
配管工は未経験でも就職できるみたいだけど、
資格とかとっておいた方がいいのかな?
手に職をつけて、安定して稼ぎたいな。
こういった疑問に答える記事です。
本記事の内容は下記のとおり。
- 配管工事の資格3選【一覧や難易度】
- 配管工事の資格を取得すると転職が有利【年収アップもある】
配管工の資格を解説します。
結論、配管工は無資格でもできますが、自分のスキルや知識の証明に資格を取得するのも良いでしょう。
転職するときに有利です。
この記事では、配管工に有効な3つの資格を解説します。
あなたのキャリアアップの参考にしてください(^^)
目次
配管工事の資格3選【一覧や難易度】
配管工事の資格は、下記の3つです。
- 配管技能士
- 管工事施工管理技士
- 建築設備士
1つずつ解説しますね(^^)
①配管技能士【難易度低め】
配管工になったら、最初は配管技能士を取得しましょう。
配管工で一番基本的な資格だからです。
配管技能士は、厚生労働省が認定する配管工事の国家資格です。
- 給水管
- 排水管
- ガス管
- 空気清浄装置
- 冷暖房の換気設備
の分野のスキルや知識を証明する資格です。
試験は、各都道府県の職業能力開発協会が実施しています。
資格には、
- 1級
- 2級
- 3級
の3つがあり、1級が最高位です。
配管技能士の合格率は50%くらいなので、そこまで難しい試験ではありません。
きちんと勉強すれば合格できます。
受験資格は下記のとおり。
資格の級 | 受験資格 |
1級 | 実務経験7年以上(学歴によって必要な実務経験が変わる)
2級合格後2年以上 3級合格後4年以上の実務経験 |
2級 | 実務経験2年以上(学歴によって必要な実務経験が変わる)
または3級合格者 |
3級 | 誰でも受験できる |
試験内容は、大きく分けると下記の2種類です。
- 建築配管作業:一般的な配管工事の試験
- プラント配管作業:石油製造施設・ガス製造施設の配管工事向け
1~3級の試験内容は下記のとおりです。
資格の級 | 試験の種類 | 実技試験の内容 |
1級 | 学科と実技 | 図面を見て配管を組み立てる
配管図から材料表を作成 現図型取り アイソメ図の作成 鋼管の溶接作業 |
2級 | 学科と実技 | 図面を見て配管を組み立てる
配管図から材料表を作成 現図型取り アイソメ図の作成 |
3級 | 実技試験のみ | 給水配管図をもとにパイプをつなぐ管維手の試験 |
合格基準は、学科試験と実技試験で違います。
- 学科65点以上
- 実技60点以上
※100点満点中
その他の試験概要は下記のとおりです。
試験 | 試験時期 | 受験料 |
学科試験 | 年2回(6~9月、12~2月) | 3100円 |
実技試験 | 年2回(7~9月、1~2月) | 16500円 |
②管工事施工管理技士
管工事施工管理技士は、配管工を取りまとめる現場監督の資格です。
配管工としてスキルと実績を積んだら、管工事施工管理技士を目指してみましょう。
施工管理技士は不足しているので、資格を取得できれば年収アップも可能です。
ただし誰でも受験できる資格ではないので、まずは配管工として実績を積みましょう。
管工事施工管理技士の詳細は、
1級2級管工事施工管理技士の難易度や合格率にまとめたので、興味あれば読んでみてください(^^)
③建築設備士
建築設備士は、配管を含む建築設備の総合的な資格です。
- 電気
- 給排水
- 空調
の専門知識をもち、建築士にアドバイスをする資格です。
「建築設備に一番詳しい人」を証明する資格といえますね。
建築設備の領域では最高資格なので、いずれ取得するのも良いですね(^^)
建築設備士の詳細は、
建築設備士の受験資格や試験の難易度!独学でも合格できるのか?にまとめているので、興味あれば読んでみてください。
配管工事の資格を取得すると転職が有利【年収アップもある】
配管工事系の資格を取得するメリットは、転職が有利になることです。
転職では、スキル×資格が大事だからです。
資格はスキルと知識の証明書なので、採用されやすくなります。
基本的に大きい会社ほど給料が高いのですが、資格が理由で大きい会社に採用されることもあるでしょう。
また、資格手当などで給料が上がるケースもあります。
※会社によります。
転職を機に年収が上がる人もいるので、いずれにせよ資格があると有利ですね(^^)
まとめ【配管工事の資格は3つ】
この記事をまとめます。
- まずは配管技能士の取得がおすすめ
- 配管工事の現場監督になるなら管工事施工管理技士
- 建築設備全般の専門家になるなら建築設備し
- 資格を取得すると転職が有利
- 資格が理由で年収が上がるケースもある
配管工の資格を取得したいあなたの参考になればうれしいです(^^)
ちなみに、現場監督は別名「施工管理」とも言います。
現場監督に興味がある人は、
施工管理とは?をわかりやすく解説【未経験・資格なしでも大丈夫】を読んでみてください。
正直、配管工より現場監督の方が給料高いので、稼ぎたい人は知っておきましょう。
あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです(^^)