電験3種の受験を考えてるけど、そもそも意味ない資格だったら取らない方がいいよね。
ググったら「役に立たない」という声があったから、実際のところを知りたいな。
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 電験3種は役に立たないのかわかる
- 電験3種で稼ぐ方法がわかる
たしかに、ググると「電験3種は役に立たない」という声があります。
ですが、安心してください。
電験3種は役に立ちまくりの資格です。
挑戦してみたいなら、ぜひとも挑戦してみてください。
この記事では、電験3種がどう役に立つのか解説します。
目次
「電験3種が役に立たない」はウソ【かなり良い資格です】
結論、電験3種は役に立ちまくりの資格です。
なぜなら、電気工作物の保安業務がなくなることはないから。
電気工作物の保安業務は、電験の資格保有者の独占業務なので、資格があるだけで有利ですよ。
役に立つ資格なので、まったく問題なしです。
電験3種はけっこうつぶしが効く資格です
電験3種があるだけで、下記のような業界で働ける可能性があります。
- 電気業界
- 建設業界
- ビル管理業界
- 鉄道業界
- プラント業界
- 公務員
すべて電験3種の資格保有者を求めてるし、必要な業界だから。
簡単にいうと、電験3種は「手に職がつく資格」です。
終身雇用が崩壊した今、手に職がつくのはとても重要。
前述のとおり、独占業務で守られてるので、今後のために取得して損はないですよ。
電験3種が「役に立たない」と言われる3つの理由
結論、下記の3つが理由でしょうね。
- 資格取得が難しい割に稼げない
- 一人前になるのに時間がかかる
- 責任が重い割に給料が安い
電験は電気系資格の中でも最難関で、取得まで5年くらいかかります。
その割に、年収の相場は年収400万~500万円と言われています。
年収400万~500万円といえば、特に資格がない人でも他の仕事で稼げてしまいますよね。
さらに、実務経験を積んで一人前になるのに、2~3年かかります。
資格取得→一人前になるまでに、8年くらいかかるのに年収400万~500万円では、たしかに割に合わないと思う人もいるでしょう。
また、電気工作物の事故は大損害になります。
例えば、工場が止まってしまったら、個人では責任を追い切れないほどの大問題です。
そんな重大な責任がある割に、年収400万~500万円では、たしかに「割に合わない」という人がいるのもうなづけますよね。
この辺りが「電験3種は役に立たない」と言われる理由でしょう。
【本質】ようは電験3種をやりたいかどうかですよね
結論、割に合うかどうかは、本人が「電験3種をやりたい」と思うかどうかです。
本気でやりたい職業なら、年収400万~500万円でも幸せかと。
「資格を取れば安定する」など条件面だけでなく、そもそも電験の仕事をやりたいと思うかがかなり重要です。
仕事は人生の大部分を占めるので、仕事自体も興味あることをやりましょう。
でも、せっかく努力するなら400万~500万円以上稼ぎたいのが本心だと思うので、電験3種でさらに稼ぐ方法を解説していきますね。
電験3種を活かして稼ぐ4つの方法
電験3種を活かして稼ぐ方法は、下記の4つです。
- 2種や1種を目指してみる
- 実務経験を積んでから転職する
- 社内で出世する
- 他の資格も取得する
1つずつ解説しますね。
①2種や1種を目指してみる
さらに上位資格の2種や1種も目指してみましょう。
上位資格を取得すると、年収が上がるからです。
例えば1種を取得すると、火力発電所や原子力発電所などで働けて、年収はけっこう上がります。
年収800万円くらいの人もいますよ。
発電所などは求人自体が少ないですが、そもそも1種の保持者自体も少ないので、かなり希少な人材になれます。
本気なら2種や1種も目指してみましょう。
②実務経験を積んでから転職する
実務経験を積んで、転職しましょう。
スキルがあれば、転職のタイミングで年収が上がるからです。
そもそも資格があればどこでも働けるので、プロ野球のフリーエージェントみたいな感じで転職していけばOKです。
転職の際に年収交渉して、年収を上げる人もいますよ。
未経験者を多く採用しているのは下記の会社なので、まずは下記から実務経験を積みましょう。
- 電気設備工事会社
- ビルメンテナンスの会社
- 再生可能エネルギーの会社
そして、実務経験が積み上がれば、下記のようなところでも働けます。
- 大型の工場
- プラント
- 電気保安協会
特に、電気保安協会に転職できれば、60代以降も働ける可能性があります。
客先のビルや工場に派遣される感じですが、客先豊富なので仕事には困りません。
ちなみに、電気保安協会は下記の実務経験が必須です。
- 3種:4年以上
- 2種:3年以上
- 1種:2年以上
なので、実務経験を積んだら電気保安協会に行くのもアリですね。
人生設計もやりやすくなりますよ。
③社内で出世する
社内で管理職を目指すのもアリですね。
年収が上がるので。
会社にもよりますが、部長やマネージャーなど管理職になると、年収600万円以上が見えてきます。
中には年収1000万円近く稼ぐ人もいますよ。
特に大手は年収が上がりやすいので、上を目指すのも良いでしょう。
④他の資格も取得する
電験3種以外の資格を取得するのも、年収アップのコツです。
資格が足されることで、希少な人材になれるから。
例えば、下記の資格もプラスしてもってると、年収アップしやすいですね。
- 電気工事士
- 消防設備士
- エネルギー管理士
- ボイラー技士
- 高圧ガス製造保安責任者
- 電気工事施工管理技士
各資格については、下記の記事にまとめたので興味あればどうぞ。
まとめ【電験3種は役に立たないはウソ。資格を取得しよう】
ということで、電験3種は役に立つ資格なので、本気なら取得を目指しましょう。
終身雇用が崩壊した今、こうした手に職がつく資格はかなり人生の安心感がありますよ。
電験3種を取得するコツは、電気主任技術者・電験試験の難易度や年収!三種二種一種のコツにまとめたのでどうぞ。
電験3種を活かして稼ぐ方法は、下記の4つです。
- 2種や1種を目指してみる
- 実務経験を積んでから転職する
- 社内で出世する
- 他の資格も取得する
結論、きちんとキャリアプランを立てれば大丈夫なので、ぜひとも資格を取得してみましょう。
難関資格ですが、その分、取得すれば希少な人材になれます。
あなたの資格取得の参考になればうれしいです。