給湯器の種類を7つ紹介!風呂の給湯方法やサイズの目安とは?

7つの給湯器の種類や、風呂の給湯方法、給湯器のサイズの目安などをご紹介します。

各給湯器には、メリットとデメリットがあります。

 

給湯器や給湯方法の勉強をすることで、施主に正しい提案ができるようになります(^^)

 

この記事では、

  • 7つの給湯器の種類
  • 風呂の給湯方法の種類
  • 給湯器のサイズの目安
  • 給湯器の注意点

などをご紹介します。

 

あなたの給湯の知識の勉強の参考になればうれしいです!

それでは、さっそくみていきましょう(^^)

7つの給湯器の種類

銭湯

給湯器は、大きく分けて7種類あります。

それぞれ向き・不向きや、メリット・デメリットを見ていきましょう(^^)

①ガス給湯器

ガス給湯器

ガス給湯器は、給湯器の中でもっとも多く使われています。

あなたの家の給湯器も、おそらくガス給湯器ではありませんか(^^)?

 

都市ガスやプロパンガスなどを燃料に給湯します。

 

ガス給湯器は、別名「瞬間湯沸かし器」ともいわれています。

お湯を使いたいときに、瞬間的に水をお湯に変えます。

 

お湯を使うときだけ熱を発生させるので、寒冷地では夜中に給水管が凍ることがあります。

 

また、ガス給湯器は室外に設置するものが多く、ガスが燃えるときの音が大きいので、隣家の騒音にならない場所に設置しましょう。

メリット 故障が少ない
デメリット 使うお湯の量が多いと温まりにくい

寒冷地では夜中に給水管が凍ることがある

運転音が大きいので、設置場所に注意

②エコジョーズ

ガス

エコジョーズは、ガス給湯器に該当します。

一般的なガス給湯器は、お湯を作るときに約200℃・約20%の排気熱が発生します。

 

エコジョーズは排気熱を再利用してお湯をつくるので、エネルギーのロスが少ないです。

エコジョーズの排気熱は、わずか約50℃・5%です。

メリット ガス給湯器よりもガスを節約できる

耐用年数が13年くらいと長め

デメリット 初期コストがガス給湯器より高い(30万円以上)

③石油給湯器

灯油タンク

石油給湯器は、文字通り石油(灯油)で加熱する給湯器です。

ガス給湯器よりも、給湯の威力(お湯の水圧)は強いです。

 

ガス給湯器と同じく、瞬間的にお湯を作ることができます。

大量にお湯を使う建物では、石油給湯器がおすすめです。

 

ちょっと面倒くさいのは、灯油タンクに給油しなければいけないことです。

※灯油がなくなれば、当然お湯をつくることができません。

メリット ランニングコストが安い

寒冷地でも使える

デメリット 給油が必要

運転時の音と臭いが気になる

灯油の価格が変動するので、割高になることもある

④エコキュート(電気給湯器)

エコキュート

エコキュート(電気給湯器)は、電気でお湯をわかす給湯器です。

ガス給湯器・石油給湯器と違い、電気給湯器は瞬間的にお湯をわかす方法ではありません。

 

電気料金が安い夜中に水をお湯にかえて、タンクにためておきます。

昼間にお湯を使うとき、夜中に作ったお湯を使う仕組みです。

 

そのため、エコキュートは電気代を節約できます。

 

お湯をためておく仕組みなので、寒冷地でも凍らずにつかえます。

 

電気でお湯をわかすので、オール電化住宅に向いている給湯器です。

 

ただし、大量にお湯をつかってタンク内のお湯を使い切ってしまうと、お湯がでなくなってしまいます。

再びお湯をわかしてタンクに貯めるのには、時間がかかります。

メリット 深夜にお湯をつくるので電気代が安い

寒冷地でも使える

ガスや石油のように引火する危険性がない

ガスや石油の臭いが発生しない

デメリット お湯を使い切ってしまうと水しかでない

お湯を使い切ると、再びお湯を作るまで時間がかかる

給湯の勢い(水圧)はガス・石油の方が上

タンクを置くスペースが必要(約一畳分)

初期コストが50万円以上

10年に一度はヒートポンプの交換が必要

⑤ハイブリッド給湯器

シャワー

ハイブリッド給湯器は、ガスと電気を併用した給湯器です。

前述のとおり、電気給湯はお湯を大量につかうと、タンク内のお湯がなくなってしまいます。

 

そこで、

  • お湯を大量に使うところはガス給湯(瞬間湯沸かし器)
  • 少量のお湯を使うところは電気給湯

と、お湯の用途によって給湯方法を変える方式です。

 

デメリットは、まだまだ価格が高いことです。

電気給湯のタンクのスペースも必要ですし、給湯器自体が大型なので「どこに置くか?」を事前に確認しましょう。

⑥暖房機能付き給湯器

床暖房

暖房機能付き給湯器は、お湯をわかすときに床暖房のお湯もつくります。

エネルギーは電気とガスがあります。

⑦ボイラーを使った給湯方法

ボイラー

大きいビル、大型の商業施設、大きいホテルなどは、水道管からの水をボイラーで加熱して、できたお湯を各戸・各部屋に送っています。

「中央式給湯方式」ともいいます。

 

ボイラーでつくったお湯は貯湯槽にためておき、お湯がなくならないように貯湯槽の湯量を確認する必要があります。

 

また、衛生管理のためにお湯は55℃以上を保ち、定期的に清掃・消毒が必要です。

風呂の給湯方法の種類

バスタブ

風呂の給湯方法は大きく分けて5種類あります。

できること・できないことが違います。

 

風呂の給湯方法5種類を見ていきましょう(^^)

①給湯のみで追い焚きできないタイプ

風呂の蛇口

浴槽にお湯をためることはできますが、追い焚きできないタイプの給湯器です。

もっともシンプルな構造で、お湯をためるには給湯栓を手動で開き、お湯をとめるときも手動で給湯栓をしめます。

 

定量止水栓(オートストップ)の機能をつければ、一定の水位までお湯がたまると自動的に給湯がとまります。

 

追い焚きができないため、お湯の温度を上げるときは、新たに給湯する必要があります。

※やりすぎるとお湯があふれます。

 

正直、追い焚きがないのは不便ですが、イニシャルコストが安いというメリットがあります。

安めのアパートなどに採用されることがあります。

②追い焚きのみで給湯できないタイプ

蛇口

浴槽に水をはってから、浴槽内の水をあたためてお湯にするタイプです。

追い焚き・保温はできますが、給湯ができません。

 

こちらも、安めのアパートなどで採用されることがあります。

③オートタイプ(給湯・追い焚き・保温が可能)

蛇口

オートタイプは給湯(お湯はり)、追い焚き、自動保温が可能です。

「不便なくお風呂に入りたい」という人は、最低でもオートタイプが良いでしょう。

 

ただし、①②の方式よりもイニシャルコストが高いです。

④フルオートタイプ(給湯・追い焚き・保温・自動足し湯が可能)

浴槽

フルオートタイプは、上記の③オートタイプに加えて「自動足し湯」が可能です。

浴槽の減ったお湯を、自動的に足してくれます。

 

また、風呂配管を自動で掃除してくれるタイプもあります。

 

もちろんですが、③オートタイプよりもイニシャルコストが高いです。

⑤給湯暖房用熱源機(浴室暖房・乾燥・床暖房が可能)

浴槽

給湯暖房用熱源機は、浴室暖房・浴室暖房乾燥機・浴室床暖房などができる浴室に設置されます。

また、ミストサウナができる浴槽でも使われる機械です。

 

新築住宅・分譲マンション・浴室リフォームなどで、グレードの高い住宅・施設で採用されることが多いです。

 

現代の日本で「良い浴室」といえば、

  • 自動お湯はり
  • 追い焚き機能
  • 自動保温
  • 自動足し湯
  • 浴室暖房乾燥機
  • 浴室暖房
  • 浴室床暖房

がついたお風呂でしょう(^^)

 

グレードの高い浴室を希望する施主には、提案してみましょう。

給湯器のサイズの目安

温泉に浸かる猿

建物でつかうお湯の量に合わせた給湯器のサイズでないと、「お湯が出ない」など不便になってします。

給湯設備を施主に提案するときは、施主からどれくらいお湯を使うか聞いたうえで、適切なサイズの給湯器を提案しましょう。

 

例として、

  1. ガス給湯器でシャワー、洗面所、キッチンのお湯をまかなう場合
  2. 電気給湯器で風呂のお湯をまかなう場合

の給湯器のサイズの目安をご紹介します。

①ガス給湯器の号数の目安

ガス

ガス給湯器には号数があり、給湯量によって適切な号数を選ぶ必要があります。

 

号数は「25℃のお湯を、1分間に何リットル供給できるか?」のことです。

例えば、16号であれば「25℃のお湯を1分間に16リットル供給できる」という意味です。

 

ガス給湯器の号数の目安を見てみましょう。

10号 洗面所やキッチンでお湯を使う
16号 毎日シャワー・洗面所・キッチンでお湯を使う
20号 毎日シャワー・洗面所・キッチンで2ヶ所同時にお湯を使う
24号 毎日シャワー・洗面所・キッチンで3ヶ所同時にお湯を使う
32号 毎日シャワー2ヶ所と洗面所・キッチンで同時にお湯を使う

施主からヒアリングを行い、適切な号数を提案しましょう。

少し余裕をもった号数であることもお忘れなく。

②電気給湯器のタンクの大きさの目安

蛇口

前述のとおり、電気給湯器はタンクにお湯をためる方式です。

使うお湯の量にたいしてタンクが小さいと、お湯が使えなくなってしまいます。

 

電気給湯器のタンクの大きさの目安を見てみましょう。

お湯を使う人数 タンクの大きさ
1人 150~200リットル
2~3人 300リットル
3~4人 370リットル
4~5人 460リットル
5~7人 550リットル

施主からヒアリングを行い、適切なタンクの大きさを提案しましょう。

給湯器の注意点

火

給湯器の注意点を2つご紹介します。

給湯器は正しく使わないとお湯がでないだけでなく、事故になる危険性もあります。

 

給湯器の設置や、寿命の注意点をご紹介します。

給湯器は正しい場所に設置する

エコジョーズ

給湯器は室内用と室外用があります。

 

室内用を室外に設置してしまうと、雨風で故障する危険性があります。

室外用を室内に設置してしまうと、不完全燃焼を起こした際に一酸化炭素中毒になる危険性があります。

 

給湯器は正しい場所に設置しましょう。

給湯器の寿命

火と水

給湯器の寿命は10~13年です。

 

寿命をこえて給湯器を使い続けると、

  • お湯がでなくなる
  • 火災の原因になる
  • 不完全燃焼で一酸化炭素中毒になる危険性がある

など、不便なだけでなく危険をともないます。

 

アフターフォローに力を入れている会社では、給湯器の交換時期についても提案しましょう。

事故が起きてからでは大変です。

まとめ

温泉

この記事をまとめます。

  • 給湯器には7つの種類がある
  • 風呂の給湯方法には5つの種類がある
  • 給湯器にはサイズがあるので、建物で使うお湯の量でサイズを決める
  • 給湯器には正しい設置場所や、寿命がある

となりました(^^)

 

設計段階では、施主に、

  1. 給湯器の種類と、各給湯器のメリットとデメリット
  2. 風呂の給湯方法
  3. 予想されるお湯の使用量

などを、事前にヒアリングしてから給湯器の提案をしましょう。

 

ヒアリングを怠ると、あとでクレームになることがあります。

給湯器・給湯方法の種類を勉強して、施主に良い提案ができるようになりましょう(^^)

 

あなたの給湯知識の勉強の参考になればうれしいです!

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