建築設備士のメリット5選【試験の難易度や勉強のコツも解説する】

建築設備士のメリット5選【試験の難易度や勉強のコツも解説する】
考える男性
考える男性
建築設備士を取得するメリットを知りたいな。

キャリアアップしたから、建築設備士を取りたいんだよね。

でも、試験は難しいのかな?

合格しやすい勉強方法とかも知りたい。

あと、建築設備士以外に取得しといた方がいい資格もあれば知りたいな。

こういった疑問に答える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • 建築設備士を取得するメリットがわかる
  • 建築設備士の試験難易度や勉強のコツがわかる
  • 建築設備士以外に取得しておきたい資格がわかる

建築設備士はメリットが多いので、ぜひとも取得しておきましょう。

設備系の資格ではトップクラスです。

転職も有利になるので、年収も上がりやすいですよ。

試験の難易度や勉強のコツも解説するので、計画的に勉強していきましょう。

また、建築設備士以外にも有効な資格があるので、今後のキャリアアップの参考にどうぞ。

建築設備士のメリット5選

建築設備士のメリット5選

結論、建築設備士を取得するメリットは下記の5つです。

  1. 建築士試験の実務経験が緩和される
  2. 設備設計一級建築士の受験資格が緩和される
  3. 防火対象物点検資格者の受講資格を得られる
  4. 建築設備定期検査資格者の受験資格を得られる
  5. 転職が有利で年収が上がりやすい

1つずつ解説しますね。

①建築士試験の実務経験が緩和される

建築設備士を取得しておくと、実務経験なしで建築士を受験できます。

参考:公益財団法人建築技術教育普及センター「建築設備士の活用等の状況

建築士の受験は、本来は下記が必要。※一部の受験資格です。

  • 一級建築士→二級建築士に合格している
  • 二級建築士→建築系の学校を卒業してないなら7年の実務経験が必要

でも、建築設備士の資格があると、こうした受験資格を省略できます。

ちなみに建築士の試験については、下記の記事にまとめたのでどうぞ。

②設備設計一級建築士の受験資格が緩和される

設備設計一級建築士の受験資格も緩和されます。

具体的には下記のとおり。

  • 一級建築士になる前の設備の助言業務も実務経験に含まれる
  • 設備設計一級建築士の「建築設備に関する科目」が免除

将来、設備設計一級建築士を目指しているなら、建築設備士は取得しておいて損はありません。

③防火対象物点検資格者の受講資格を得られる

建築設備士があると、防火対象物点検資格者の受講資格も得られます。

具体的には、建築設備士で5年以上の実務経験があればOK。

建築設備士を続けることで、どんどんキャリアアップできる感じです。

④建築設備定期検査資格者の受験資格を得られる

建築設備士があると、建築設備定期検査資格者の試験科目が、一部免除されます。

結論、試験の難易度が下がるでかなり有利。

⑤転職が有利で年収が上がりやすい

建築設備士があると、転職が有利になって、年収も上がりやすいです。

できることが増えて、重宝される人材になれるから。

具体的には、下記ができるようになります。

  • 主任技術者・専任技術者になれる(実務経験1年以上)
  • 経営事項審査1点
  • 確認申請書などに記名できる
  • 建設コンサルタント業務競争参加資格審査5点

これだけできる人材なら、転職が有利なのは当然です。

事実、建築設備士で年収800万円くらい稼ぐ人もいますよ。

たくさん稼ぎたい人は、建築設備士を取得してみましょう。

建築設備士の難易度と勉強のコツ

建築設備士の難易度と勉強のコツ

考える男性
考える男性
建築設備士になりたいけど、試験は難しいのかな?

勉強のコツとか知りたい。

結論、建築設備士はちょっと難しい試験です。

なぜなら、合格率が20%を切るから。

例年に合格率は19%くらいですね。

簡単な試験ではないので、しっかりと勉強が必要です。

建築設備士の勉強方法

試験内容は下記のとおり。

  • 一次試験:マークシート
  • 二次試験:記述式

一次試験は、過去5年分くらいの過去問集を繰り返し解きましょう。

勉強期間は3ヶ月くらいですね。

二次試験(記述式)は、独学での合格は難しいです。

有料ですが、各種講習会を受講しましょう。

※25000円くらいです。

建築設備士に合格するコツは、建築設備士の試験の難易度!独学でも合格できるのか?に詳しくまとめたので、勉強の参考にどうぞ。

建築設備士以外に取得しておきたい4つの資格

建築設備士以外に取得しておきたい4つの資格

考える男性
考える男性
ちなみに、建築設備士以外に、なんか取っておいた方がいい資格ってある?

結論、下記の4つもあるとさらに良いかと。

  1. 防犯設備士
  2. 消防設備士
  3. 電気工事施工管理技士
  4. 管工事施工管理技士

ぶっちゃけ建築設備士だけでもいいんですが、キャリアアップしたい人はどうぞ。

1つずつ解説しますね。

①防犯設備士

防犯設備士が良い理由は、建築設備士の資格を補強できるから。

建築設備士+防犯設備士があると、強力なプレイヤーに見えます。

防犯設備士の詳細は、防犯設備士の試験は難しくない【過去問題集を2年分購入しよう】にまとめたので、興味あればどうぞ。

②消防設備士

消防設備士も同じ理由でして、建築設備士の資格を補強できるから。

建築設備士+消防設備士もあると、差別化できて転職もさらに有利です。

消防設備士の詳細は、消防設備士の合格率や試験内容からみる難易度【勉強のコツも解説】にまとめてます。

③電気工事施工管理技士

理由はシンプルで、稼げるから。

施工管理技士は不足しており、取得するとかなり重宝されます。

大手に勤める電気工事施工管理技士だと、年収900万円以上の人もいます。

電気工事施工管理技士の詳細は、下記の記事にまとめたので参考にどうぞ。

④管工事施工管理技士

こちらの理由も、稼げるから。

電気工事施工管理技士と同じく、管工事施工管理技士も不足してるので重宝されますよ。

管工事施工管理技士の詳細は下記の記事にまとめています。

さらなるキャリアアップをしたい人はどうぞ。

まとめ【建築設備士はメリット多いから、合格したらぜひ登録を】

まとめ【建築設備士はメリット多いから、合格したらぜひ登録を】

最後にもう一度、建築設備士の5つのメリットをまとめておきますね。

  1. 建築士試験の実務経験が緩和される
  2. 設備設計一級建築士の受験資格が緩和される
  3. 防火対象物点検資格者の受講資格を得られる
  4. 建築設備定期検査資格者の受験資格を得られる
  5. 転職が有利で年収が上がりやすい

建築設備士に合格するコツは、建築設備士の試験の難易度!独学でも合格できるのか?にまとめたので参考にどうぞ。

また、建築設備士以外に取得しておくと良いのは、下記の4つの資格。

  1. 防犯設備士
  2. 消防設備士
  3. 電気工事施工管理技士
  4. 管工事施工管理技士

特に、施工管理技士は不足してるので、取得すると年収が上がりやすいです。

あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです!

SAN-SUKEバナー

関連記事

  1. 1級電気通信工事施工管理技士の難易度を合格率や過去問題から解説

    1級電気通信工事施工管理技士の難易度を合格率や過去問題から解説

  2. 上下水道工事の資格一覧7選と試験の難易度|実務経験なしで受験できる資格アリ

    上下水道工事の資格一覧7選と試験の難易度|実務経験なしで受験できる資格アリ

  3. 電気通信主任技術者と工事担任者の違い【目的別のおすすめ資格】

    電気通信主任技術者と工事担任者の違い【目的別のおすすめ資格】

  4. 電気通信工事施工管理技士の1級と2級の違い【取得するメリットも解説】

    電気通信工事施工管理技士の1級と2級の違い【取得するメリットも解説】

  5. 電球

    電気工事の資格19種類の一覧【資格を取得する順番もわかります】

  6. 登録冷凍空調基幹技能者とは【講習の内容や勉強のコツも解説します】

    登録冷凍空調基幹技能者とは【講習の内容や勉強のコツも解説します】

施工管理の優良求人を見る

定着率83.2%の施工管理求人を見る

  1. 電気工事士の見習いがきついと言われる5つの理由|魅力も解説

    電気工事士の見習いがきついと言われる5つの理由|魅…

  2. 配管工に向いている人の特徴7選|きついと言われる3つの理由も解説

    配管工に向いている人の特徴7選|きついと言われる3…

  3. 上下水道部門の技術士とは|取得するメリットや試験の難易度も紹介

    上下水道部門の技術士とは|取得するメリットや試験…

  4. 電験3種のおすすめアプリ7選|参考書+過去問題集+YouTubeも紹介

    電験3種のおすすめアプリ7選|参考書+過去問題集+Y…

  5. 上下水道工事の資格一覧7選と試験の難易度|実務経験なしで受験できる資格アリ

    上下水道工事の資格一覧7選と試験の難易度|実務経験…

  1. 電球

    2級電気工事施工管理技士の合格率から見る難易度!勉…

  2. 検査する人

    建築設備の定期報告の対象の建物や検査内容

  3. 高層ビル

    建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)の合格率や難…

  4. 管工事

    2級管工事施工管理技士の合格率から見る難易度!勉強…

  5. 修理

    電気設備は法定点検や安全点検の義務がある!有効な…

  1. ライト

    よく使う電気設備の図面記号186選

  2. ボイラー

    ボイラー技士二級・一級・特級試験の難易度や合格率

  3. 空調点検

    空調設備の資格や難易度

  4. 電球

    電気主任技術者・電験試験の難易度や年収!三種二種…

施工管理に役立つメルマガ

建設業界×ミドル層の転職サイト

建設業界で働く人におすすめのサイト