配管工に向いている人の特徴を知りたいな。
きついイメージがあるけど、自分にやっていけるかな…?
こういった疑問に答えます。
この記事でわかること
- 配管工の仕事内容
- 配管工がきついと言われる3つの理由
- 配管工に向いている人の特徴7選
- 配管工に向いていない人におすすめの仕事
この記事では「配管工に向いている人の特徴」を解説しているので、あなたが配管工でやっていけそうかわかります。
「きつい」と言われることもある配管工ですが、向いていれば続けていくことができるでしょう。
配管工に向いていない人におすすめの仕事もまとめたので、今回の転職活動の参考にしてみてください。
※「前置きはいいから、配管工に向いてる人の特徴を教えて!」という人は、配管工に向いている人の特徴7選にジャンプしてみてください。
この記事の監修者
施工管理の技術者派遣を行う会社。
これまで1500名以上の未経験者を施工管理として育成した実績あり。
- 労働者派遣事業許可番号 派13-304593
- 有料職業紹介事業許可番号 13- ユ-304267
- 特定建設業 東京都知事許可 (特-1) 第150734号
この記事は、元配管工の方に書いていただきました。
目次
配管工の仕事内容
配管工は、主に以下の配管工事を行います。
配管工事の種類
- 給水管:家庭やビルなどに水を供給する管
- 排水管:家庭やビルから出る排水や汚水を流す管
- ガス管:都市ガスやLPガスを供給する管
- 衛生設備:キッチン、洗面台、トイレ、浴槽などの配管工事
- 空調設備:冷暖房設備の配管工事
配管工は現場に運ばれた配管を組み立てるのが仕事です。
配管工の仕事内容については、配管工の仕事内容を解説【就職・転職する方法も紹介】に詳しくまとめています。
配管工の年収相場
配管工の平均年収は、厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると約485万円です。
見習いの頃は給料が低めですが、スキルを磨いていけば収入も上がります。
配管工の年収や給料については、配管工の年収・給料を国のデータを元に紹介【収入を上げる方法も解説】にまとめています。
配管工がきついと言われる3つの理由
配管工の仕事がきついと言われる理由は以下の3つです。
きついと言われる理由
- 夏や冬の作業が過酷で大変
- 新人の間は重労働が多い
- 職人が厳しくて精神的なプレッシャーがかかる
1つずつ解説していきます。
夏や冬の作業が過酷で大変
配管工の仕事は屋外での作業が多いため、夏や冬の作業が過酷です。
具体的には、以下のような場所で作業します。
配管工が作業する場所
- 掘削した土の中
- 化学工場や食品工場
- 床下や天井裏などの狭い空間
空調のない屋外や、直射日光が当たる現場での作業が多いです。
床下や天井裏など狭い空間での作業も、夏は暑く冬は寒いため「きつい」と言われることがあります。
新人の間は重労働が多い
新人の間は重労働が多いため、きついと言われることがあります。
新人の仕事がきつい理由
- 重たい資材や道具を運ぶ作業がある
- スコップでの掘削など体力が必要な作業がある
新人は重たい配管や、道具をひたすら運ぶ作業が多いです。
体力と筋力が必要になるので、配管工で働く際は体を鍛えておきましょう。
職人が厳しくて精神的なプレッシャーがかかる
配管工には昔ながらの職人さんがいて、精神的にきついという人もいます。
精神的にきつい理由
- 口調が厳しい職人さんに怒鳴られる
- 道具の名前を覚えていなくて怒られる
配管工は納期が近づく中で正確に作業しないといけないため、プレッシャーがかかる仕事です。
職人さんに厳しい声をかけられることもあるため、精神的にきついと感じる人もいるでしょう。
配管工のやりがい・魅力
一方、配管工にはやりがい・魅力も多いです。
配管工のやりがい・魅力
- 今後も仕事が安定している
- スキルアップすると年収が上がっていく
- 社会インフラに関われる
- 独立できる
こちらも1つずつ見ていきましょう。
今後も仕事が安定している
今後も仕事が安定しているのが、配管工の魅力です。
安定している理由
- 日常生活に関わる工事だから
- 配管工事がなくなることがないから
- 細かい手作業が多くロボットに仕事を奪われないから
配管工は給水管や排水管など、生活に関わる工事を行います。
建物の工事から配管工事がなくなる可能性もないため、今後も仕事が安定しているでしょう。
スキルアップすると年収が上がっていく
配管工はスキルアップすると年収が上がります。
年収が上がる理由
- 現場を1人で周れるようになるから
- スキルアップして任される仕事が増えるから
未経験者は年収300万円台ですが、経験を積んで責任のある仕事を任されるようになると400万円を超えます。
自分の技術次第で年収アップが見込める点も魅力です。
社会インフラに関われる
配管工は社会インフラを支える仕事です。
一般住宅からビルまで、さまざまな施設の配管工事を担当します。
そのため「社会の役に立っている」と実感できるのが魅力です。
公共施設やプラントの配管工事も担当しているので、幅広い分野で活躍できるのもやりがいでしょう。
独立できる
配管工は現場で実務経験を積んで、技術を高めれば独立できます。
将来、独立を考える人には魅力があるでしょう。
技術と経験を身につけて、配管工で独立すれば、年収アップも見込めるのもやりがいの1つです。
配管工に向いている人の特徴7選
配管工に向いている人の特徴は?
結論、以下に多く該当する人は配管工に向いています。
向いてる人の特徴
- 忍耐力がある人
- 体力に自信のある人
- 丁寧な作業ができる人
- 継続的に学習できる人
- 手先が器用で組み立てが好きな人
- 臨機応変に柔軟な対応ができる人
- コミュニケーションが取れる人
1つずつ解説していくので、あなたに向いていそうかチェックしてみてください。
忍耐力がある人
配管工の仕事は、肉体的にも精神的にも厳しい場面が多いので、忍耐力がある人に向いています。
具体的には、以下のような場面で忍耐力が役立つでしょう。
忍耐力が必要なシーン
- 重い資材の運搬作業
- 床下や天井裏など狭い場所での作業
- 水漏れや詰まりなどの急なトラブルへの対応
忍耐力があれば、肉体的・精神的に厳しい状況を乗り越えて仕事を進められます。
体力に自信のある人
配管工は体力が必要な仕事です。
具体的には、以下のような作業で体力を使います。
体力が必要なシーン
- 長時間の立ち仕事
- 重い配管や工具の持ち運び
- 暑い夏や寒い冬の屋外での作業
重い資材を運搬したり、長時間の立ち仕事で作業したりと、力仕事が多いため体力が必要です。
体力に自信のある方は、配管工に挑戦してみましょう。
丁寧な作業ができる人
丁寧な作業ができる人も配管工に向いています。
配管工事は、ミリ単位の精度が求められる繊細な仕事だからです。
パイプ同士を繋ぎ合わせたり、穴を開けたりする際には、ちょっとしたミスが事故につながります。
そのため、丁寧に作業できる人が向いています。
継続的に学習できる人
配管業界は、新しい技術や材料が次々と開発されています。
変化に対応するためには、常に新しい知識や技術を学び続ける姿勢が必要です。
配管工に必要な学習
- 素材や工法ごとの特徴
- 最新の配管技術や材料
新しい技術や知識を積極的に学べる人は、配管工として活躍できます。
手先が器用で組み立てが好きな人
配管工の仕事は、手先が器用で組み立てが好きな人に向いています。
例えば、以下のような要素に当てはまる人が該当します。
例
- プラモデルや工作が好き
- DIYや家具作りに興味がある
- 機械や工具の仕組みが好き
組み立てや工作が好きで、自分で何かを作り上げていくことに喜びを感じる人に向いているでしょう。
配管工の仕事で、手先の器用さが役立つ作業は以下のとおりです。
手先の器用さが役立つ作業
- 配管の切断や研磨
- 精密機器の取り付け
- 細かい部品の取り扱い
- 狭い場所での配管の接続
工具を使って、配管を正確に接続していくためには、指先の感覚や手の動きを繊細にコントロールする能力が必要です。
上記の作業をこなせる手先の器用さは、配管工として必須のスキルといえるでしょう。
臨機応変に柔軟な対応ができる人
臨機応変で柔軟な対応ができる人も、配管工の仕事に向いています。
現場によって配管の長さも施工方法も違うため、臨機応変な対応力が必要だからです。
臨機応変な人の特徴
- 判断力がある
- 問題解決能力がある
- 気持ちの切り替えが早い
今までに臨機応変に対応を多くしてきた人は、配管工に向いているでしょう。
コミュニケーションが取れる人
コミュニケーションを取れる人も、配管工に向いています。
コミュニケーション能力が必要な理由
- お客様と現場で出会う機会があるため
- 作業員同士の連携が事故やミスを防ぐため
- 建設現場では報告、連絡、相談が必要なため
作業をスケジュールどおりに進めるためには、現場監督や作業員とのコミュニケーションが大切です。
作業のムダをなくし、ミスや事故を防ぐためにも、普段からコミュニケーション能力を鍛えておきましょう。
配管工に向いていない人におすすめの仕事
配管工に向いていない場合は、どんな仕事をしたらいいの?
配管工に向いていない人におすすめの仕事は、以下の2つです。
おすすめの仕事
- 管工事施工管理
- 設備設計
配管工に向いていないと感じた人は、こちらの仕事も検討してみてください。
1つずつ解説していきます。
管工事施工管理
管工事施工管理は、配管工事の現場を管理する仕事です。
管工事施工管理の仕事内容
- 工事の段取りを決める
- 工事のスケジュール管理
- 現場で事故がないように対策する
- 会社の利益が出るように工事する
- 工事の品質を高める
- 現場の写真撮影
- 現場の清掃
- その他トラブル対応や緊急対応
手先が器用じゃないし、職人になれるイメージがない…
という方は、現場監督として管工事施工管理も検討してみましょう。
未経験から転職できます。
管工事施工管理の仕事内容は、管工事施工管理のきついところ4選【他の施工管理との比較も紹介】にまとめています。
ワット・コンサルティングは管工事施工管理の未経験者を募集中
冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングは施工管理の技術者派遣の会社です。
未経験から管工事施工管理に転職したい人を募集しています。
ワット・コンサルティングの強み
- 定着率83.2%(業界平均は約70%)
- 未経験者の採用率80%
- 累計1500名の未経験者を育成
- 社会保険完備+資格取得奨励金あり
- 業界トップクラスの60日間の研修あり
- 優良派遣事業者に認定されている(派遣会社のうちわずか0.2%)
60日間の新人研修があるため、しっかりと基礎を学んでから働けます。
管工事施工管理に興味がある人は、転職先の候補に入れてみてください。
設備設計
設備設計は、建物の水回りをはじめとする設備の設計を行う仕事です。
設備設計の仕事内容
- 空調設備設計:空調・換気・排煙などの設計
- 電気設備設計:照明・LAN・セキュリティなどの設計
- 給排水衛生設備設計:給水・給湯・排水・ガスなどの設計
未経験から配管工に転職するには、どうすればいいの?
未経験から配管工に転職する方法は、以下の3つです。
配管工に転職する方法
- 求人サイト
- ハローワーク
- 職業訓練校
求人サイトやハローワークで転職・就職するのが一般的です。
職業訓練校で知識や技術を学んでから就職する人もいますが、必須ではありません。
配管工は人手不足なので、未経験で就職できる会社が多いです。
配管工で年収を上げるために必要な行動
配管工として年収アップしていくには、どうすればいいの?
配管工で年収を上げるために必要な行動は、以下のとおりです。
年収を上げる行動
- 資格を取得して単価を上げる
- 条件の良い会社に転職する
配管工で稼ぎたい方は参考にしてください。
資格を取得して単価を上げる
資格を取得しておくと仕事の幅が広がり、高単価の案件を受注しやすくなり、年収が上がっていきます。
特に、以下の資格は取得しておくと良いでしょう。
おすすめの資格
- 配管技能士:配管工事のスキルを証明する資格
- 管工事施工管理技士:配管工事の現場監督の資格
配管工に関する資格は、配管工事の資格3選【資格を取得すると転職が有利で年収も上がる】にまとめています。
条件の良い会社に転職する
配管工として年収を上げるためには、条件の良い会社に転職していきましょう。
条件の良い会社の特徴は以下のとおりです。
特徴
- 給与水準が高い
- 昇進制度が整っている
- 福利厚生が充実している
転職活動の際は、自分のスキルと経験を踏まえ、希望する年収を明確にしておきましょう。
配管工についてよくある質問
最後に、配管工についてよくある質問に答えていきます。
配管工の仕事でまず覚えることは?
配管工の仕事で覚えるべき内容は以下のとおりです。
覚えること
- 図面の読み方
- 配管の種類と構造
- 基本的な作業技術
- 安全に関する知識
- 工具の名前と使い方
未経験からでもチャレンジできる仕事ですが、覚える内容が多く、習得には時間と努力が必要です。
最初は大変に感じますが、仕事をしながら身につけていきましょう。
配管工の仕事は女性でも働けますか?
配管工は女性でも働けます。
体力的な負担はありますが、女性が働きやすい環境も整ってきています。
以下の理由で、配管工に向いている女性もいるでしょう。
理由
- 狭い空間の作業で活躍できる
- 細かい作業は女性ならではの丁寧さや集中力が活かせる
近年は女性も積極的に配管工に挑戦しており、活躍の場を広げています。
配管工で年収1,000万円は目指せますか?
条件次第では年収1,000万円を目指せる可能性があります。
年収1,000万円を目指す方法
- 一人親方として独立する
- 医療施設や特殊な工場などで仕事をする
- 現場での経験を増やしてスキルを上げる
- 管工事施工管理技士や配管技能士の資格を習得する
決して簡単ではありませんが、努力次第で実現できる可能性はあります。
ただし、独立して高単価な工事を請け負うためには、営業力やコミュニケーション能力も必要です。
まとめ|配管工に向いている人は挑戦してみよう
最後にもう一度、配管工に向いている人の特徴をまとめておきます。
向いてる人の特徴
- 忍耐力がある人
- 体力に自信のある人
- 丁寧な作業ができる人
- 継続的に学習できる人
- 手先が器用で組み立てが好きな人
- 臨機応変に柔軟な対応ができる人
- コミュニケーションが取れる人
配管工に向いていそうならチャレンジしてみましょう。
配管工に向いてない人は、以下の仕事も検討してみてください。
他におすすめの仕事
- 管工事施工管理
- 設備設計
詳しくは以下の記事にまとめています。
くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングは未経験から管工事施工管理に転職したい人を募集しています。
ワット・コンサルティングの強み
- 定着率83.2%(業界平均は約70%)
- 未経験者の採用率80%
- 累計1500名の未経験者を育成
- 社会保険完備+資格取得奨励金あり
- 業界トップクラスの60日間の研修あり
- 優良派遣事業者に認定されている(派遣会社のうちわずか0.2%)
管工事施工管理に興味がある人は、転職先の候補に入れてみてください。
あなたの仕事選びの参考になればうれしいです!