CATV技術者とは【資格試験の内容と勉強方法】

CATV技術者とは【資格試験の合格率や難易度、4つの勉強方法も紹介】
考える男性
考える男性
CATV技術者ってどんな資格なの?

受験してみたいから、試験情報も知りたいな。

 

あと、他にも取得しておいた方がいい資格があれば知っておきたい。

資格をとってキャリアアップしたいな。

こういった疑問に応える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • CATV技術者がどんな資格かわかる
  • CATV技術者の試験情報がわかる
  • CATV技術者の勉強方法がわかる
  • CATV技術者と併せて取得したい資格がわかる

 

CATV技術者は、CATVの設計・施工・保守のスキルを証明する資格です。

デジタル放送の普及により、需要が大きい資格といえるでしょう。

資格を取得すると業務知識が深まるだけでなく、あなたの市場価値を高めることもできます。

この記事では、CATV技術者資格の解説や、試験の勉強方法もまとめました。

また、CATV技術者と併せて取得しておきたい3つの資格も紹介するので、キャリアアップの参考にしてみてください。

CATV技術者とは

CATV技術者とは

CATV技術者とは、CATVの設計・施工・保守のスキルを証明する資格です。

一般社団法人日本CATV技術協会が主宰しており、資格には下記の3種類があります。

  • 第2級CATV技術者:CATVの基礎を修得した人
  • 第1級CATV技術者:システム、調査・施工の技術を修得した人
  • CATV総合監理技術者:システム、調査・施工、ブロードバンドの技術を修得した人

 

まずは第2級CATV技術者から取得して、ステップアップしていく人が多いです。

 

CATV技術者の試験情報

CATV技術者の試験情報【難易度は低め】

CATV技術者の試験情報を紹介します。

まず、試験の大きな特徴は下記の3つ。

  1. 誰でも受験できる(実務経験も不要)
  2. 事前にeラーニングがあるため試験対策しやすい
  3. 全国にあるテストセンターにてパソコン受験を行う

 

eラーニングがあるので、きちんと勉強すれば合格しやすい試験になっています。

合格基準は「60%以上の正答」なので、合格基準も一般的な資格試験と同じといえるでしょう。

くりかえしですが、試験は下記の3つに分けられます。

  1. 第2級CATV技術者試験
  2. 第1級CATV技術者試験
  3. CATV総合監理技術者

 

1つずつ解説します。

※詳しくは日本CATV技術協会のホームページで確認してみましょう。

 

第2級CATV技術者の試験情報

第2級CATV技術者の試験は「CATVの基礎」の1科目のみです。

基礎的な内容となっているため、難易度は低めです。

第2級CATV技術者の試験情報は下記のとおり。

  • 受験申込時期:5月ころ
  • 受講・受験料:19360円(テキスト代含む)
  • eラーニングの時期:6〜8月
  • CBT試験の時期:8月

 

第1級CATV技術者試験の試験情報

第1級CATV技術者の試験科目は下記の2つです。

  1. システム(60分)
  2. 調査・施工(60分)

 

両方に合格することで「第1級CATV技術者」の資格を取得できます。

試験情報は下記のとおりです。

  • 受験申込時期:11月ころ
  • 受講・受験料:39380円(テキスト代含む)
  • eラーニングの時期:12〜2月
  • eラーニングの平均的な受講時間:34時間
  • CBT試験の時期:1〜2月

 

CATV総合監理技術者の試験内容

第1級CATVの試験科目は下記の3つです。

  1. システム(60分)
  2. 調査・施工(60分)
  3. ブロードバンド(60分)

 

3つすべてに合格することで「CATV総合監理技術者」の資格を取得できます。

ちなみに「システム」と「調査・施工」の2つに合格した場合は、第1級CATV技術者の資格が与えられます。

試験情報は下記のとおりです。

  • 受験申込時期:11月ころ
  • 受講・受験料:55440円(テキスト代含む)
  • eラーニングの時期:12〜2月
  • eラーニングの平均的な受講時間:47時間
  • CBT試験の時期:1〜2月

 

CATV技術者試験の勉強方法【eラーニングだけでOK】

CATV技術者試験でおすすめの勉強方法4選

くりかえしですが、CATV技術者試験は事前にeラーニングで学習できます。

eラーニングでは、各章ごとに中間試験や修了試験があるため、知識を固めながら勉強を進めていくことが可能です。

eラーニングは80%以上の合格率で次に進めます。

80%未満だった場合は何度も再試験を受けられるため、わかるまで勉強できる仕組みになっています。

また、試験本番と同じような環境で勉強できるため、試験の感覚に慣れることもできるでしょう。

結論、eラーニングを使って集中的に勉強するのがおすすめです。

 

CATV技術者と併せて取得したい3つの資格

CATV技術者と併せて取得したい3つの資格

考える男性
考える男性
ちなみに、CATV技術者と併せて取得しておいた方がいい資格ってあるの?

キャリアアップしたいんだよね。

結論、下記の3つの資格もおすすめです。

  1. 電気通信工事施工管理技士
  2. 工事担任者
  3. 電気通信主任技術者

 

1つずつ解説しますね。

 

①電気通信工事施工管理技士

おすすめの理由は、CATV技術者と業務範囲が似ているから。

電気通信工事施工管理技士は、インターネットなどの電気通信工事の施工管理を行う資格です。

令和元年に新設された資格なので、まだ取得者が少ないのもおすすめの理由。

シンプルに「希少価値が高い資格」なので、施工管理業務を行う人は今のうちに取得しておくと良いでしょう。

企業は施工管理技士がいないと工事を受注できないため、貴重な人材になれますよ。

※2級は主任技術者、1級は監理技術者になれる。

 

資格を取得すると資格手当がついたり、転職が有利になるので、受験資格がある人は挑戦してみましょう。

受験資格や合格するコツは、下記の2記事にまとめたので参考にどうぞ。

 

②工事担任者

工事担任者がおすすめの理由も、CATV技術者と業務範囲が似ているからです。

具体的には下記を行う資格です。

  • 工事の実施・実地の監督
  • 端末設備の機能確認試験
  • 端末をネットワークに接続する時の技術基準適合性の確認

 

大きく分けると「AI」と「DD」がありますが、DDが光回線などの資格なのでおすすめ。

※AIはアナログ回線やISDN回線なので、現代向きではないかと。

工事担任者も資格手当がついたり、転職が有利になるので挑戦しておきたいところです。

詳しくは、工事担任者の難易度を合格率や過去問から解説【効率的な勉強法】にまとめてます。

 

③電気通信主任技術者

電気通信主任技術者がおすすめの理由も、CATV技術者と業務範囲が似てるから。

文字どおり「電気通信工事の主任技術者になれる資格」です。

※ただし、資格取得後に5年以上の実務経験が必要。

資格には下記の2種類があります。

  • 伝送交換主任技術者:伝送交換設備の工事・運用
  • 線路主任技術者:線路設備の工事・運用

 

詳しくは、電気通信主任技術者の難易度を合格率や過去問から解説【免除あり】にまとめてます。

 

まとめ【CATV技術者のeラーニングと試験を申し込んでみよう】

まとめ【CATV技術者は難易度が低め。講習と試験を申し込んでみよう】

この記事をまとめます。

  • CATV技術者とは、CATVの設計・施工・保守のスキルを証明する資格
  • 試験には、第2級CATV技術者試験・第1級CATV技術者試験・CATV総合監理技術者試験の3つがある
  • eラーニングが素晴らしいので集中して勉強しよう

 

ということで、興味があればさっそくCATV技術者の講習と試験に申し込んでみてください。

 

また、CATV技術者と併せて取得しておきたい資格は下記の3つです。

  1. 電気通信工事施工管理技士
  2. 工事担任者
  3. 電気通信主任技術者

 

3つの資格の詳細は下記の記事にまとめたので、キャリアアップの参考にどうぞ。

 

あなたの資格取得の参考になればうれしいです!

SAN-SUKEバナー

関連記事

  1. 電球

    電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツ

  2. 管工事

    2級管工事施工管理技士の合格率から見る難易度!勉強方法も解説

  3. 資格なしでも電気通信工事の仕事に転職できる|おすすめ資格4選

    資格なしでも電気通信工事の仕事に転職できる|おすすめ資格4選

  4. 蓄電池設備整備資格者の講習内容【修了考査の合格率や難易度も解説】

    蓄電池設備整備資格者の講習内容【修了考査の合格率や難易度も解説】

  5. 建築設備診断技術者とは【受験資格は実務経験が必要。難易度は低め】

    建築設備診断技術者とは【試験の難易度は低めなので取得あるのみ】

  6. 1級電気通信工事施工管理技士の難易度を合格率や過去問題から解説

    1級電気通信工事施工管理技士の難易度を合格率や過去問題から解説

施工管理の優良求人を見る

定着率83.2%の施工管理求人を見る

  1. 電気工事士の見習いがきついと言われる5つの理由|魅力も解説

    電気工事士の見習いがきついと言われる5つの理由|魅…

  2. 配管工に向いている人の特徴7選|きついと言われる3つの理由も解説

    配管工に向いている人の特徴7選|きついと言われる3…

  3. 上下水道部門の技術士とは|取得するメリットや試験の難易度も紹介

    上下水道部門の技術士とは|取得するメリットや試験…

  4. 電験3種のおすすめアプリ7選|参考書+過去問題集+YouTubeも紹介

    電験3種のおすすめアプリ7選|参考書+過去問題集+Y…

  5. 上下水道工事の資格一覧7選と試験の難易度|実務経験なしで受験できる資格アリ

    上下水道工事の資格一覧7選と試験の難易度|実務経験…

  1. 電球

    2級電気工事施工管理技士の合格率から見る難易度!勉…

  2. 検査する人

    建築設備の定期報告の対象の建物や検査内容

  3. 高層ビル

    建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)の合格率や難…

  4. 管工事

    2級管工事施工管理技士の合格率から見る難易度!勉強…

  5. 修理

    電気設備は法定点検や安全点検の義務がある!有効な…

  1. ライト

    よく使う電気設備の図面記号186選

  2. ボイラー

    ボイラー技士二級・一級・特級試験の難易度や合格率

  3. 空調点検

    空調設備の資格や難易度

  4. 電球

    電気主任技術者・電験試験の難易度や年収!三種二種…

施工管理に役立つメルマガ

建設業界×ミドル層の転職サイト

建設業界で働く人におすすめのサイト