転職を考えてるんだけど、あまりにキツいならやめておこうかな…
きついところだけじゃなくて、魅力も知っておきたい。
僕にやっていけるのかな…?
あと、実際に転職するときはどうすればいいの?
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 鉄道電気工事の仕事内容がわかる
- 鉄道電気工事のきついところがわかる
- 鉄道電気工事の魅力がわかる
- あなたが鉄道電気工事に向いているかわかる
- 未経験で鉄道電気工事に転職する方法がわかる
私たち「ワット・コンサルティング」は、施工管理(現場監督)の技術者派遣や技術研修の会社です。
この記事では、鉄道電気工事の仕事内容について解説します。
結論、鉄道電気工事の仕事にはきついところもありますが、魅力も多いです。
きついところと魅力を解説するので、転職の判断材料にしてみてください。
また、鉄道電気工事以外におすすめの仕事も紹介するので、冷静に判断できると思います。
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
【まず】鉄道電気工事の仕事内容
まずは、鉄道電気工事の仕事内容を知っておきましょう。
大きく分けると、下記の仕事に分けられます。
- 発電設備工事:発電所内の電気工事
- 変電設備工事:変電所内の電気工事
- 架線工事:電車に電気を送る架線や碍子・電柱の工事
- 通信設備工事:無線やスピーカーなど通信機器の工事
- 線路内の電気設備工事:線路エリアの信号機や踏切などの工事
- 駅構内の電気設備工事:ホームドア・駅構内の電灯・券売機などの工事
JRなど大手の鉄道会社は、一部の電気を自社で発電しており、そうした発電設備の工事を請け負うこともあります。
そして、発電所で作った電気を電車に伝えるために、変電設備と架線設備が必要です。
新設工事と保守工事がある【保守が多い】
また、一口に「鉄道電気工事」といっても、下記の2種類に分けられます。
- 新設工事:新しく鉄道電気設備を作る
- 保守工事:すでに存在している鉄道電気設備のメンテナンス
割合は保守の方が多くなっています。
鉄道電気工事のきついところ5選
結論、下記の5つです。
- 夜勤が多い
- 重い資材もある
- 災害復旧が大変
- 夏暑い・冬寒い
- 危険と隣り合わせ
1つずつ解説します。
①夜勤が多い
鉄道電気工事は夜勤が多いです。
なぜなら、電車が走っていない夜間に作業することが多いから。
最終電車の運行が終わってから作業を始める場合もあり、夜中に働く人もいます。
また、始発に間に合わせないといけない工事もあり、時間との戦いです。
②重い資材もある
鉄道電気設備の資材には、けっこう重いものもあります。
例えば、信号機は50kg以上あることも。
架線や踏切の資材なども重たいので、筋力も必要です。
③災害復旧が大変
災害が発生して電気設備が損傷した場合は、早急に復旧工事をしなければいけません。
鉄道は社会インフラなので。
多くの人の足を止めることになるので、災害発生時は緊急で出勤するケースもあります。
④夏暑い・冬寒い
外作業が多いので、当たり前ですが夏は暑く、冬は寒いです。
特に夏場はきついところ。
電気工事は危険を伴うので、薄着で作業するわけにはいきません。
どんなに暑くても、身を守るために重装備で作業するのはかなり暑いです。
⑤危険と隣り合わせ
鉄道電気工事は、危険と隣り合わせの仕事です。
具体的には下記のような危険があります。
- 感電してしまう
- 高所作業が危険
- 走行中の電車の近くで作業することアリ
常に安全確認をしながら、緊張感をもって仕事を進める必要があります。
気を張るので、疲れることもありますね。
鉄道電気工事の魅力5選
結論、下記の5つです。
- 年収が高め
- 手に職がつく
- 将来性に問題なし
- 未経験でも転職しやすい
- 電車に関わる仕事ができる
こちらも1つずつ解説しますね。
①年収が高め
鉄道電気工事は、他の電気工事に比べて年収が高い傾向です。
理由は下記の3つ。
- 夜勤手当がつくから
- JR系の仕事も多いから
- 上位資格をとると資格手当がつくから
やはりJR系の仕事は単価が高く、夜勤手当もつくことで年収が上がりやすいです。
また、下記のような上位資格をとることで、資格手当がつく会社もありますよ。
- 第1種電気工事士
- 電気工事施工管理技士
- 登録電気工事基幹技能者
- 高圧・特別高圧電気取扱者
- 電気主任技術者
これらの資格は、転職して実務経験を積みながら取得していけばOK。
参考までに、各資格の詳細を下記の記事のまとめてます。
②手に職がつく
鉄道電気工事は技術職なので。
そもそも、鉄道電気工事をするには「電気工事士」という国家資格が必要です。
電気工事は電気工事士しかできない「独占業務」なので、手に職がつくといえるでしょう。
また、後述しますが、電気工事の現場監督である「電気工事施工管理」も、手に職がつく仕事です。
終身雇用も崩壊しているため、手に職がつく電気鉄道工事は魅力的といえます。
③将来性に問題なし
鉄道電気工事は将来性も問題ありません。
理由は下記の2つ。
- 鉄道がなくなることは考えにくい
- 電気工事の人材が不足している
下記は電気工事士の不足について、経済産業省が発表したデータです。
出典:経済産業省「電気保安人材の中長期的な確保に 向けた課題と対応の方向性について」
需要はあるのに技術者が足りないため、鉄道電気工事でスキルアップしておくと重宝されるでしょう。
長く稼げる技術職といえるので、将来性は問題なしです。
④未経験でも転職しやすい
スキルを身につければ長く稼げる技術職でありながら、未経験から転職しやすいのも魅力です。
後述しますが、下記の仕事は未経験から転職可能。
- 電気工事士:実際に工事をする人
- 電気工事施工管理:工事の現場監督
30代前半くらいまでであれば、未経験でも採用されることがあります。
⑤電車に関わる仕事ができる
「電車が好き!」という人にも魅力的な仕事です。
電車や鉄道のすぐ側で仕事ができますよ。
電車好きの人ならわかるかもしれませんが、電車の運転士や駅係員の採用倍率は高いです。
ですが、鉄道電気工事なら採用のハードルが少し下がるのでおすすめ。
「電車に関わる仕事をしたいし、手に職もつけたい」という人は、鉄道電気工事の仕事も検討してみましょう。
鉄道電気工事の仕事に向いてる人の特徴
結論、鉄道電気工事の仕事に向いてる人の特徴は、下記の5つです。
- 稼ぎたい人
- 体力がある人
- 電車や鉄道が好きな人
- 電気工事で手に職をつけたい人
- 資格をとってキャリアアップしていきたい人
多く当てはまっているなら、鉄道電気工事でやっていけるかもしれません。
転職する前に、適性もチェックしておきましょう。
鉄道電気工事に転職する方法【2つの進路あり】
まず、鉄道電気工事の仕事には、下記の2つがあります。
- 電気工事士:実際に工事をする人
- 電気工事施工管理:工事の現場監督
どちらも未経験から転職できます。
それぞれ、未経験から転職する方法を解説しますね。
未経験から電気工事士に転職する方法
結論、まずは「電気工事士」の資格を取得してください。
前述のとおり、電気工事は電気工事士しかできないから。
まずは「第2種電気工事士」を取得すればOKです。
試験の難易度もそこまで高くないので、ぜひとも挑戦してみてください。
電気工事士を取得するコツは、電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツで解説しています。
未経験から電気工事施工管理に転職する方法
現場監督である「電気工事施工管理」に転職する場合、資格は不要です。
と思われがちですが、大丈夫、未経験でも転職できます。
転職サイトなどを見ると、未経験者募集の求人があるとわかりますよ。
ただし、未経験だと不安も大きいですよね。
私たち「ワット・コンサルティング」では、電気工事施工管理の未経験者さんを採用しています。
そして、しっかり研修を受けてもらってから、現場で働けるようになっています。
2ヶ月間の研修で施工管理の基礎を学べるので、未経験者さんでも安心して電気工事施工管理を始められますよ。
会社説明会があるので、興味ある人は情報収集に活用してみてください。
【ちなみに】鉄道電気工事以外でおすすめの転職先
シンプルですが、下記の2つが良いかと思います。
- 鉄道以外の電気工事士
- 鉄道以外の電気工事施工管理
当たり前ですが、電気工事は鉄道以外にもたくさんあるので、他の電気工事を検討するのも良いでしょう。
鉄道以外の電気工事士の仕事については、電気工事士はやめとけと言われる3つの理由【向いてる人の5つの特徴】も参考になると思います。
また、鉄道以外の電気工事施工管理については、電気工事の現場監督(施工管理)の仕事内容や給料【未経験の会社選び】を参考にどうぞ。
まとめ【鉄道電気工事のきついところを知った上で転職を検討しよう】
最後にもう一度、鉄道電気工事のきついところと魅力をまとめておきます。
きついところ | 魅力 |
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きついところと魅力を知った上で、転職を検討してみてください。
もし、鉄道電気工事に転職したいなら、さっそくできることから始めましょう。
行動しないと何も始まらないので。
鉄道の電気工事士に転職するには、まず電気工事士の資格が必要です。
電気工事士を取得するコツは、電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツを参考にどうぞ。
また、未経験で電気工事施工管理に転職する場合は、私たちワット・コンサルティングで研修を受けると安心です。
※会社説明会の情報は下記からチェックできます。
あなたの転職や、今後のキャリアの参考になればうれしいです!