資格を取得するメリットとか将来性は?
受験資格とか試験内容はどんな感じなの?
あと、他にもおすすめの資格ってある?
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 防水施工管理技術者とは
- 防水施工管理技術者の試験内容
- 防水施工管理技術者の勉強方法
- 防水施工管理技術者と関連するおすすめ資格
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術派遣や転職サポートを行う会社です。
この記事では、防水施工管理技術者の資格について解説します。
防水工事の施工管理に関わるなら、取得しておきたい資格です。
他にもおすすめの資格も紹介するので、キャリアアップの参考にしてみてください。
目次
防水施工管理技術者とは
防水施工管理技術者とは、防水工事の施工管理スキルを証明する資格です。
一般社団法人全国防水工事業協会が主宰しています。
防水工事における、下記のような業務を行います。
- 施工計画の作成
- 工程管理
- 品質管理
- 安全管理
防水施工管理技術者を取得するメリット
防水施工管理技術者を取得する主なメリットは下記の2つです。
- 社内の評価が上がる
- 履歴書に書ける資格が増える
前述のとおり、防水工事の施工管理スキルを証明できるので、評価が上がったり、転職に使えます。
防水施工管理技術者の将来性
防水施工管理技術者の将来性は明るいと言えるでしょう。
建物の定期的な防水工事はなくならないからです。
特に、ビルやマンションの大規模修繕工事では、防水工事が必須ですよね。
新築が減っているとはいえ、すでに建っているビルやマンションの数から考えても、将来性は問題ないでしょう。
出典:国土交通省「マンションに関する統計・データ等」
防水施工管理技術者の資格区分【受験資格も解説】
防水施工管理技術者は下記の2種類があります。
- Ⅰ種:屋根・屋内・地下・水槽などの防水工事
- Ⅱ種:外壁などの防水工事
Ⅰ種・Ⅱ種の受験資格は下記のとおりです。
- Ⅰ種:屋根・屋内・地下・水槽などの防水工事の施工管理の実務経験7年以上
- Ⅱ種:外壁などの防水工事の施工管理の実務経験5年以上
なおかつ、下記のいずれか1つの資格が必要です。
- 一級建築士
- 二級建築士
- 1級建築施工管理技士
- 2級建築施工管理技士
- 建築仕上げ改修施工管理技術者
- 建築仕上診断技術者
ちなみに、まだ資格を取得していない人は下記の記事を参考にどうぞ。
防水施工管理技術者の試験内容
防水施工管理技術者の試験内容は下記のとおりです。
- 試験方式:四肢択一式・真偽式(◯×問題)
- 試験範囲:建築一般・防水工事
- 受験料:33000円
- 受験申込:1月ころ
- 試験時期:2月ころ
- 試験地:大阪
- 合格発表:3月ころ
詳しくは、一般社団法人全国防水工事業協会のホームページで必ず確認しましょう。
防水施工管理技術者の勉強方法
残念ながら、防水施工管理技術者の専門書はありません。
「防水施工法」などを勉強しましょう。
一般社団法人全国防水工事業協会のホームページにて、防水施工法の書籍が販売されています。
その他、防水工事に関する本を買って勉強してみるのもおすすめです。
防水施工管理技術者と関連するおすすめ資格4選
他にも防水工事の施工管理に役立つ資格があれば知りたいな。
結論、下記の4つがおすすめです。
- 登録防水基幹技能者
- 浄化槽設備士
- マンション維持修繕技術者
- マンション改修施工管理技術者
防水施工管理技術者と併せて取得を検討してみましょう。
1つずつ紹介するので、キャリアアップの参考にどうぞ。
①登録防水基幹技能者
登録防水基幹技能者は、防水工事の職長クラスのスキルを証明できる資格です。
※防水施工管理技術者と同じく、全国防水工事業協会が主催しています。
登録防水基幹技能者の主な業務は下記のとおり。
- 元請企業に施工方法の提案や調整
- 他の職長に前工程・後工程の連絡・調整
- 技能者の配置や作業方法・手順の構成
- 技能者に施工の指示・指導
下記のメリットもあるためおすすめです。
- 主任技術者・専任技術者になれる
- 建設キャリアアップシステムのレベル4になれる(最高ランク)
- 経営事項審査で点数がつく(3点)→公共工事を受注しやすくなる
登録防水基幹技能者の詳細は、登録防水基幹技能者を取得するメリット【試験勉強のコツも解説します】にまとめています。
②浄化槽設備士
浄化槽設備の設置工事の監督・指導を行う国家資格です。
水槽や浄化槽の施工管理をする人なら、取得しておいて損はないでしょう。
主な業務内容は下記のとおりです。
- 浄化槽設備の設置工事の施工図の作成
- 浄化槽設備の設置工事の監督・指導
浄化槽設備士の詳細は、浄化槽設備士試験の難易度【合格率は30%くらい。過去問中心で勉強】を参考にどうぞ。
③マンション維持修繕技術者
マンションの維持や修繕のスキル・知識を証明する民間資格です。
特に、マンション大規模修繕の防水工事に関わる人なら、取得しておいて損はないでしょう。
主な業務内容は下記のとおり。
- マンションの建物診断
- 修繕設計
- 工事監理
マンション維持修繕技術者の詳細は、マンション維持修繕技術者試験の難易度【過去問とテキストで独学可能】にまとめてます。
④マンション改修施工管理技術者
こちらもマンション大規模修繕工事に関する資格です。
社内にマンション改修施工管理技術者がいることで、管理組合に安心感を与えられて受注しやすくなることもあります。
もちろんマンションの防水工事の知識向上にも役立つため、取得しておいて損はないでしょう。
マンション改修施工管理技術者の詳細は、マンション改修施工管理技術者とは【合格率や難易度も解説します】を参考にどうぞ。
まとめ【防水施工管理技術者資格を取得して防水工事の施工管理に活かそう】
この記事をまとめます。
- 防水施工管理技術者は防水工事の施工管理スキルを証明する資格
- 社内の評価が上がったり、履歴書に書ける資格が増えるメリットあり
- 防水工事がなくなることは考えにくいので将来性は問題なし
- 受験には実務経験と建築士や建築施工管理技士など資格が必要
- 全国防水工事業協会の防水施工法などの書籍で勉強しよう
詳しくは、全国防水工事業協会のホームページでチェックしてみましょう。
また、キャリアアップには下記の資格もおすすめです。
- 登録防水基幹技能者
- 浄化槽設備士
- マンション維持修繕技術者
- マンション改修施工管理技術者
4つの資格の詳細は下記の記事を参考にどうぞ。
あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです!