電気工事士はやめとけと言われる3つの理由【向いてる人の5つの特徴】

電気工事士はやめとけと言われる3つの理由【向いてる人の5つの特徴】
考える男性
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電気工事士はやめとけって、本当なの?

手に職をつけたくて電気工事士を考えてるけど、肝心の仕事内容がキツすぎるならやめておこうかな…

 

資格を取る前に、電気工事士のきついところを知りたいな。

あと、僕は電気工事士としてやっていけるのかな…?

こういった不安に応える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • 電気工事士のきつい部分がわかる
  • 仕事が辛いときの対処法がわかる
  • 電気工事士でやっていける人の特徴がわかる
  • 電気工事士になるメリットがわかる

 

電気工事士のきついところを解説します。

デメリットを知った上で、資格取得を検討しましょう。

くれぐれも言っておきますが、電気工事士は素晴らしい仕事です。

電気工事士に向いてる人の特徴も解説するので、あなたがやっていけそうかチェックしてみてください!

電気工事士はやめとけと言われる3つの理由

電気工事士はやめとけと言われる3つの理由

「電気工事士はやめとけ」と言われるのは、下記の3つの理由からです。

  1. 肉体労働がきつい
  2. 人間関係が辛い
  3. けっこう忙しい

 

1つずつ解説しますね。

 

①肉体労働がきつい

肉体的にはきつい仕事です。

屋外作業も多いですからね。

具体的にきつい理由は、下記のとおりです。

  • 重いものを運ぶ
  • 高所での作業
  • 立ちっぱなし
  • 暑い・寒い
  • ケガする危険あり

 

修行時代は特に体力を使う

電気工事士は職人の世界なので、最初は修行です。

先輩のサポートに走り回るので、けっこう体力は使いますね。

例えば、先輩から言われた道具をとりにいくにも、道具の名前がわからないと何度も取りにいくことに。

そうやって仕事を覚えていくわけですが、最初は体力的にきついです。

 

修行期間中は立場も弱いので、暑いor寒い屋外で長時間立ちっぱなしということもあります。

 

②人間関係が辛い

電気工事士は、人間関係も辛いところ。

前述のとおり、電気工事士は修行の世界だからです。

具体的には下記のとおり。

  • 教えてもらえず、間違えると怒られる
  • 「仕事は見て覚えろ」という世界
  • 覚えることが多く、最初は怒られてばかり
  • 他の業者に邪険にされる

 

現場で他の業者に邪険にされることあり

電気工事は建築現場のスキマを縫って行うイメージのため、他の職人さんなどから邪険にされることがあります。

※もちろん一部の人だけですが。

工事の予定上、1日で終わらせないといけないものも多く、運が悪いと他の業者さんに急かされることもあります。

なぜか肩身のせまい思いをすることがあるので、少々理不尽に感じるかもしれません。

 

③けっこう忙しい

電気工事士の仕事は、けっこう忙しいです。

最低人数で現場を回すから。

会社によっては工事に波があるため、社員は数名という会社も多いですね。

そのため、忙しいときは大変です。

仕事を断ると次から頼まれなくなるため、無理にでも請けてしまう会社もあります。

結果的に、下記のような状態になり、けっこう忙しいことも。

  • 急に仕事が入る
  • 残業が多い
  • 休みが少ない

 

工事の予定上、1日で終わらせないといけない工事もあって忙しいですね。

 

資格がないと就職できないので人手不足

そもそも電気工事は、「電気工事士」の資格がないとできません。

なので、誰でも採用していいわけではないんです。

結果的に、慢性的な人手不足になっている会社もあります。

 

電気工事士の仕事がきついときの3つの対処法

電気工事士の仕事がきついときの3つの対処法

もし電気工事士の仕事がきついなら、下記の3つの対処法があります。

  1. 早くスキルを身につける
  2. 他の会社に転職する
  3. 電気工事士を辞める

 

就職した後のイメージとして、参考になればうれしいです。

1つずつ解説しますね。

 

①早くスキルを身につける

なんだかんだで、これが一番です。

スキルを身につければ怒られなくなるから。

仕事も早く終わるようになるので、辛さは減っていきます。

修行の世界なので最初は辛いですが、「辛いのは最初だけ」と思っておくと何とか乗り切れるかと。

 

②他の会社に転職する

電気工事士として、他の会社に転職する方法もあります。

会社によって、職場環境はけっこう違うので。

ブラックっぽい会社が辛いなら、転職で問題解決する人も多いですよ。

そもそも電気工事士の資格があれば転職は有利なので、どうしても辛いなら転職しましょう。

 

③電気工事士を辞める

どうしても辛すぎるなら、電気工事士自体を辞めるのも手です。

資格があるので、また戻ってこれるから。

例えば、下記のようなキャリア形成も可能です。

  1. まずは電気工事士の資格を取得
  2. 電気工事士の修行をしてスキルを磨く
  3. 他の仕事がしたくなったら転職
  4. また電気工事をやりたくなったら戻る

 

資格=つぶしがきくので、資格があることを生かしましょう。

 

電気工事士に向いてる人の5つの特徴

電気工事士に向いてる人の5つの特徴【向いてないならやめとけ】

考える男性
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電気工事士の辛いところは何となくわかった。

で、僕は電気工事士に向いてるのかな?

電気工事士に向いてる人の特徴は、下記の5つです。

3つ以上あてはまるなら、電気工事士に挑戦しても良いかと。

  1. 修行の覚悟がある人
  2. 打たれ強い人
  3. 継続的に勉強できる人
  4. 体力がある人
  5. 電気工事が好きな人

 

いくつ当てはまりましたか?

1つずつ解説しますね。

 

①修行の覚悟がある人

前述のとおり、職人の修行の世界なので覚悟は必要です。

中途半端な気持ちだと挫折するので、要注意です。

辛い修行よりも「絶対に一人前の電気工事士になる!」という強い気持ちが勝たないと、正直きついでしょう。

 

②打たれ強い人

先輩に怒られることが多いから。

怒られる=まだ教える気がある状態であり、無視されるようになったら終わりです。

「怒られるうちが華」と理解して、コツコツと修行できる人が生き残れます。

 

③継続的に勉強できる人

覚えることが多い仕事だからです。

決して簡単な仕事ではないので、継続的な勉強が必要。

新しい技術も出てくるので、「ここまでやればもう勉強しなくていい」というラインはありません。

探究心がない人には厳しい仕事かと。

 

④体力がある人

前述のとおり、けっこう肉体労働だからです。

どんなにやる気があっても、体力がなければ続けられません。

 

⑤電気工事が好きな人

これはもう基本ですね。

「好きこそものの上手なれ」と言いますが、やっぱり好きじゃないと続かないですよ。

電気工事士の資格があれば確かに潰しはききますが、それ以前に仕事が嫌いだと無理でしょう。

 

電気工事士になる3つのメリット【やめとけと言われる割にメリット多し】

電気工事士になる3つのメリット【やめとけと言われる割にメリット多し】

考える男性
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何となく電気工事士のことがわかってきた。

最後に、電気工事士になるメリットを確認しておきたいな。

電気工事士になるメリットは、下記の3つです。

  1. つぶしがきく
  2. スキルが身につけば稼げる
  3. 独立できる

 

1つずつ見ていきましょう。

 

①つぶしがきく

最大のメリットは、つぶしがきくことです。

電気工事は電気工事士しかできないため、独占業務の資格です。

電気がなくなることは考えにくいため、将来性も抜群ですよ。

資格は5年に一度の更新で維持できるので、更新しておくと将来も安心です。

 

②スキルが身につけば稼げる

スキルアップするほど稼げます。

技術職ですからね。

会社によっては、年収700万円以上の電気工事士もいますよ。

腕一本で稼げるので、手に職をつけたい人はどうぞ。

 

③独立できる

十分にスキルが身につけば、独立も可能です。

技術職なので、会社に縛られる必要がないので。

修行期間中に人脈を作っておきましょう。

独立したときに、仕事を回してくれる人が出てきます。

 

修行期間中にマジメに仕事をして、あいさつと返事を元気よくして可愛がられるのがコツです。

いつか社長になってみたい人にも、電気工事士はおすすめです。

 

まとめ【電気工事士はやめとけと言われるけど、メリットも多い】

まとめ【電気工事士はやめとけと言われるけど、メリットも多い】

最後にもう一度、電気工事士をやめとけと言われる3つの理由をまとめておきます。

  1. 肉体労働がきつい
  2. 人間関係が辛い
  3. けっこう忙しい

 

そして、どうしても電気工事士が辛くなったときの対処法は、下記の3つ。

  1. 早くスキルを身につける
  2. 他の会社に転職する
  3. 電気工事士を辞める

 

電気工事士に向いてる人の特徴は、下記の5つです。

  • 修行の覚悟がある人
  • 打たれ強い人
  • 継続的に勉強できる人
  • 体力がある人
  • 電気工事が好きな人

 

3つ以上あてはまるなら、電気工事士に挑戦しても良いかなと。

 

最後に、電気工事士になるメリットは下記の3つです。

  1. つぶしがきく
  2. スキルが身につけば稼げる
  3. 独立できる

 

結論、やめとけと言われる割にメリットも多いので、本気なら挑戦してみましょう。

 

ちなみに、電気工事士の資格試験については、電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツにまとめています。

まだ資格を取得してない人は、勉強の参考にしてみてください。

あなたのキャリアの参考になればうれしいです!

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