受験してみたいから、試験情報も知りたいな。
あと、他にも取得しておいた方がいい資格があれば知っておきたい。
資格をとってキャリアアップしたいな。
こういった疑問に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- CATV技術者がどんな資格かわかる
- CATV技術者の試験情報がわかる
- CATV技術者の勉強方法がわかる
- CATV技術者と併せて取得したい資格がわかる
CATV技術者は、CATVの設計・施工・保守のスキルを証明する資格です。
デジタル放送の普及により、需要が大きい資格といえるでしょう。
資格を取得すると業務知識が深まるだけでなく、あなたの市場価値を高めることもできます。
この記事では、CATV技術者資格の解説や、試験の勉強方法もまとめました。
また、CATV技術者と併せて取得しておきたい3つの資格も紹介するので、キャリアアップの参考にしてみてください。
目次
CATV技術者とは
CATV技術者とは、CATVの設計・施工・保守のスキルを証明する資格です。
一般社団法人日本CATV技術協会が主宰しており、資格には下記の3種類があります。
- 第2級CATV技術者:CATVの基礎を修得した人
- 第1級CATV技術者:システム、調査・施工の技術を修得した人
- CATV総合監理技術者:システム、調査・施工、ブロードバンドの技術を修得した人
まずは第2級CATV技術者から取得して、ステップアップしていく人が多いです。
CATV技術者の試験情報
CATV技術者の試験情報を紹介します。
まず、試験の大きな特徴は下記の3つ。
- 誰でも受験できる(実務経験も不要)
- 事前にeラーニングがあるため試験対策しやすい
- 全国にあるテストセンターにてパソコン受験を行う
eラーニングがあるので、きちんと勉強すれば合格しやすい試験になっています。
合格基準は「60%以上の正答」なので、合格基準も一般的な資格試験と同じといえるでしょう。
くりかえしですが、試験は下記の3つに分けられます。
- 第2級CATV技術者試験
- 第1級CATV技術者試験
- CATV総合監理技術者
1つずつ解説します。
※詳しくは日本CATV技術協会のホームページで確認してみましょう。
第2級CATV技術者の試験情報
第2級CATV技術者の試験は「CATVの基礎」の1科目のみです。
基礎的な内容となっているため、難易度は低めです。
第2級CATV技術者の試験情報は下記のとおり。
- 受験申込時期:5月ころ
- 受講・受験料:19360円(テキスト代含む)
- eラーニングの時期:6〜8月
- CBT試験の時期:8月
第1級CATV技術者試験の試験情報
第1級CATV技術者の試験科目は下記の2つです。
- システム(60分)
- 調査・施工(60分)
両方に合格することで「第1級CATV技術者」の資格を取得できます。
試験情報は下記のとおりです。
- 受験申込時期:11月ころ
- 受講・受験料:39380円(テキスト代含む)
- eラーニングの時期:12〜2月
- eラーニングの平均的な受講時間:34時間
- CBT試験の時期:1〜2月
CATV総合監理技術者の試験内容
第1級CATVの試験科目は下記の3つです。
- システム(60分)
- 調査・施工(60分)
- ブロードバンド(60分)
3つすべてに合格することで「CATV総合監理技術者」の資格を取得できます。
ちなみに「システム」と「調査・施工」の2つに合格した場合は、第1級CATV技術者の資格が与えられます。
試験情報は下記のとおりです。
- 受験申込時期:11月ころ
- 受講・受験料:55440円(テキスト代含む)
- eラーニングの時期:12〜2月
- eラーニングの平均的な受講時間:47時間
- CBT試験の時期:1〜2月
CATV技術者試験の勉強方法【eラーニングだけでOK】
くりかえしですが、CATV技術者試験は事前にeラーニングで学習できます。
eラーニングでは、各章ごとに中間試験や修了試験があるため、知識を固めながら勉強を進めていくことが可能です。
eラーニングは80%以上の合格率で次に進めます。
80%未満だった場合は何度も再試験を受けられるため、わかるまで勉強できる仕組みになっています。
また、試験本番と同じような環境で勉強できるため、試験の感覚に慣れることもできるでしょう。
結論、eラーニングを使って集中的に勉強するのがおすすめです。
CATV技術者と併せて取得したい3つの資格
キャリアアップしたいんだよね。
結論、下記の3つの資格もおすすめです。
- 電気通信工事施工管理技士
- 工事担任者
- 電気通信主任技術者
1つずつ解説しますね。
①電気通信工事施工管理技士
おすすめの理由は、CATV技術者と業務範囲が似ているから。
電気通信工事施工管理技士は、インターネットなどの電気通信工事の施工管理を行う資格です。
令和元年に新設された資格なので、まだ取得者が少ないのもおすすめの理由。
シンプルに「希少価値が高い資格」なので、施工管理業務を行う人は今のうちに取得しておくと良いでしょう。
企業は施工管理技士がいないと工事を受注できないため、貴重な人材になれますよ。
※2級は主任技術者、1級は監理技術者になれる。
資格を取得すると資格手当がついたり、転職が有利になるので、受験資格がある人は挑戦してみましょう。
受験資格や合格するコツは、下記の2記事にまとめたので参考にどうぞ。
②工事担任者
工事担任者がおすすめの理由も、CATV技術者と業務範囲が似ているからです。
具体的には下記を行う資格です。
- 工事の実施・実地の監督
- 端末設備の機能確認試験
- 端末をネットワークに接続する時の技術基準適合性の確認
大きく分けると「AI」と「DD」がありますが、DDが光回線などの資格なのでおすすめ。
※AIはアナログ回線やISDN回線なので、現代向きではないかと。
工事担任者も資格手当がついたり、転職が有利になるので挑戦しておきたいところです。
詳しくは、工事担任者の難易度を合格率や過去問から解説【効率的な勉強法】にまとめてます。
③電気通信主任技術者
電気通信主任技術者がおすすめの理由も、CATV技術者と業務範囲が似てるから。
文字どおり「電気通信工事の主任技術者になれる資格」です。
※ただし、資格取得後に5年以上の実務経験が必要。
資格には下記の2種類があります。
- 伝送交換主任技術者:伝送交換設備の工事・運用
- 線路主任技術者:線路設備の工事・運用
詳しくは、電気通信主任技術者の難易度を合格率や過去問から解説【免除あり】にまとめてます。
まとめ【CATV技術者のeラーニングと試験を申し込んでみよう】
この記事をまとめます。
- CATV技術者とは、CATVの設計・施工・保守のスキルを証明する資格
- 試験には、第2級CATV技術者試験・第1級CATV技術者試験・CATV総合監理技術者試験の3つがある
- eラーニングが素晴らしいので集中して勉強しよう
ということで、興味があればさっそくCATV技術者の講習と試験に申し込んでみてください。
また、CATV技術者と併せて取得しておきたい資格は下記の3つです。
- 電気通信工事施工管理技士
- 工事担任者
- 電気通信主任技術者
3つの資格の詳細は下記の記事にまとめたので、キャリアアップの参考にどうぞ。
あなたの資格取得の参考になればうれしいです!