながること。
IoTビジネスは、これからが本番というタイミングです。
出典:総務省「令和元年通信利用動向調査の結果」
IoTにも高速インターネットが不可欠です。
こうした高速インターネット環境を支える電気通信工事は、需要が大きいです。
自動運転の普及
現在の自動運転技術は、レベル3くらいまで進んでいます。
- レベル1:自動ブレーキなど
- レベル2:車線を維持して走るなど
- レベル3:高速道路の自動運転モードなど
- レベル4:自動運転できるがドライバーも目視が必要
- レベル5:完全自動運転
アメリカのテスラは、一部レベル4まで実用化しています。
大手自動車メーカーではレベル5の研究開発を進めており、2030年頃には完全な自動運転を実現する予定だそうです。
自動運転にも、高速インターネットが欠かせません。
インターネットが切断されてしまうと、事故を起こす確率が上がるでしょう。
レベル5の自動運転は、自動車メーカーだけでは実現不可能です。
完全自動運転を実現するインターネットインフラを作る電気通信工事業界は、大きな期待が寄せられています。
AIロボット
現代はどの業界でも人不足が深刻化しており、今後はAIロボットの実用化が求められます。
例えば、下記のようなAIロボットですね。
- 介護ロボット
- 接客ロボット
- 自動施工ロボット
こうしたAIロボットが動くにも、高速インターネットが必要不可欠。
例えば、山間部の土木工事をAIロボットが行う場合も、安定したインターネット通信が必要です。
そうした未来を実現するためにも、電気通信工事によるインフラ整備は大きな需要があるでしょう。
ARグラス
今後はARグラスが普及すると言われています。
情報がARグラスで可視化されるので、もしかするとスマホはARグラスに変わっていくかもしれませんね。
ARグラスが普及すると、名医による遠隔手術も実現するでしょう。
くりかえしですが、こうした技術を実現するにも高速インターネットが必要不可欠です。
電気通信工事が必要なシーンは膨大ですね。
災害復旧
災害が起きるたびに電気通信設備の復旧工事が必要です。
電話・インターネットなど、電気通信設備は重要なインフラなので。
日本は災害が多いため、今後も災害復旧工事は続くでしょう。
人材不足が問題【高齢化が進みM&Aも増えている】
需要がのびている電気通信工事業界ですが、人材不足が大きな問題です。
下記は電気工事士の数を表したデータですが、電気通信工事業界も同じように人材が不足しています。
出典:経済産業省「電気保安人材の中長期的な確保に 向けた課題と対応の方向性について」
ただ、人材が不足しているということは、今から転職してスキルを身につければ、貴重な人材になれて稼ぎやすい可能性もあるでしょう。
※1人の技術者あたりの希少価値が上がります。
仕事は忙しいかもしれませんが、需要が伸びている×人材不足なので、稼ぎやすい環境になるかもしれません。
電気通信工事で年収アップしていく3つのコツ
結論、下記の3つがコツです。
- 資格を取る
- 経験を積んで大手に転職する
- 独立して成功する
将来性がある業界なので、着実に年収アップしていきましょう。
1つずつ解説します。
①資格を取る【ただし転職前に資格は不要】
電気通信工事に関する資格を取得していきましょう。
資格手当をもらえたり、昇給する会社が多いから。
具体的には下記の資格がおすすめです。
- 工事担任者:通信回線接続の工事や監督を行う国家資格
- 電気通信主任技術者:電気通信設備の工事や保守・運用の監督を行う国家資格
- 電気通信工事施工管理技士:電気通信工事の現場監督を行う国家資格
特に電気通信主任技術者と電気通信工事施工管理技士は、監理技術者や主任技術者になれて年収アップしやすいです。
監理技術者と主任技術者の違いは下記のとおり。
種類 | できること | 具体的な資格 |
監理技術者 | 下請に出す工事の総額が4500万円以上、建築一式工事の総額が7000万円以上の工事を受けられる | 1級電気通信工事施工管理技士 |
主任技術者 | 特定建設業未満の規模の工事を受けられる | 電気通信主任技術者(ただし資格取得後に5年以上の実務経験が必要)
2級電気通信工事施工管理技士 |
そもそも監理技術者や主任技術者がいないと、企業は工事を受注できません。
よって、電気通信主任技術者や電気通信工事施工管理技士を取得することで、会社の利益に貢献できます。
結果、昇給したり、転職が有利になります。
各資格については、下記の記事を参考にどうぞ。
ただし、無資格でも電気通信工事の会社に転職できるので、まずは転職して、働きながら資格取得を目指せばOKです。
②経験を積んで大手に転職する
積極的に年収アップしたい人は、経験を積んで大手に転職を目指しましょう。
一般的には、会社規模が大きい方が年収が高いから。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査で、「設備工事業」の平均年収を計算した結果は下記のとおり。
企業規模(従業員数) | 平均年収 |
1000人以上 | 692万円 |
100~999人 | 570万円 |
10~99人 | 471万円 |
参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」※千円単位は四捨五入
大手だと年収800万円以上を稼ぐ技術者もいます。
まずは未経験で転職できる会社に転職し、経験を積んで大手を目指すイメージです。
経験や資格があれば大手に転職できるチャンスがあるので、コツコツと積み上げていきましょう。
③独立して成功する
十分に経験を積んだら、独立して稼ぐこともできます。
売上と収入が直結するので、仕事をたくさん請けられれば会社員より稼ぐことが可能です。
ただし、独立はリスクもあるので慎重に検討しましょう。
独立して成功するには、最低でも下記が必要です。
- 人脈
- 営業力
- マーケティング力
- 施工の技術力
電気工事士の独立に関する記事ですが、電気工事士が独立で失敗しにくい3つの方法【独立前に準備しよう】も参考になると思います。
独立に興味がある人はどうぞ。
未経験で電気通信工事の仕事に転職するコツ
未経験だから右も左もわからないんだけど、転職のコツってあるの?
まず、下記のどちらの職種に転職するか決めましょう。
- 作業員:実際に工事を行う人
- 施工管理:工事現場を監督する人
という人は、それぞれの適性を参考にどうぞ。
作業員に向いてる人の特徴 | 施工管理に向いてる人の特徴 |
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半分以上に当てはまるなら、やっていけるでしょう。
【重要】研修制度をチェックしよう
転職先の会社を探すときは、研修制度を重視してください。
未経験なので、研修をしっかり受けないと仕事ができないから。
求人情報やホームページをみて、研修に力をいれているかチェックしましょう。
冒頭でもお伝えしましたが、私たちワット・コンサルティングでは未経験から電気通信工事の施工管理に転職したい人を募集しています。
約2ヶ月の業務研修があるため、しっかりと基礎を学んでから働けますよ。
会社説明会もあるので、転職活動の情報収集の一環に活用してみてください。
まとめ【電気通信工事の将来性は明るい。さっそく転職活動を始めよう】
結論、電気通信工事は下記のような技術と密接な関係があるため、将来性は明るいといえるでしょう。
- 光回線
- 通信エリア
- スマホ
- 5G回線
- テレワーク
- IoT
- 自動運転
- AIロボット
- ARグラス
電気通信工事に興味がある人は、できるところから転職活動を始めてみましょう。
まずは情報収集からでもOK。
電気通信工事には下記の2つの職種があるので、興味ある方で求人情報を見てみてください。
- 作業員:実際に工事を行う人
- 施工管理:工事現場を監督する人
転職先を探すときは、研修がしっかりしている会社を選びましょう。
くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでは未経験から電気通信工事の施工管理に転職したい人を募集しています。
会社説明会があるので、転職活動の情報収集にどうぞ。
あなたの将来の参考になればうれしいです!