けっこう難しい試験なのかな?
合格しやすい勉強方法とかあれば知りたい。
あと、厨房設備士以外におすすめの資格があれば知りたいな。
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 厨房設備士の試験の難易度がわかる
- 厨房設備士の合格率が上がる勉強方法がわかる
- 厨房設備士以外におすすめの資格がわかる
厨房設備士は、厨房設備の施工技術を証明する民間資格です。
厨房には食品衛生法で設置が義務付けられている設備もあるため、専門知識をもった厨房設備士が必要です。
資格がなくても業務はできますが、取得しておくと下記の会社への転職に有利です。
- 内装工事の会社
- 厨房設備の販売会社
また、業務知識の勉強のためにも取得しておいて損がない資格かと。
あなたのキャリアアップのためにも、ぜひとも取得しておきましょう。
合格率を上げる勉強方法や、さらにキャリアアップできる資格も解説しますね。
目次
厨房設備士の試験の難易度【難しくないです】
厨房設備士の試験の難易度は、決して高くないです。
なぜなら、基本的に「受からせる資格」だから。
後述しますが、受験講習会や通信教育も用意してくれてるので、合格しやすい試験です。
正確な合格率は発表されていませんが、まじめに勉強すれば普通に合格できます。
取得しやすい資格なので、キャリアアップのためにも取得しておきましょう。
厨房設備士は2級から受験する
厨房設備士は1級と2級がありますが、2級からしか受験できません。
1級を取得したい人は、まず2級を取得しましょう。
日本厨房工業会の通信教育を受けると、実務経験の条件が緩和されます。(1年半以上に緩和)
※通信教育については後述します。
厨房設備士の試験内容
試験は学科と実技があります。
実技試験では厨房設備の設計も行います。
後述しますが、独学はちょっと難しいので受験講習会に参加しましょう。
ちなみに過去問は、一般社団法人日本厨房工業会のホームページに掲載されています。
厨房設備士の合格率を上げる勉強方法【受験講習会に参加】
結論、受験講習会があるので参加しましょう。
試験の要点を教えてくれます。
独学よりもはるかに合格率が上がるので、受講講習会を活用しない手はないですよ。
厨房設備士はテキストを使った独学は効率が悪い
独学でも合格できますが、勉強の効率が悪いです。
厨房設備士の試験問題は、下記の3つから出題されます。
- 厨房設備工学入門
- 業務用厨房関係法令集
- 過去問
で、「厨房設備工学入門」と「業務用厨房関係法令集」は範囲が広すぎるため、独学には不向きです。
受験講習会で要点を絞って教わった方が、はるかに効率的に合格できますよ。
【ただし】受験講習会に参加する前に独学はしておく
結論、受験講習会前にできる勉強はしておきましょう。
なぜなら、何も勉強しないでいくと受験講習会の内容がわからないから。
受験講習会前の独学でおすすめなのは、過去問と解説を見ておくこと。
日本厨房工業会のホームページに過去問と解答が掲載されているので、事前学習しておくと良いですよ。
試験までの大まかな勉強スケジュールは下記のとおりです。
- 過去問と解説で独学
- 受験講習会に参加
- 受験講習会で習ったことを復習
- 試験本番
厨房設備士は通信教育でも勉強できる
ちなみに日本厨房工業会では、厨房設備士の通信教育も用意してくれているのでこちらで勉強するのもアリです。
通信教育の学習スケジュールは下記のとおり。
- 4月~1月まで月1回のレポート提出
- 2日間のスクーリングあり
事前から計画的に学習したい人は、通信教育もおすすめです。
ちなみに、優秀な成績で修了すると2級厨房設備士の試験が免除されるので、頑張る価値ありですよ。
定員は200名なので、通信教育に参加するなら申し込みはお早めに。
厨房設備士と併せて取得しておきたいおすすめ資格3選
結論、下記の3つがおすすめです。
- 厨房設備施工技能士
- 建築設備士
- 設備設計一級建築士
いずれもキャリアアップに役立つ資格です。
1つずつ解説しますね。
①厨房設備施工技能士
厨房設備施工技能士は、厨房設備工事に関する国家資格です。
紹介してきた「厨房設備士」は民間資格ですが、こちらは国家資格。
学科試験の内容は、厨房設備施工技能士の方が範囲が広いですね。
厨房設備士を取得する人は、厨房設備施工技能士も取得する人が多いです。
両方取得しておけば完璧なので、厨房設備のスペシャリストを目指すなら両方取得しておきましょう。
②建築設備士
建築設備士は、厨房設備士の上位資格といっていいでしょう。
建築士に対して、建築設備設計や工事監理のアドバイスを行える資格です。
つまり、厨房に限らず建築物全般の設備の専門家です。
建築設備士を取得すると、二級建築士や木造建築士の受験資格も得られます。
また、建築設備士として4年以上の実務経験があれば、一級建築士の受験資格も得ることができますよ。
設備系でキャリアアップしたい人なら、目指しておいて損はありません。
建築設備士の詳細は、建築設備士の受験資格や試験の難易度!独学でも合格できるのか?にまとめてます。
③設備設計一級建築士
設備設計一級建築士は、設備設計の最上位資格です。
3階以上で床面積5000㎡超の建築物の設備設計や適合性の確認を行う資格のため、かなり大規模な建築物の設備設計が可能です。
受験資格は「一級建築士として5年以上、設備設計の実務経験がある者」なので、受験するだけでもハードルが高いです。
でもその分、資格を取得すれば貴重な人材になれるので、設備設計の転職はかなり有利になります。
すぐの取得は難しいですが、いずれ取得して設備のスペシャリストを目指しましょう。
設備設計一級建築士の詳細は、設備設計一級建築士の難易度を合格率や受験資格から分析してみたにまとめてます。
まとめ【厨房設備士の試験の難易度は低い。受験講習会に参加しよう】
この記事をまとめます。
- 厨房設備士の試験の難易度は低め。受からせる資格
- 厨房設備士を受験するには実務経験が必要
- 受験講習会に参加してまじめに勉強すれば合格できる
- 厨房設備施工技能士、建築設備士、設備設計一級建築士もおすすめ
本気で厨房設備士を取得したいなら、さっそく日本厨房工業会のホームページから申し込みしてみましょう。
また、他にも関連資格の記事があるので、キャリアアップの参考にどうぞ。