キャリアアップしたから、建築設備士を取りたいんだよね。
でも、試験は難しいのかな?
合格しやすい勉強方法とかも知りたい。
あと、建築設備士以外に取得しといた方がいい資格もあれば知りたいな。
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 建築設備士を取得するメリットがわかる
- 建築設備士の試験難易度や勉強のコツがわかる
- 建築設備士以外に取得しておきたい資格がわかる
建築設備士はメリットが多いので、ぜひとも取得しておきましょう。
設備系の資格ではトップクラスです。
転職も有利になるので、年収も上がりやすいですよ。
試験の難易度や勉強のコツも解説するので、計画的に勉強していきましょう。
また、建築設備士以外にも有効な資格があるので、今後のキャリアアップの参考にどうぞ。
目次
建築設備士のメリット5選
結論、建築設備士を取得するメリットは下記の5つです。
- 建築士試験の実務経験が緩和される
- 設備設計一級建築士の受験資格が緩和される
- 防火対象物点検資格者の受講資格を得られる
- 建築設備定期検査資格者の受験資格を得られる
- 転職が有利で年収が上がりやすい
1つずつ解説しますね。
①建築士試験の実務経験が緩和される
建築設備士を取得しておくと、実務経験なしで建築士を受験できます。
参考:公益財団法人建築技術教育普及センター「建築設備士の活用等の状況」
建築士の受験は、本来は下記が必要。※一部の受験資格です。
- 一級建築士→二級建築士に合格している
- 二級建築士→建築系の学校を卒業してないなら7年の実務経験が必要
でも、建築設備士の資格があると、こうした受験資格を省略できます。
ちなみに建築士の試験については、下記の記事にまとめたのでどうぞ。
②設備設計一級建築士の受験資格が緩和される
設備設計一級建築士の受験資格も緩和されます。
具体的には下記のとおり。
- 一級建築士になる前の設備の助言業務も実務経験に含まれる
- 設備設計一級建築士の「建築設備に関する科目」が免除
将来、設備設計一級建築士を目指しているなら、建築設備士は取得しておいて損はありません。
③防火対象物点検資格者の受講資格を得られる
建築設備士があると、防火対象物点検資格者の受講資格も得られます。
具体的には、建築設備士で5年以上の実務経験があればOK。
建築設備士を続けることで、どんどんキャリアアップできる感じです。
④建築設備定期検査資格者の受験資格を得られる
建築設備士があると、建築設備定期検査資格者の試験科目が、一部免除されます。
結論、試験の難易度が下がるでかなり有利。
⑤転職が有利で年収が上がりやすい
建築設備士があると、転職が有利になって、年収も上がりやすいです。
できることが増えて、重宝される人材になれるから。
具体的には、下記ができるようになります。
- 主任技術者・専任技術者になれる(実務経験1年以上)
- 経営事項審査1点
- 確認申請書などに記名できる
- 建設コンサルタント業務競争参加資格審査5点
これだけできる人材なら、転職が有利なのは当然です。
事実、建築設備士で年収800万円くらい稼ぐ人もいますよ。
たくさん稼ぎたい人は、建築設備士を取得してみましょう。
建築設備士の難易度と勉強のコツ
勉強のコツとか知りたい。
結論、建築設備士はちょっと難しい試験です。
なぜなら、合格率が20%を切るから。
例年に合格率は19%くらいですね。
簡単な試験ではないので、しっかりと勉強が必要です。
建築設備士の勉強方法
試験内容は下記のとおり。
- 一次試験:マークシート
- 二次試験:記述式
一次試験は、過去5年分くらいの過去問集を繰り返し解きましょう。
勉強期間は3ヶ月くらいですね。
二次試験(記述式)は、独学での合格は難しいです。
有料ですが、各種講習会を受講しましょう。
※25000円くらいです。
建築設備士に合格するコツは、建築設備士の試験の難易度!独学でも合格できるのか?に詳しくまとめたので、勉強の参考にどうぞ。
建築設備士以外に取得しておきたい4つの資格
結論、下記の4つもあるとさらに良いかと。
- 防犯設備士
- 消防設備士
- 電気工事施工管理技士
- 管工事施工管理技士
ぶっちゃけ建築設備士だけでもいいんですが、キャリアアップしたい人はどうぞ。
1つずつ解説しますね。
①防犯設備士
防犯設備士が良い理由は、建築設備士の資格を補強できるから。
建築設備士+防犯設備士があると、強力なプレイヤーに見えます。
防犯設備士の詳細は、防犯設備士の試験は難しくない【過去問題集を2年分購入しよう】にまとめたので、興味あればどうぞ。
②消防設備士
消防設備士も同じ理由でして、建築設備士の資格を補強できるから。
建築設備士+消防設備士もあると、差別化できて転職もさらに有利です。
消防設備士の詳細は、消防設備士の合格率や試験内容からみる難易度【勉強のコツも解説】にまとめてます。
③電気工事施工管理技士
理由はシンプルで、稼げるから。
施工管理技士は不足しており、取得するとかなり重宝されます。
大手に勤める電気工事施工管理技士だと、年収900万円以上の人もいます。
電気工事施工管理技士の詳細は、下記の記事にまとめたので参考にどうぞ。
④管工事施工管理技士
こちらの理由も、稼げるから。
電気工事施工管理技士と同じく、管工事施工管理技士も不足してるので重宝されますよ。
管工事施工管理技士の詳細は下記の記事にまとめています。
さらなるキャリアアップをしたい人はどうぞ。
まとめ【建築設備士はメリット多いから、合格したらぜひ登録を】
最後にもう一度、建築設備士の5つのメリットをまとめておきますね。
- 建築士試験の実務経験が緩和される
- 設備設計一級建築士の受験資格が緩和される
- 防火対象物点検資格者の受講資格を得られる
- 建築設備定期検査資格者の受験資格を得られる
- 転職が有利で年収が上がりやすい
建築設備士に合格するコツは、建築設備士の試験の難易度!独学でも合格できるのか?にまとめたので参考にどうぞ。
また、建築設備士以外に取得しておくと良いのは、下記の4つの資格。
- 防犯設備士
- 消防設備士
- 電気工事施工管理技士
- 管工事施工管理技士
特に、施工管理技士は不足してるので、取得すると年収が上がりやすいです。
あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです!