未経験で電気通信工事の仕事に転職を考えてるんだけど、なんか資格が必要なの?
転職の手順とかも知りたいな。
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 電気通信工事の資格がわかる
- 未経験で電気通信工事の仕事に転職する手順がわかる
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。
未経験で電気通信工事の施工管理(現場監督)に転職したい人を募集しています。
この記事では、電気通信工事の資格を7つ紹介します。
ただし、資格がなくても電気通信工事の仕事に転職できるので、まずは転職して、仕事をしながら資格取得を目指してもOKです。
この記事を読むことで、いずれ取得した方がいい資格がわかるので、キャリアアップのイメージにどうぞ。
未経験から電気通信工事の仕事に転職する手順もまとめたので、転職活動の参考にしてみてください!
目次
電気通信工事の資格7選一覧【難易度も解説】
結論、電気通信工事の資格は下記の7つです。
- 工事担任者
- 電気通信主任技術者
- 電気通信工事施工管理技士
- 電気工事士
- 情報配線施工技能士
- 陸上無線技術士
- 陸上特殊無線技士
1つずつ解説しますね。
①工事担任者
どんな資格? | インターネット回線工事の資格 |
資格を取得するメリット |
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受験資格 | 誰でも受験できる |
合格率 |
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試験の難易度 | ★★★☆☆ |
勉強期間の目安 | 3~4ヶ月 |
受験料 | 8700円 |
平均年収 | 450万円 |
インターネット回線工事を行う国家資格です。
試験区分は下記の2種類があります。
- アナログ:ISDN回線
- デジタル:ADSL・光回線
ただし、アナログ回線は減っているため、今はデジタルを取得する人が多いですね。
※総合通信はアナログとデジタルの両方を網羅する資格です。
取得するなら、第2級デジタル通信から挑戦するのがおすすめ。
出題範囲が広く、計算問題も多いため、未経験者さんには少し難易度が高めです。
インターネット回線工事の会社に転職したい人は、転職前に取得してみてもいいと思います。
ただし、工事担任者を取得しなくても転職できる会社が多いので必須ではありません。
工事担任者の詳細は、工事担任者の難易度を合格率などから解説【効率的な勉強法】にまとめてます。
②電気通信主任技術者
どんな資格? | 電気通信工事の監督業務を行う |
資格を取得するメリット |
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受験資格 | 誰でも受験できる |
合格率 |
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試験の難易度 | ★★★☆☆ |
勉強期間の目安 | 4~5ヶ月 |
受験料 | 全科目受験:18700円 |
平均年収 | 500万円 |
電気通信工事の監督業務を行う国家資格で、工事現場の「主任技術者」になれます。
工事現場には必ず主任技術者を配置しなければいけません。
会社は主任技術者がいないと工事を受注できないため、会社の売上に貢献できます。
そのため、重宝されて年収アップしたり、転職が有利になりますよ。
誰でも受験できますが、主任技術者になるには、試験に合格後5年以上の実務経験が必要です。
試験区分は下記の2種類。
- 伝送交換主任技術者:伝送交換設備の工事・運用
- 線路主任技術者:線路設備の工事・運用
記述式の問題がなくすべてマークシート問題ですが、試験の難易度は高めです。
電気通信主任技術者の詳細は、電気通信主任技術者の難易度を合格率などから解説【免除あり】にまとめています。
③電気通信工事施工管理技士
どんな資格? | 電気通信工事の現場監督の資格 |
資格を取得するメリット |
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主な受験資格 | 1級
2級
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合格率 |
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試験の難易度 | ★★★★☆ |
勉強期間の目安 | 6~12ヶ月 |
受験料 |
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平均年収 | 500万円 |
電気通信工事の現場監督を行う国家資格です。
※令和元年に作られた新しい資格。
電気通信工事施工管理技士を取得すると、主任技術者・専任技術者・監理技術者になれます。
違いは下記のとおり。
主任技術者 | 土木一式工事の工事請負金額4500万円未満
建築一式工事の工事請負金額7000万円未満の工事で監督業務ができる |
専任技術者 | 土木一式工事の工事請負金額4000万円以上
建築一式工事の工事請負金額8000万円以上の工事現場で専任の監督業務を行う (現場の兼任をしない) |
監理技術者(1級のみ) | 土木一式工事の工事請負金額4500万円以上
建築一式工事の工事請負金額7000万円以上の工事で監督業務ができる |
そもそも、会社は施工管理技士がいないと工事を受注できません。
また、施工管理技士がいることで公共工事を受注しやすくなります。
そのため、電気通信工事施工管理技士を取得すると、年収アップしやすく、転職も有利になります。
試験は第一次検定と第二次検定に分かれています。
- 第一次検定:マークシート
- 第二次検定:記述式
特徴的なのは第二次検定の「経験記述」という試験問題。
実際に経験した工事について記載する問題で、独特の書き方があるので練習が必要です。
また、2021年から新たに「技士補」という資格も新設されました。
技士補になれるのは下記に該当する人です。
- 第一次検定:合格
- 第二次検定:不合格
名前のとおり、施工管理技士を補佐する資格です。
技士補については、技士補はいつから?【答え:2021年から!どんな資格かも解説】にまとめています。
ただし、電気通信工事施工管理技士の受験は実務経験が必要なので、未経験者さんは受験を考えなくてOKです。
参考までに、電気通信工事施工管理技士の詳細は下記を参考にどうぞ。
④電気工事士
どんな資格? | 電気工事の必須資格 |
資格を取得するメリット |
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受験資格 | 誰でも受験できる(ただし第1種の免許は実務経験5年以上が必要) |
合格率 |
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試験の難易度 | ★★★☆☆ |
勉強期間の目安 | 1~3ヶ月 |
受験料 |
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平均年収 | 434万円 |
電気工事を行う国家資格であり、独占業務資格です。
そもそも電気工事は危険を伴うため、電気工事士にしか許されていません。
厳密には「電気工事」と「電気通信工事」は違うものです。
電気工事 |
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電気通信工事 |
|
ですが、電気通信工事でも電気工事を行うことがあるので、できれば電気工事士があった方がいいでしょう。
後述しますが、電気通信工事の作業員に転職したい人は、先に第2種電気工事士を取得しておくのがおすすめ。
電気工事士については、電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツに詳しくまとめています。
⑤情報配線施工技能士
どんな資格? | 光ファイバーなど情報配線の施工技術や知識を証明する資格 |
資格を取得するメリット | 転職が有利になる |
主な受験資格 |
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試験の難易度 | ★★☆☆☆ |
勉強期間の目安 | 2~3ヶ月 |
受験料 |
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平均年収 | 400万円 |
光ファイバーなど情報配線の施工技術や知識を証明する国家資格です。
※2004年に新設されました。
具体的な仕事内容は下記のとおりです。
- 通信ネットワークの施工や施工管理
- LANケーブルの配線工事や接続
- コネクタの設置
難易度はそこまで高くないので、興味があれば挑戦してみてもいいでしょう。
ただし、情報配線施工技能士がなくても、電気通信工事の仕事に転職できます。
詳しくは、情報配線施工技能士の試験情報や難易度【過去問中心で勉強しよう】を参考にどうぞ。
⑥陸上無線技術士
どんな資格? | 陸上無線の技術的な操作を行う |
資格を取得するメリット |
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受験資格 | 誰でも受験できる |
合格率 | 30%前後 |
試験の難易度 | ★★★★☆ |
勉強期間の目安 | 約1年 |
受験料 |
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平均年収 | 500万円 |
陸上無線の技術的な操作を行う国家資格です。
第1級と第2級があり、区分は下記のとおり。
- 第1級:陸上無線設備の技術的な操作
- 第2級:テレビジョン基幹放送局などの空中線電力やレーダーの技術的な操作
まず第2級を取得してから、第1級を目指すのが一般的です。
誰でも受験できるので転職前に挑戦してもいいですが、陸上無線技術士がなくても転職できます。
⑦陸上特殊無線技士
どんな資格? | 陸上無線の技術的な操作を行う |
資格を取得するメリット | 転職が有利になる |
受験資格 | 誰でも受験できる |
合格率 |
|
試験の難易度 | ★★☆☆☆ |
勉強期間の目安 | 1~2ヶ月 |
受験料 |
|
平均年収 | 400万円 |
こちらも、陸上無線の技術的な操作を行う国家資格です。
※陸上特殊無線技士の上位資格が、先ほど紹介した「陸上無線技術士」です。
テレビ・レーダー・人工衛星局などの技術的な操作を行います。
まずは陸上特殊無線技士を取得してから、陸上無線技術士を取得するのが一般的です。
ただし、電気通信工事の転職の必須資格ではないので、仕事をしながらいずれ取得すればOKでしょう。
未経験で電気通信工事の仕事に転職する手順3ステップ
じゃあ、どうやって転職すればいいの?
結論、未経験で電気通信工事の仕事に転職する手順は、下記の3ステップです。
- 電気通信工事の種類を選ぶ
- 作業員か施工管理を選ぶ
- 研修制度が整っている会社を選ぶ
1つずつ解説しますね。
【ステップ1】電気通信工事の種類を選ぶ
電気通信工事といっても下記の種類があるので、どの分野に進むか考えましょう。
- LAN工事(電気通信線路設備工事)
- 電話工事(電気通信機械設置工事)
- 弱電設備の工事(情報通信設備工事)
- テレビ共聴放送設備工事
- 放送機械設備工事
- 携帯電話基地局の工事
- 情報制御設備工事
それぞれの詳細は、電気通信工事の7つの仕事内容【向いてる人の特徴と未経験で転職する方法】にまとめたので参考にどうぞ。
【ステップ2】作業員か施工管理を選ぶ
電気通信工事の仕事は「作業員」と「施工管理」があるので、どっちに転職するか選びましょう。
違いは下記のとおり。
- 作業員:電気通信工事を行う技術者
- 施工管理:電気通信工事の現場監督
作業員に転職する場合は、事前に第2種電気工事士を取得しておくのがおすすめ。
転職が有利になるし、転職前に基礎知識を勉強できます。
電気工事士については、電気工事士1種2種の資格難易度や合格率!勉強や技能試験のコツに詳しくまとめてます。
施工管理なら資格なしでOK。
まずは転職して、仕事をしながら前述の「電気通信工事施工管理技士」を目指していきましょう。
【ステップ3】研修制度が整っている会社を選ぶ
転職先を選ぶときは、研修制度を重視してください。
未経験から転職するので、研修がしっかりしていないと現場でパニックになるから。
給料や福利厚生も重要ですが、挫折したら意味ないので研修制度をよくチェックしましょう。
ワット・コンサルティングで施工管理の未経験者を募集
冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングでは、未経験で電気通信工事の施工管理に転職したい人を募集しています。
ワット・コンサルティングの強みは下記の3つ。
- 約2ヶ月の研修で施工管理の基礎をしっかり学べる(業界トップクラス)
- 研修期間中もお給料をもらえる
- 定着率83.2%なので施工管理の転職に失敗しにくい(定着率も業界トップクラス)
電気通信工事の施工管理の研修を重視しているので、未経験から転職したい人に良いと思います。
会社説明会があるので、転職先候補の1つとして情報収集してみてください。
まとめ【電気通信工事の資格は7つ。転職活動を始めましょう】
最後にもう一度、電気通信工事の資格をまとめておきます。
- 工事担任者
- 電気通信主任技術者
- 電気通信工事施工管理技士
- 電気工事士
- 情報配線施工技能士
- 陸上無線技術士
- 陸上特殊無線技士
ただし、未経験で転職するときは資格がなくてもOKです。
作業員に転職する場合のみ、第2種電気工事士があるといいくらい。
施工管理に転職する場合は、資格がなくても大丈夫です。
未経験から電気通信工事の仕事に転職する手順は、下記の3ステップです。
- 電気通信工事の種類を選ぶ
- 作業員か施工管理を選ぶ
- 研修制度が整っている会社を選ぶ
くりかえしですが、私たちワット・コンサルティングでは、未経験で電気通信工事の施工管理に転職したい人を募集しています。
興味がある人は、会社説明会で情報収集してから転職先を考えてみてください。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです!