資格なしでも電気通信工事の仕事に転職できるの?
資格がないと工事できないんじゃない?
実務経験がなくても取得できる資格はある?
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかること
- 資格なしでできる電気通信工事は少ない
- 資格なしでも電気通信工事の仕事に転職できる
- 実務経験なしで取得できる電気通信工事の資格4選
結論、資格なしでも電気通信工事の仕事に転職できます。
事実、資格なしの未経験者さんを募集している企業があるからです。
ちなみに
私たちワット・コンサルティングは、施工管理の技術者派遣の会社です。
未経験から電気通信工事施工管理に転職したい人を募集しています。
でも、資格がないとできる工事が限られるでしょ?
実務経験がなくても取得できる資格はないの?
と不安になりますよね?
たしかに資格がないとできる工事は限られますが、実務経験がなくても受験できる資格があるので挑戦してみましょう。
電気通信工事の仕事で資格を取得して、手に職をつけたい人は最後まで読んでみてください。
この記事の監修者
この記事は、労働者派遣事業許可番号 派13-304593の株式会社ワット・コンサルティングが監修しています。
目次
資格なしでできる電気通信工事は少ない
電気通信工事は資格保持者が必要なので、資格がないとできる工事は少ないです。
電気通信工事は危険を伴ったり、責任が大きいからです。
無資格で電気通信工事をするリスク
- 通信回線のダウン
- 火災が発生するなど
まず、電気通信工事には以下の種類があります。
電気通信工事の種類
- LAN工事(電気通信線路設備工事)
- 電話工事(電気通信機械設置工事)
- 弱電設備の工事(情報通信設備工事)
- テレビ共聴放送設備工事
- 放送機械設備工事
- 携帯電話基地局の工事
- 情報制御設備工事
参考:電気通信工事の7つの仕事内容【向いてる人の特徴と未経験で転職する方法】
このうち、資格がなくてもできる電気通信工事は以下のとおりです。
資格なしでできる電気通信工事
- ソケットやローゼットの交換工事(600V以下)
- ブレーカーの工事(600V以下)
- インターホンや豆電球など小型変圧器に関わるもの
資格なしでも電気通信工事の仕事に転職できる
資格がないとできる工事は制限されるものの、資格なしでも電気通信工事の仕事に転職できます。
現場に資格保有者がいればいいため、無資格者は見習いから始められるからです。
電気通信工事の仕事
実際に工事を行う仕事だけでなく、電気通信工事の現場を監督する「施工管理」という仕事もあります。
電気通信工事の施工管理は、資格なし×未経験でも始められます。参考:未経験で通信設備の施工管理に転職するときのコツ3選【失敗を防ぐ】
事実、無資格×未経験者さんを募集している会社は多いです。
冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングも無資格×未経験で電気通信工事施工管理に転職したい人を募集しています。
資格なしで転職して、経験を積んでから資格を取得する人もいます。
まずは、資格なしで電気通信工事の仕事に転職しましょう。
実務経験なしで取得できる電気通信工事の資格4選
実務経験がなくても取得できる、電気通信工事の資格は?
結論、以下の4つは実務経験がなくても取得できる資格です。
資格
- 工事担任者
- 電気通信主任技術者
- 1級電気通信工事施工管理技士補
- 2級電気通信工事施工管理技士補
1つずつ解説していきます。
工事担任者
工事担任者は、屋内のインターネット設備の工事や現場監督を行う資格です。
例
- ルーター
- 電話機など
試験の種類は以下の5種類です。おおよその合格率もまとめておきます。
工事担任者の種類 | 合格率 |
---|---|
総合通信 | 20%前後 |
第1級アナログ通信 | 30%前後 |
第2級アナログ通信 | 40~50% |
第1級デジタル通信 | 30%前後 |
第2級デジタル通信 | 40~50% |
「アナログ」と「デジタル」の違いは以下のとおりです。
違い
- アナログ:ISDN回線
- デジタル:ADSL・光回線
電気通信工事をしたい人は、まず工事担任者を目指してみても良いでしょう。
工事担任者については、電気通信の工事担任者の難易度を合格率などから解説【効率的な勉強法】にまとめています。
電気通信主任技術者
電気通信主任技術者は、通信事業者の設備と建物にインターネットを引く設備工事の監督業務を行う資格です。
先ほどの「工事担任者」との違いは以下のとおりです。
参考:電気通信主任技術者と工事担任者の違い【目的別のおすすめ資格】
電気通信主任技術者には、以下の2種類があります。
電気通信主任技術者の種類
- 伝送交換主任技術者:伝送交換設備の工事・運用
- 線路主任技術者:線路設備の工事・運用
おおよその合格率は以下のとおりです。
電気通信主任技術者の合格率
- 伝送交換:20~30%
- 線路:15~30%
工事担任者は工事もおこないますが、電気通信主任技術者は監督業務がメインです。
電気通信主任技術者の詳細は、電気通信主任技術者の難易度を合格率などから解説【免除あり】にまとめています。
1級電気通信工事施工管理技士補
1級電気通信工事施工管理技士補とは、電気工事施工管理技士をサポートする仕事です。
電気工事施工管理技士とは
電気工事の監督業務を行う国家資格です。
資格を取得することで、現場に配置が必要な責任者になれます。
電気工事施工管理技士が不足しているため、それをサポートする電気通信工事施工管理技士補の需要も高まっています。
参考:技士補はいつから?【答え:2021年から!どんな資格かも解説】
1級電気通信工事施工管理技士補は、19歳以上であれば誰でも受験できます。
さらに、所定の実務経験を積めば、電気工事施工管理技士の受験資格を得られます。
出典:国土交通省|令和6年度より施工管理技術検定の受験資格が変わります
取得できれば年収アップしたり、転職が有利になります。
参考:電気通信工事施工管理技士の平均年収!年収アップする4ステップ
現場の監督業務に興味がある人は挑戦してみましょう。
詳しくは、1級電気工事施工管理技士の合格率や難易度!効率的な勉強方法にまとめています。
2級電気通信工事施工管理技士補
2級電気通信工事施工管理技士補も、電気工事施工管理技士をサポートする仕事です。
17歳以上であれば、誰でも受験できます。
さらに、所定の実務経験を積めば2級電気通信工事施工管理技士の受験資格も得られます。
参考:2級電気工事施工管理技士の合格率から見る難易度!勉強方法も解説
1級と2級の違い
- 1級電気工事施工管理技士:大規模な電気工事を担当できる
- 2級電気工事施工管理技士:小〜中規模の電気工事を担当できる
参考:電気工事施工管理技士の年収|1級と2級の違いや給料を上げる3つの方法
ただし、あなたが19歳以上であれば1級電気通信工事施工管理技士補がおすすめです。
1級電気通信工事施工管理技士補を取得すれば、2級電気通信工事施工管理技士補の業務範囲も担当できるからです。
さらに
1級電気通信工事施工管理技士補に合格後、1年の実務経験を積めば2級電気通信工事施工管理技士にも挑戦できます。詳しくは、令和6年度から施工管理技士試験の受験資格が改正される|3つの注意点も解説を参考にどうぞ。
まとめ|資格なしで電気通信工事の仕事に転職しよう
結論、資格なし×未経験でも電気通信工事の仕事に転職できます。
電気通信工事の仕事に転職したい人は、さっそく転職活動を始めましょう。
電気通信工事の仕事
- 工事を担当する人
- 電気通信工事の施工管理(現場の管理業務)
冒頭でもふれましたが、私たちワット・コンサルティングも無資格×未経験で電気通信工事施工管理に転職したい人を募集しています。
業界トップクラスの60日の新人研修があるため、
しっかりと基礎を学んでから働きたい…
という人に合っています。
他にも、ワット・コンサルティングの強みは以下のとおりです。
ワット・コンサルティングの強み
- 60日の新人研修でしっかり基礎を学べる
- 定着率83.2%(業界平均は約70%)
- 未経験者の採用率80%
- 累計1500名の未経験者を育成
- 社会保険完備+資格取得奨励金あり
- 優良派遣事業者に認定されている(派遣会社のうちわずか0.2%)
電気通信工事施工管理も検討している人は、転職先候補の1つに加えてみてください。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです!