どんな問題が出て、合格率はどれくらいなんだろう?
どれくらい前から勉強すればいいかな?
あと、1日何時間くらい勉強すればいいかなぁ?
仕事しながら勉強するのは、めんどくさいなぁ…
こういった疑問に答える記事です。
この記事の内容は下記のとおり。
- 排水設備工事責任技術者の難易度を合格率から分析【過去問・合格基準からも分析】
- 排水設備工事責任技術者に合格するための勉強方法や勉強時間
排水設備工事責任技術者の試験の難易度を解説します。
仕事をしながら資格の勉強をするのって大変なので、いつ頃から勉強を始めればいいかも解説します。
あなたの合格の参考になればうれしいです!
目次
排水設備工事責任技術者の難易度を合格率から分析【過去問・合格基準からも分析】
排水設備工事責任技術者の難易度を、合格率から見てみましょう。
公益社団法人日本下水道協会のホームページによると、近年の合格率は下記のとおりです。
年度 | 合格率 |
平成24年度 | 64.9% |
平成25年度 | 55.7% |
平成26年度 | 63.5% |
平成27年度 | 60.1% |
平成28年度 | 53.4% |
平成29年度 | 42.7% |
平成30年度 | 46.2% |
令和元年度 | 46.4% |
参考:公益社団法人日本下水道協会「令和元年度排水設備工事責任技術者資格試験実施結果」
40~60%で推移しているので、あまり難易度の高い試験ではありません。
例えば、難関資格である一級建築士の合格率は10~12%なので、排水設備工事責任技術者の試験が難しくないのがわかります。
もちろん、まったく勉強しないで合格できるほど甘くないですが、きちんと勉強すれば合格できるくらいの難易度です。
排水設備工事責任技術者の過去問からみる難易度
日本下水道協会のホームページに過去問が載っているので、見てみましょう。
試験範囲は下記の2種類です。
- 下水道法令:10問(30点)
- 技術(下水道排水設備指針と解説):20問(70点)
合計30問のマークシート方式の試験です。
回答方法は下記の3種類。
- 択一式
- 穴埋め式
- ○×式
勉強すれば難しくないので、問題の難易度も低めです。
排水設備工事責任技術者の合格基準からみる難易度
排水設備工事責任技術者の合格基準は、下記のとおり。
- 総得点70点以上
- 法令と技術の問題で、それぞれの得点率が50%以上
そこまで難易度は高くないですね。
合格基準から見ても、そこまで難しい試験でないことがわかります。
排水設備工事責任技術者の受験資格は都道府県によって違う
排水設備工事責任技術者の試験は都道府県ごとに行われ、受験資格も都道府県によって違います。
詳しくは、各自治体に問い合わせてみましょう。
一般的な受験資格は、下記のような感じです。
- 高卒以上
- 排水設備工事の設計や施工で1~2年以上の実務経験がある人
受験資格は必ず確認しましょう。
排水設備工事責任技術者に合格するとできること
排水設備工事責任技術者に合格すると、下水道管理者の登録を受けた技術者として、下水道指定工事店になれます。
排水設備の新設・増設・改築が可能で、設計から施工まですべてが可能。
会社として1人以上の排水設備工事責任技術者を置かなければならないので、重宝される人材になれます。
また、独立するのにも有効な資格。
業務の独占資格なので、キャリアアップにも有効です。
なお、合格すると5年ごとに講習を受講して、資格の更新が必要です。
排水設備工事責任技術者に合格するための勉強方法や勉強時間
排水設備工事責任技術者に合格するための勉強方法は、下記の2つ。
- 講習会に参加する
- テキストと問題集で独学
1つずつ解説します。
①講習会に参加する
排水設備工事責任技術者の講習会に参加しましょう。
講習会を受けた人の8割くらいは合格しているからです。
各地で排水設備工事責任技術者の講習会を開催しています。
地方自治体の下水道担当課に聞いてみましょう。
講習会は、2日間で12時間くらいです。
試験に出題されるポイントを解説してくれるので、かなり有利。
合格を時間と労力で買うと思って、参加しましょう。
ただし、講習会には参加費がかかります。
各地で参加費の金額は違いますが、2万円以上します。
②テキストと問題集で独学
また、テキストと問題集があり、2冊で5000円くらいします。
テキストと問題集は、公益社団法人日本下水道協会発行の下記の2冊。
- 排水設備工事責任技術者講習用テキスト
- 排水設備工事責任技術者試験標準問題集
正直、この2冊しかテキスト・問題集はないので買いましょう。
講習会の後の独学にも使えます。
※他のテキストや問題集は、必要ないので買わなくて大丈夫です。
独学は10月中旬からスタート
排水設備工事責任技術者の独学は、10月中旬からスタートしましょう。
試験は11月中旬なのですが、1ヶ月くらい勉強すれば合格できるからです。
独学の勉強時間は、合計20~30時間でいいかと。
- 平日:1~2時間
- 土日:3~4時間
という感じで勉強すれば、合格できるイメージです。
独学の勉強方法
独学の勉強方法は下記の2つ。
- 講習会で習ったことの復習
- テキストと問題集でで勉強
試験日が近づいてきたら、問題集を中心に実戦に備えましょう。
基本的には問題集を2~3周解けばだいたいOK。
ただし、試験では穴埋め問題が出るので、テキストを読み込んで内容を理解しましょう。
排水設備工事責任技術者の試験概要
試験概要は、各自治体に確認するのが間違いないです。
前述のとおり都道府県ごとの試験なので、必ず確認しましょう。
ちなみに、受験手数料は6000円です。
ちょっと注意点なのは、排水設備工事責任技術者の試験は2年に1回しかないこと。
チャンスは2年に1回なので、1回で合格するよう勉強しましょう。
まとめ【排水設備工事責任技術者の試験の難易度は低め】
この記事をまとめます。
- 排水設備工事責任技術者の難易度を合格率は40~60%【難易度低め】
- 穴埋め問題があるので、過去問の丸暗記ではなく内容も理解する
- 合格基準は低め
- 講習会に参加した人の8割は合格している
- 独学を始めるのは10月中旬くらいから
どれくらい前から勉強すればいいかな?
というあなたの参考になればうれしいです!
ちなみに、給排水設備の資格として、下記の3記事も参考にどうぞ。
あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです!