「女性でも電気工事士はできるのかな…?」
「体力的にやっていけるか不安…」
「男性ばかりでついていけるか不安…」
「私は電気工事士でやっていけるのかな…」
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 女性でも電気工事士でやっていけるとわかる
- 女性が電気工事士になるメリットとデメリットがわかる
- 電気工事士に向いてる女性の特徴がわかる
- 女性が電気工事士に転職する方法がわかる
- 電気工事士以外で女性におすすめの建設系職種がわかる
私たち「ワット・コンサルティング」は、施工管理の技術者派遣や技術研修の会社です。
結論、女性でも電気工事士で活躍することは可能です。
事実、電気工事士として活躍されている女性がいるから。
この記事では、女性の電気工事士の現状や、メリット・デメリットなどを解説します。
あなたが電気工事士に向いてるかも診断できますよ。
また、電気工事士以外で女性におすすめの建設系職種も紹介するので、転職の参考にしてみてください。
目次
女性でも電気工事士に転職してやっていける
くりかえしですが、女性でも電気工事士でやっていくことは可能です。
経済産業省商務流通保安グループ電力安全課「電気保安人材の将来的な確保 に向けた検討について」によると、電気工事士の男女比は下記のとおり。
- 男性:98%
- 女性:2%
人数は少ないですが、電気工事士として働いている女性がいるのは事実です。
なので、女性でも電気工事士で働けます。
女性の電気工事士の需要がある
理由は、電気工事士が不足しているから。
出典:経済産業省商務流通保安グループ電力安全課「電気保安人材の将来的な確保 に向けた検討について」
男性だけでは足りず、女性も採用する会社が増えています。
※中には40代の未経験者を採用するところも。
「すぐ辞められると困る」という理由で、丁寧に仕事を教える会社もあるくらいです。
「電気工事士には興味あるけど怖そう…」という女性でも、働きやすい会社が増えています。
インスタグラムでは現場女子・電工女子の投稿が増えている
インスタグラムを見るとわかりますが、下記のハッシュタグの投稿が増えています。
- #現場女子:投稿8.1万件
- #電工女子:投稿9060件
実際に見てもらえばわかりますが、電気工事士のイメージが変わるかと。
電気工事士の女性たちが活躍していることがわかります。
女性の電気工事士の平均年収は357万円
厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、女性の電気工事士の平均年収は357万円です。
決して高いとはいえませんが、安心してください。
電気工事業界で手に職をつければ、さらに高い年収を稼ぐこともできるから。
具体的に、電気工事士が年収アップするコツは下記の4つです。
- 第1種電気工事士を取得する
- 実務経験を積んで昇給する
- 実務経験を積んで転職する
- 独立する
具体的な方法は、電気工事士の平均年収【さらに給料を上げる4つの方法】にまとめたので興味あればどうぞ。
女性の電気工事士の就職先【男性と一緒】
基本的には男性の電気工事士と一緒です。
具体的には下記のような会社に就職します。
- 電気工事会社
- 電力会社
- ビルメンテナンス会社
- 電気鉄道会社
- 建設会社など
男性と一緒に電気工事を行います。
男女の垣根がなくなってきているイメージですね。
女性の電気工事士さんのおすすめブログ
「でんブロ」さんはぜひとも読んでみてください。
現役の電気工事士「でんちゃん」が、リアルな情報を発信しています。
女性で電気工事士になりたい人には、かなり参考になるでしょう。
女性が電気工事士になるメリット6選
女性が電気工事士になるメリットは下記の6つです。
- 現場が和やかになる
- 手先が器用で活躍できる
- おしゃれな作業着もある
- お客様に安心してもらえる
- 子育てと両立できる会社もある
- 手に職がつく
1つずつ解説します。
【メリット①】現場が和やかになる
現場は男性が多いので、女性がいることで和やかになることも。
優しい職人さんもいるので、想像より働きやすい会社もありますよ。
【メリット②】手先が器用で活躍できる
手先が器用な女性は、電気工事士で活躍しやすいです。
電気工事は細かい作業もあるので、手先の器用さを活かせるから。
割合として「手先が器用な女性」は多いので、向いてる可能性があるでしょう。
【メリット③】おしゃれな作業着もある
インスタグラムで「#現場女子」や「#電工女子」と検索してもらうとわかりますが、けっこうおしゃれな作業着もあります。
かっこいいイメージの女性電気工事士さんもいますよ。
電気工事士は古い作業着のイメージがあるかもしれませんが、おしゃれな作業着を着ていい会社もあるので、ファッションを気にする人にも良いかと。
【メリット④】お客様に安心してもらえる
個人宅の電気工事だと、お客様に安心してもらえるメリットがあります。
「知らない男性」が家の中に入ってくるのは、抵抗がある人もいますからね。
女性の電気工事士さんだと安心だし、お子さんが懐いてくれることもあるでしょう。
【メリット⑤】子育てと両立できる会社もある
会社によりますが、子育てと両立できる会社もあります。
産休や育休がある会社を選ぶと良いでしょう。
電気工事士としてスキルアップしておけば、手に職があるので復職もしやすいです。
【メリット⑥】手に職がつく
電気工事士は技術職なので、手に職がつくのは大きなメリットです。
終身雇用も崩壊したので、これからは手に職をつけるのが「安定」といえるでしょう。
そもそも「電気」がなくなることは考えにくいので、電気工事士は将来的にも問題ないと思われます。
電気工事業界の将来性は、電気工事業界の将来性や動向は明るい【未経験で転職する手順も解説】も参考にどうぞ。
電気工事士のスキルが身につけば転職も有利になるので、大きい会社に転職して年収アップを狙うのも良いでしょう。
安定して稼げる人生にしたい人には、電気工事士がかなりおすすめです。
女性が電気工事士になるデメリット
一方、女性が電気工事士になるデメリットは下記の5つです。
- 女性が少ない
- 体力と筋力が必要
- 怒られることもある
- 夜勤する会社もある
デメリットも知った上で転職を検討しましょう。
こちらも1つずつ解説します。
【デメリット①】女性が少ない
前述のとおり、女性の電気工事士は少ないです。
なので、女性の同僚は作りにくいかも。
事務の女性とは仲良くなれるかもしれませんが、現場は男性がほとんどです。
「女性の電気工事士さんもいる会社がいい」という人は、ホームページを確認して女性の電気工事士さんがいる会社に応募しましょう。
【デメリット②】体力と筋力が必要
電気工事士は体力と筋力が必要な仕事です。
- 重い材料を運ぶ
- 重いケーブルを運ぶ
- 重い工具をたくさんもつ
- きつい姿勢で作業することもある
デスクワークではないので、体力と筋力は必要だと思っておきましょう。
運動部だった人や、筋トレをしている女性はやっていける可能性があります。
【デメリット③】怒られることもある
当たり前ですが、女性であっても怒られることはあります。
なぜなら、電気工事は危険がつきものだから。
ミスをすると感電して、最悪の場合は命を落とす人もいます。
事故を防ぐために厳しく接する先輩もいて、怒られることもあるでしょう。
でもそれは、あなたの身を守るために怒ってくれている可能性もありますよ。
特に見習いのときは、たくさん怒られると思っておくといいかと。
見習いの仕事内容は、電気工事士の見習いの仕事内容や給料相場【転職前に資格を取得しよう】にまとめています。
【デメリット④】夜勤する会社もある
会社によっては夜勤があります。
電気工事は夜間作業できるケースもあるから。
特に鉄道電気工事は、夜間工事が多いです。
※鉄道電気工事については、鉄道電気工事のきついところ5選【ただし、年収など魅力も多いです】を参考にどうぞ。
夜勤をしたくない人は、夜勤がない会社に応募すればOK。
入社前にわかることなので、きちんと企業分析しましょう。
電気工事士に向いてる女性の特徴7選
以上、お伝えしてきたことをまとめると、電気工事士に向いている女性の特徴は下記の7つです。
4つ以上に当てはまるなら、あなたは電気工事士に向いてるかと。
- 男性と一緒に働くのに抵抗がない人
- コミュニケーション能力が高い人
- 体力と筋力に自信がある人
- 打たれ強い人
- 手先が器用な人
- 手に職をつけたい人
- 本気で電気工事士を頑張りたい人
あなたがいくつ当てはまるか数えてみましょう。
電気工事士に向いてない女性の特徴
反対に、電気工事士に向いてない女性の特徴は下記のとおりです。
- 男性と一緒に働くのがイヤな人
- コミュニケーション能力が低い人
- 体力と筋力に自信がない人
- 打たれ弱い人
- 手先が不器用な人
あなたが電気工事士に向いてそうか、参考にしてみてください。
女性が電気工事士に転職する方法【第2種を取得しよう】
電気工事士に転職する前に、電気工事士の資格を取得しましょう。
そもそも、電気工事は電気工事士しかできないから。
電気工事は危険を伴うため、国家資格である「電気工事士」が必要です。
「資格不要」という求人もありますが、入社してすぐ資格を取得しないといけません。
だったら、転職前に資格を取得しちゃった方がいいかと。
また、転職前に電気工事士の勉強をすることで、「本当に電気工事士に転職していいか?」が見えると思います。
そして、電気工事士の資格を取得すると選べる求人も増えるので、先に取得するのがおすすめです。
最初は「第2種電気工事士」を取得すればOK。
未経験でも受験できるし、合格しやすい試験です。
電気工事士を取得するコツは、電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツにまとめたので勉強の参考にどうぞ。
電気工事士以外で女性におすすめの建設系職種4選
ちなみに、電気工事士以外で女性におすすめの建設系職種は下記の4つです。
- 電気工事施工管理
- 施工管理サポート
- CADオペレーター
- 建設業経理士
他の選択肢も知った上で転職先を決めると、失敗が少ないです。
1つずつ解説しますね。
①電気工事施工管理
電気工事施工管理とは、電気工事の現場監督のことです。
意外かもしれませんが、電気工事施工管理は未経験でも転職できます。
※30代前半くらいまで。
電気工事施工管理の仕事内容は下記のとおりです。
- 朝礼の指揮
- 各種事務作業
- 工事の設計図を書く
- 電力会社への申請作業
- 安全な作業環境を作る
- 工事のスケジュール管理
- 現場の進捗を写真にとる
- 顧客や業者との打ち合わせ
- 利益が出るようにお金の管理
- 電気工事士さんたちが働きやすいように現場の準備をする
詳しくは、電気工事の現場監督(施工管理)の仕事内容や給料【未経験の会社選び】にまとめてます。
ちなみに、私たちワット・コンサルティングでは、未経験から施工管理になりたい人を採用しています。
2ヶ月の研修をしっかりと行うので、安心して施工管理の世界に入っていけますよ。
会社説明会をやっているので、施工管理も選択肢に入れる人は情報収集にどうぞ。
[clickliscode color=”green” type=”line” url=”https://www.jp-wat.com/sekokan_lp01/” target=”_blank” rel=””]ワット・コンサルティングの会社説明会の情報を見る[/clickliscode]
②施工管理サポート
施工管理サポートとは、前述の「施工管理」をサポートする仕事です。
※女性が多い仕事です。
下記のように、施工管理業務の事務的な作業を行います。
- 現場の写真の整理
- 朝礼に使う資料作成
- 工事の設計図を書く
- 顧客や業者との連絡
- 工事にかかるお金の計算
- 工事のスケジュール管理
- 電力会社への申請書類の作成など
施工管理サポートについては、施工管理は未経験の女性でも始められる【施工管理サポートもあり】に詳しくまとめてます。
③CADオペレーター
CADオペレーターとは「設計補助」の仕事です。
建築士などが考えた設計アイデアを、CADという設計ソフトに清書していくイメージです。
CADオペレーターの特徴は下記のとおり。
- 女性が多い
- デスクワーク
- スキルアップすると在宅勤務も可能
「やっぱり現場の仕事は不安…」という女性にはおすすめです。
CADオペレーターについては、CADオペレーターは未経験でも転職できる【あなたに向いてるか診断】にまとめてます。
④建設業経理士
建設業経理士とは、名前のとおり「建設会社の経理を行う仕事」です。
※経理職なのでデスクワークです。
建設会社の経理は他業界と違って特殊なので、建設業経理士という資格があります。
経理の経験がある人は、建設業経理士の資格を取得してみてもいいでしょう。
建設業経理士の資格を取得するコツは、下記の2記事にまとめています。
まとめ【女性でも電気工事士で活躍できるので挑戦してみよう】
結論、女性でも電気工事士で活躍することは可能です。
最後にもう一度、電気工事士に向いている女性の特徴をまとめておきます。
- 男性と一緒に働くのに抵抗がない人
- コミュニケーション能力が高い人
- 体力と筋力に自信がある人
- 打たれ強い人
- 手先が器用な人
- 手に職をつけたい人
- 本気で電気工事士を頑張りたい人
電気工事士に転職するなら、まず第2種電気工事士を取得しましょう。
第2種電気工事士の勉強のコツは、電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツにまとめてます。
また、電気工事士以外でおすすめの建設系職種は下記の4つです。
- 電気工事施工管理
- 施工管理サポート
- CADオペレーター
- 建設業経理士
私たちワット・コンサルティングでは、未経験から施工管理になりたい人を採用しています。
会社説明会をやっているので、施工管理も選択肢に入れる人は情報収集にどうぞ。
あなたの転職の参考になればうれしいです!