1級2級管工事施工管理技士の難易度や合格率

管工事

1級・2級管工事施工管理技士の難易度や合格率を解説します。

また、過去問や勉強方法のコツも気になるところですよね。

 

管工事施工管理技士は給排水設備・空調設備・ガス管設備などの管工事の施工管理を行う仕事です。

業務範囲が広いため管工事施工管理技士は需要があり、就職・転職にも有利になります。

この記事では下記などをお伝えします。

  • 管工事施工管理技士の試験の難易度や合格率
  • 管工事施工管理技士とは?
  • 試験内容
  • 他の資格との難易度の比較
  • 合格のための勉強方法
  • 管工事施工管理技士の年収

 

あなたの管工事施工管理技士の合格のお役にたてばうれしいです。

それでは、さっそく見ていきましょう!

目次

1級管工事施工管理技士の合格率からみる難易度

試験を受ける人

1級管工事施工管理技士の合格率からみる難易度をご紹介します。

近年の1級管工事施工管理技士の合格率の推移を見てみましょう。

年度 第一次検定(学科)の合格率 第二次検定(実地)の合格率
平成22年 29.2% 60.1%
平成23年 43.2% 46.1%
平成24年 36.4% 49.2%
平成25年 38.9% 67.8%
平成26年 43.4% 60.3%
平成27年 51.2% 50.1%
平成28年 49% 61%
平成29年 44.2% 63.2%
平成30年 33.2% 52.7%
令和元年度 52.1% 52.7%
令和2年度 35% 61.1%
令和3年度 24% 73.3%

参考:総合資格学院「1級管工事施工管理技士 試験の合格率」

近年の平均の合格率は下記のとおり。

  • 第一次検定:約40%
  • 第二次検定:約58%

 

つまり、第一次検定の方が難易度が高いということです。

1級管工事施工管理技士は第一次検定に合格した人だけが第二次検定を受験できるようになっています。

第一次検定の出題科目の中に「施工管理法」があり、第二次検定の出題科目も「施工管理法」と同じです。

第一次検定に合格できる知識がある人は、第二次検定にも合格しやすいということでしょう。

2級管工事施工管理技士に合格してから1級管工事施工管理技士に挑戦する人が多いため、試験に慣れている人も多いです。

2級管工事施工管理技士よりも1級管工事施工管理技士の試験の方が専門的な内容になっているため難易度が高いですが、合格率は高めです。

結論、きちんと勉強すれば1級管工事施工管理技士に合格できます。

 

2級管工事施工管理技士の合格率からみる難易度

試験

2級管工事施工管理技士の合格率からみる難易度をご紹介します。

近年の2級管工事施工管理技士の合格率の推移を見てみましょう。

年度 第一次検定(学科)の合格率 第二次検定(実地)の合格率
平成22年 50.9% 37.1%
平成23年 47.3% 32.4%
平成24年 50.7% 37.1%
平成25年 50.1% 37.9%
平成26年 59.8% 36.4%
平成27年 57.9% 45.9%
平成28年 66.2% 44.5%
平成29年 59.1% 40.9%
平成30年 61.7% 40.4%
令和元年度 55.4% 44.1%
令和2年度 63.6% 43.5%
令和3年度 48.6% 46.2%

参考:総合資格学院「2級管工事施工管理技士 試験の合格率」

近年の平均の合格率は下記のとおり。

  • 第一次検定:約56%
  • 第二次検定:約41%

 

第二次検定はマークシート方式ではなく記述式のため、苦戦する人が多いです。

知識だけでなく文章力も必要です。

過去の自分の実務経験を記述する問題もあるので、しっかりと対策が必要です。

1級2級ともに極端に難易度が高い試験ではないため、独学でも合格できます。

ただし、施工管理技士は「実務経験」が必要な試験のため「未経験者は受験すらできない」という点では難易度が高い試験といえますね。

 

管工事施工管理技士とは?

配管

管工事施工管理技士とは国家資格「施工管理技士」の中の1つです。

「管工事」とは、下記のような工事です。

  • 給排水管の工事
  • ガス管の工事
  • 空調設備(冷暖房設備)の工事
  • 浄化槽工事
  • ダクト工事
  • 衛生設備工事

 

管工事の安全管理・工程管理・品質管理・原価管理などの施工管理業務を行う国家資格が「管工事施工管理技士」です。

ちなみに施工管理の仕事内容は、施工管理(現場監督)の13の仕事内容【あなたに向いてるかも診断】にまとめてます。

 

1級と2級の管工事施工管理技士の違い

管工事施工管理技士には1級と2級があります。

建設会社は、下記の人材を配置しないと工事を請け負うことができません。

  • 営業所に専任技術者
  • 現場に主任技術者

 

また、特定建設業(下請に出す工事の総額が4000万円以上、建築一式工事の総額が6000万円以上の工事)を請け負う場合は「監理技術者」を現場に配置しなければいけません。

1級と2級で担当できるのは下記のとおり。

  • 2級の施工管理技士は専任技術者と主任技術者
  • 1級の施工管理技士は専任技術者・主任技術者・監理技術者すべての資格

 

結論、管工事施工管理技士は企業にとって施工管理技士は貴重な存在ということです。

簡単にいうと、施工管理技士がいないと工事を請けられないということです。

 

また、建設会社が直接雇用する施工管理技士の人数によって「経営事項審査」という点数が加算されます。

  • 2級の施工管理技士:2点
  • 1級の施工管理技士:5点
  • 監理技術者講習を受けたらさらに1点追加

 

経営事項審査の点数が高い建設会社は公共工事の受注を受けやすくなるなどメリットがあるため、施工管理技士は大変重宝される資格です。

管工事施工管理技士の資格を取得できれば就職・転職にとても有利になります。

特に、1級管工事施工管理技士はかなり有利です。

1級と2級の違いは、管工事施工管理技士の1級2級の7つの違い【勉強の3つのコツも解説】にも詳しくまとめてます。

 

施工管理技士資格に技士補が登場

2021年の試験から、施工管理技士の試験には「技士補」という資格が新設されました。

文字通り「施工管理技士を補佐する資格」です。

1級技士補と2級技士補があり、1級だと現場の責任者になることも可能です。

施工管理技士試験の第一次検定に合格したけど、第二次検定で不合格の人に与えられる資格です。

技士補については、技士補はいつから?【答え:2021年から!どんな資格かも解説】にまとめています。

 

管工事施工管理技士の就職先と将来性

管工事施工管理技士の主な就職先は、下記などがあります。

  • ゼネコン
  • 中小の建設会社
  • 建築設備会社
  • 配管工事会社

 

施工管理技士の仕事は肉体労働ではないため、60歳を超えても続けることができます。

前述のとおり、施工管理技士の資格があると転職しやすいため、スキルがあれば年齢関係なく活躍できます。

新築が減っているとはいえ、まだまだ新築の建築物は建っていますし、リニューアル工事・リフォームなどは今後さらに増えるため、今後の仕事も安定していると考えられます。

管工事施工管理技士は将来性のある資格といえるでしょう。

この辺は、1級管工事施工管理技士を取得する4つのメリット【合格のコツも解説】にも詳しくまとめてます。

 

1級管工事施工管理技士の受験資格と実務経験

配管

1級管工事施工管理技士の受験資格や必要な実務経験をご紹介します。

施工管理技士は「実務経験が必要な資格」という点で難易度が高いです。

また、実務経験年数以外に1年以上の指導監督的実務経験年数が必要です。

「指導監督的実務経験」とは現場代理人、主任技術者、工事主任、設計監理者、施工監督などの業務で、部下や下請け業者に対して指導監督した経験のことです。

 

1級管工事施工管理技士の第一次検定試験の受験資格は下記の表のとおりです。

※スマホを横にすると見やすいです。

最終学歴or資格 管工事の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
大卒、専門卒(高度専門士) 卒業後3年以上 卒業後4年6ヶ月以上
短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後5年以上 卒業後7年6ヶ月以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後10年以上 卒業後11年6ヶ月以上
その他 15年以上
技能検定合格者 10年以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後8年以上の実務経験に指導監督的実務経験を含み、かつ、5年以上の実務経験後に専任の監理技術者に2年以上の指導を受けている者
専任の主任技術者の実務経験1年以上 高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後8年以上 卒業後9年6ヶ月以上
その他 13年以上
2級合格者

 

続いて、第二次検定試験の受験資格は下記のとおり。

最終学歴or資格 管工事の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
2級合格後3年以上 合格後1年以上の指導監督的実務経験および専任の監理技術者に2年以上の指導を受けた実務経験が3年以上
2級合格後5年以上 合格後5年以上
2級合格後5年未満 高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後9年以上 卒業後10年6ヶ月以上
その他 12年以上
専任の主任技術者の実務経験が1年以上の2級合格者 合格後3年以上 合格後1年以上、専任の主任技術者実務経験を含む3年以上
合格後3年未満の短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後5年以上 卒業後7年以上
合格後3年未満の高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後7年以上 卒業後8年6ヶ月以上
合格後3年未満のその他 12年以上

 

2級管工事施工管理技士の受験資格と実務経験

水道

2級管工事施工管理技士の第一次検定試験の受験資格は「17歳以上」です。

第二次検定試験の受験資格は下記の表のとおり。

※スマホを横にすると見やすいです。

最終学歴 管工事の実務経験年数
指定学科 指定学科以外
大卒、専門卒(高度専門士) 卒業後1年以上 卒業後1年6ヶ月以上
短大卒、高専卒、専門卒(専門士) 卒業後2年以上 卒業後3年以上
高卒、中等教育学校卒、専門卒(高度専門士・専門士以外) 卒業後3年以上 卒業後4年6ヶ月以上
その他 8年以上
技能検定合格者 4年以上

参考:一般財団法人全国建設研修センター

 

管工事施工管理技士の試験問題

マークシート

管工事施工管理技士の試験問題は、下記の2つがあります。

  • 第一次検定(学科)
  • 第二次検定(実地)

 

第一次検定はマークシート方式で4つから1つを選ぶ問題です。

試験科目は下記の3科目です。

  1. 機械工学
  2. 施工管理法
  3. 法規

 

ちなみに、第一次検定は必須問題と選択問題があります。

選択問題があるため、得意分野を伸ばす勉強方法もおすすめです。

第二次検定は記述式の試験で、科目は「施工管理法」です。

※1級も2級も試験科目は同じですが、1級の方が難易度が高いです。

 

管工事施工管理技士の合格点

管工事施工管理技士の合格点は下記のとおり。

  • 第一次検定(学科):60%以上正答
  • 第二次検定(実地):60%以上正答

 

ちなみに、第一次検定だけに合格した場合は翌年の第一次検定が免除されます。

つまり、2年間で第一次検定と第二次検定に合格するのが良いということです。

 

管工事施工管理技士に合格するために必要な知識

管工事施工管理技士に合格するためには、機械工学・施工管理法・法規の基礎知識が必要があります。

機械工学で必要な知識は下記などです。

  • 建築学
  • 電気工学
  • 機械工学
  • 衛生工学
  • 給排水設備
  • 空調設備
  • 冷暖房
  • 設計図

 

施工管理法では、下記などの知識が必要です。

  • 工程管理
  • 安全管理
  • 品質管理
  • 設計図書の読み方・作成方法
  • 機材の選び方や使い方

 

法規では施工の法令の知識が必要です。

まずは基礎的な知識をきちんと勉強するのが合格のコツです。

 

2級管工事施工管理技士の第一次検定(学科試験)の過去問

マークシート

2級管工事施工管理技士の第一次検定の過去問を少しだけご紹介します。

過去問を見て「わからない…」という人はしっかり勉強しましょう。

熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

(1) 固体が直接気体になる相変化を昇華という。

(2) 単位質量の物体の温度を1℃ 上げるのに必要な熱量を比熱という。

(3) 気体では、定容比熱より定圧比熱のほうが大きい。

(4) 温度変化を伴わずに、物体の相変化のみに消費される熱を顕熱という。

 

次の設備のうち、「消防法」上、消防の用に供する設備に該当しないものはどれか。

(1) 屋内消火栓設備

(2) 連結散水設備

(3) スプリンクラー設備

(4) 泡消火設備

 

自然流下の排水設備の試験として、適当でないものはどれか。

(1) 満水試験

(2) 通水試験

(3) 煙試験

(4) 水圧試験

引用元:全国建設研修センター「平成30年度2級管工事施工管理技術検定学科試験(前期)問題」

 

1級管工事施工管理技士の第一次検定(学科試験)の過去問

1級管工事施工管理技士の第一次検定(学科試験)の過去問を少しだけご紹介します。

過去問を見て「わからない…」という人はしっかり勉強しましょう。

流体に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

(1) 水の粘性係数は、水温の上昇とともに大きくなる。

(2) 水の密度は、1気圧のもとでは4℃ 付近で最大となる。

(3) 液体の自由な表面で、その表面を縮小しようとする性質により表面に働く力を、表面張力という。

(4) 一様な流れの中に置いた円柱などの物体の下流側において、交互に発生する渦をカルマン渦という。

 

冷房負荷に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

(1) 人体からの全発熱量は、室内温度が変わっても、ほぼ一定である。

(2) 北側のガラス窓からの熱負荷には、日射の影響も考慮する。

(3) 北側の外壁の冷房負荷計算には、一般的に、実効温度差は用いない。

(4) ガラス面積の大きいアトリウムの熱負荷の特徴は、日射熱負荷が大きいことである。

引用元:全国建設研修センター「平成30年1度級管工事施工管理技術検定学科試験問題A」

 

管工事施工管理技士と他の資格との難易度の比較

比較

管工事施工管理技士の受験を考えるときに「他にもっと難易度の低い資格はないか?」「どういう順番で受験するべきか?」を悩む人は多いです。

管工事施工管理技士と周辺資格の難易度を比較してみました。

資格を受験する参考にしてください。

 

管工事施工管理技士と電気工事士の難易度の比較

管工事施工管理技士と電気工事士を比較すると、管工事施工管理技士の方が難易度が高いです。

電気工事士は未経験者でも受験できるため難易度が低いです。

ただし、電気工事士は実技試験があるので試験の練習が必要です。

電気工事士の詳細は、電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツにまとめています。

 

管工事施工管理技士と電気主任技術者(電験)の難易度の比較

管工事施工管理技士と電気主任技術者を比較すると、電気主任技術者の方が難易度が高いです。

電気主任技術者は合格率20%台の年も多く、難関試験です。

詳しくは、電気主任技術者・電験試験の難易度や年収!三種二種一種のコツを参考にどうぞ。

 

管工事施工管理技士と危険物乙4の難易度の比較

管工事施工管理技士と危険物乙4を比較すると、管工事施工管理技士の方が難易度が高いです。

危険物乙4は高校生でも合格できるレベルです。

 

管工事施工管理技士の関連資格

工事現場

管工事施工管理技士の関連資格をご紹介しておきます。

  • 防火管理者
  • 建築士
  • 建築設備士
  • 給水装置工事主任技術者
  • 土木施工管理技士
  • 建築設備検査員
  • 防火設備検査員
  • 浄化槽設備士
  • 解体工事施工技士
  • 舗装施工管理技術者

 

資格を受験する際の参考にしてください。

関連資格については、下記の記事も参考にどうぞ。

 

管工事施工管理技士の勉強方法

勉強

管工事施工管理技士に合格するための勉強方法をご紹介します。

管工事施工管理技士の勉強方法は大きく分けて、下記の3つがあります。

  1. 独学
  2. 通信講座
  3. 予備校

 

それぞれの勉強法について見ていきましょう。

 

テキストや過去問集で独学

管工事施工管理技士の勉強は独学でする人が多いです。

勉強のコツは、最初からたくさんのテキスト(参考書)や問題集を買わないことです。

書店に行ってパラパラとページをめくりながら、わかりやすそうなテキストと過去問集を1冊ずつ購入してください。

※ネットで購入する方法もありますが、やはり実際のページを見れた方が良いでしょう。

まずはテキストを読み込み、その後、過去問集をくりかえし解いてください。

問題を覚えるくらい繰り返せば高確率で合格できます。

過去問集は最低でも3回以上は解くことをおすすめします。

 

1級の場合は第一次検定の合格者のみが第二次検定を受験できます。

第一次検定の3ヶ月後に第二次検定ですので、第一次検定の合格後に第二次検定の勉強を始めるので間に合います。

※まずは第一次検定の勉強に集中しましょう。

第二次検定の過去の自分の実務経験を記述する問題は、過去問集を見ながら自分の文章の型を作っておきましょう。

記述文章の型を作っておくことで本番でスムーズに記述できます。

 

独学は自分との闘いです。

特に、施工管理職をしている人は忙しいですから、仕事が終わってから勉強をするのはけっこうきついです。

「休日に勉強しよう…」と勉強を後回しにするとなかなか勉強できません。

毎日30分でもいいので勉強するクセをつけるのがコツです。

通勤の時間や食事のあとなど、短時間でもいいので「毎日勉強する」のが合格の最大のコツです。

 

通信講座

通信講座は合格しやすいテキストに作り込まれているため合格率が上がります。

独学に比べて「通信講座の順番通りに勉強すれば良い」というわかりやすさはありますね。

第二次検定の記述式問題の添削もしてくれる通信講座がおすすめです。

ただし、独学に比べると費用が高いことと、自分のペースで勉強しにくいのがデメリットです。

特に、忙しい施工管理職の人は通信講座のペースに追いつけないこともあるので注意です。

 

講習会

講習会に行って勉強するメリットは、講師にわからないことを聞けることでしょう。

独学だとわからないことを自分で調べなければいけませんが、講習会は聞けばすぐに教えてくれます。

近年の試験傾向や予想問題も強いですね。

ただし、独学より費用が高いことや、忙しい施工管理職の人はそもそも講習会に通う時間がないこともあるでしょう。

 

管工事施工管理技士の年収

札束

管工事施工管理技士の年収は1級と2級で違います。

  • 2級管工事施工管理技士の平均年収:約450万円
  • 1級管工事施工管理技士の平均年収:約550万円

 

やはり1級管工事施工管理技士の方が平均年収が高いです。

前述のとおり、1級資格は大規模工事を受注できるため給料にも反映されやすいです。

基本給が上がる会社もあれば、資格手当が支給される会社もあります。

 

また、勤めている会社規模によっても年収は変わります。

中小の建設会社よりも大手の方が年収が高いです。

施工管理技士は不足しているため、中には年収800万円以上稼ぐ管工事施工管理技士もいます。

管工事施工管理技士の年収は、管工事施工管理技士の年収を分析【年収を上げる方法も解説】も参考にどうぞ。

 

第一次検定(学科試験)の免除について

扉

管工事施工管理技士の第一次検定の免除制度についてご紹介します。

条件に該当すれば、第一次検定が免除されて第二次検定のみの受験です。

 

1級管工事施工管理技士の第一次検定(学科試験)免除の条件

1級管工事施工管理技士の第一次検定免除の条件は、下記のとおりです。

  • 1年前の第一次検定の合格者
  • 技術士の二次試験の技術部門の機械部門、水道部門、衛生工学部門、総合技術監理部門の合格者で1級管工事施工管理技士の受験資格がある人

 

2級管工事施工管理技士の第一次検定(学科試験)免除の条件

2級管工事施工管理技士の第一次検定免除の条件は、下記のとおりです。

  • 1年前の第一次検定の合格者
  • 技術士の二次試験の技術部門の機械部門、水道部門、衛生工学部門、総合技術監理部門の合格者で2級管工事施工管理技士の受験資格がある人
  • 大学の指定学科を卒業後1年以内に2級管工事施工管理技士の第一次検定に合格して、卒業後4年以内に連続2回の第二次検定を受験する人で、管工事施工管理の実務経験が1年以上ある人
  • 短大か高専の指定学科を卒業後2年以内に2級管工事施工管理技士の第一次検定に合格して、卒業後5年以内に連続2回の第二次検定を受験する人で、管工事施工管理の実務経験が2年以上ある人
  • 短大や高専を卒業して2級管工事施工管理技士の第一次検定に合格後、大学を卒業して、短大・高専を卒業後6年以内に連続2回の第二次検定を受験する人で、管工事施工管理の実務経験が1年以上ある人
  • 高校か中学の指定学科を卒業後3年以内に2級管工事施工管理技士の第一次検定に合格して、卒業後6年以内に連続2回の第二次検定を受験する人で、管工事施工管理の実務経験が3年以上ある人
  • 高校や中学を卒業して2級管工事施工管理技士の第一次検定に合格後、短大や高専を卒業して、高校・中学を卒業後7年以内に連続2回の第二次検定を受験する人で、管工事施工管理の実務経験が2年以上ある人
  • 高校や中学を卒業して2級管工事施工管理技士の第一次検定に合格後、大学を卒業して、高校・中学を卒業後8年以内に連続2回の第二次検定を受験する人で、管工事施工管理の実務経験が1年以上ある人

 

願書申込み期間

管工事施工管理技士の願書申し込み期間は、下記のとおりです。

  • 1級管工事施工管理技士:5月
  • 2級管工事施工管理技士:前期3月・後期7月

 

ちなみに、願書申し込み用紙は1部600円です。

 

試験日

管工事施工管理技士の試験日は、下記の日程です。

  • 1級の第一次検定:9月
  • 1級の第二次検定:12月
  • 2級の前期:6月
  • 2級の後期:11月

 

合格発表

管工事施工管理技士の合格発表時期は、下記の日程です。

  • 1級の第一次検定:10月
  • 1級の第二次検定:翌年3月
  • 2級の前期:7月
  • 2級の後期:翌年1月

 

合格通知は全国建設研修センターから送付されます。

 

試験会場

管工事施工管理技士の受験地は、下記の地域です。

  • 1級:札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・那覇
  • 2級前期:札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・那覇
  • 2級後期:札幌・青森・仙台・東京・新潟・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・鹿児島・那覇

 

受験料

管工事施工管理技士の受験料は、下記のとおりです。

  • 1級:第一次検定10500円・第二次検定10500円
  • 2級:第一次検定5250円・第二次検定5250円

 

参考:全国建設研修センター「1級管工事施工管理技術検定試験」「2級管工事施工管理技術検定試験

 

管工事施工管理技士の独立

管工事施工管理技士で独立できますが、独立する人はそこまで多くありません。

独立すると営業も経営もしなければならず、会社員でいることを選ぶ人も多いですね。

施工管理の独立については、現場監督(施工管理)が独立する3つのメリット【不安なら技術者派遣】を参考にどうぞ。

 

まとめ【管工事施工管理技士は難易度が高いけど、きちんと勉強すれば合格できる】

応援する女性

管工事施工管理技士は決してカンタンな試験ではありませんが、きちんと準備すれば2級も1級も合格できます。

本気なら、さっそく今日から勉強を始めましょう。

試験は、たった1点が合否を左右します。

1点でも多く点数を取る方法はただ1つ、1日も速く勉強を始めること。

不合格になると、また1年も勉強のやり直しなのでかなり苦痛ですよ。

今日から勉強を始めて、合格を目指しましょう。

 

管工事施工管理技士は業務範囲が広いため汎用性の高い資格です。

管工事施工管理技士は需要が高い資格ですので、資格を取得しておけば就職・転職にとても有利です。

 

60代を超えても続けられるため、くいっぱぐれない資格と言えるでしょう。

もちろん、資格の勉強をすることはもちろん実務経験・スキルも積んでいきましょう。

あなたの管工事施工管理技士の合格の参考になればうれしいです。

 

ちなみに、管工事施工管理技士の資格を取得して転職を考えてる人は、転職先を慎重に検討しましょう。

施工管理技士の資格を取得すると転職先の選択肢は増えますが、その分、転職に失敗するリスクも上がります。

 

ブラック企業に転職したくない人は、施工管理(現場監督)の転職先の会社選びのコツ【転職活動方法も解説】を参考にどうぞ。

下記を詳しく解説しています。

  • ブラック企業を選ばない方法
  • 自分に合う会社を探す方法

 

転職に失敗しないように注意しましょう。

あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです!

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