ガス主任技術者の試験の合格率からみる難易度【勉強方法も解説】

ガス

ガス主任技術者の試験の合格率や過去問からみる難易度をご紹介します。

ガス主任技術者とは、ガス工作物の工事・維持・運用を行う保安監督の国家資格です。

ガスの取り扱いを間違えると爆発や火災事故になる危険性があるため、ガス主任技術者資格が必要です。

 

ガス事業者はガス主任技術者を配置しなければならず、就職や転職にも有利な資格です。

この記事では下記などを解説します。

  • ガス主任技術者とは?
  • ガス主任技術者の合格率からみる難易度
  • 合格のための勉強方法や勉強時間
  • ガス主任技術者の仕事内容
  • ガス主任技術者の関連資格と難易度比較

 

あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです!

ガス主任技術者とは?

ガスコンロ

ガス主任技術者とはガス工作物の工事・維持・保守運用をする保安監督の国家資格です。

一般家庭の燃料ガス製造から供給までできる資格です。

ガス事業者はガス事業法に基づきガス主任技術者を選任する義務があるため、需要のある資格です。

また、ガス工作物の工事・維持・保守運用はガス主任技術者の独占業務のため、手に職のつく資格といえます。

 

ガス主任技術者の合格率からみる難易度

デスク

ガス主任技術者には甲種・乙種・丙種があります。

おおよその合格率は下記のとおり。

  • 甲種:15%前後
  • 乙種:15%前後
  • 丙種:25%前後

 

合格率は低めなので、難易度が高めの資格といえるでしょう。

 

ガス主任技術者に合格するための勉強法や勉強時間

勉強

ガス主任技術者の試験に合格するために、もっとも効果的な勉強方法は「過去問を繰り返し解く」です。

過去5年分の過去問を勉強しておけば合格が見えてきます。

ガス主任技術者の試験問題は、過去問にのっていない新しい問題は毎年出題されます。

「過去問意味ないじゃん!」と思うかもしれませんが安心してください。

 

毎年新しい問題が出題されるといっても、出題の多くは過去問と似ている問題です。

ガス主任技術者の合格基準は全体で6割以上の正答なので、過去問を勉強することでも合格できます。

「満点をとる」となると過去問だけでは難しいですが、あくまでも目指すのは合格のため過去問を勉強しましょう。

仕事をしながら受験する人も多いので、効率よく勉強するためにも過去問がおすすめです。

参考書・テキストは読むだけで大丈夫です。

隅から隅まで理解しようとすると時間がかかるので、下記のの順序で勉強しましょう。

  • まずは参考書・テキストを読む
  • 過去問を繰り返し解く

 

特に重点を置いて勉強すべきは法令科目と基礎科目です。

理由は「過去問から出題されやすいから」です。

 

法令科目のマークシート試験の勉強法

法令科目は8割近くが過去問から出題されるため、過去問中心で勉強しましょう。

丸暗記で点数を稼げるため、過去問をしっかり覚えましょう。

法令は全体の総得点を上げるのに役立つので、しっかり点数をとれるようにしておいてください。

 

基礎科目のマークシート試験の勉強法

基礎科目も過去問から多く出題されるので、過去問中心で勉強しましょう。

基礎科目は暗記系の問題だけでなく計算問題があります。

計算問題は基本公式がわからないと解けないため、参考書・テキストで基礎公式を覚えてから過去問を繰り返し解きましょう。

 

ガス技術科目のマークシート試験の勉強法

法令科目や基礎科目に比べるとガス技術科目は難易度が高いです。

理由は、ガス技術科目は新しい問題が出題されやすく過去問の勉強の成果を発揮しにくいからです。

「製造」を勉強するのが合格には効率的です。

ガス技術科目は高得点をとるのが難しい科目なので、ある程度捨ててかかる勇気も大切です。

ガス技術科目のマークシート試験は100点満点中30点以上が合格ラインなので、高得点を狙うより30点以上とることを目標にして勉強することをおすすめします。

 

法令科目の論述試験の勉強法

午後は論述試験で法令科目とガス技術科目があります。

法令科目の論述試験は必須科目なので、しっかり対策しましょう。

法令科目の論述試験も過去問で勉強しましょう。

ガス技術科目の論述よりも法令科目の方が書きやすく、点数を稼ぎやすいので落とさないようにしてください。

 

ガス技術科目の論述試験の勉強法

ガス技術科目の論述も過去問にない問題が出されるときがあるので注意が必要です。

とはいえ、勉強は過去問をするしかありません。

製造はガスの保全方式、品質管理、地震などの災害対策を中心に勉強しましょう。

共有は工事での事故防止、経年管、地震などの災害対策の勉強が良いです。

消費機器は事故防止について勉強しましょう。

午後の論述試験も70点中20点以上の足切りラインがあるため、きちんと得点できるように勉強しましょう。

 

論述試験は時間との闘い

論述試験最大の難関は時間です。

試験時間は1時間しかありません。

問題文を読んで、解答の構成を作って、文章を書くのを1時間でやりきるのは大変です。

論述試験は知識の勉強と「文章を書く練習」をしておいてください。

文字数は800~1000文字が適当なので、何度も練習しておきましょう。

自分が文章を書くのにかかる時間も事前に計っておくと本番で焦りません。

 

合格するための勉強時間や勉強期間

ガス主任技術者の合格に必要な勉強時間は80~100時間くらいです。

1日1時間勉強するなら3ヶ月前から(6月下旬くらいから)勉強を始めましょう。

1日2時間勉強できるなら1ヶ月半~2ヶ月前から(7月下旬~8月上旬から)勉強を始めましょう。

 

ガス主任技術者の勉強におすすめの過去問題集・テキスト・参考書

ガス主任技術者の勉強におすすめの過去問題集・テキスト・参考書は下記のとおり。

 

また、過去問集やテキストではありませんがeラーニングもおすすめです。

 

i-netschoolでは模擬試験もやっているため、試験本番前に模試を受けるのも良いでしょう。

 

ガス主任技術者の仕事内容

やかん

ガス主任技術者は主にガス事業者でガス工作物の工事・維持・運用を行う保安監督を行います。

ガス事業者はガス主任技術者を選任しなければならず、ガス工作物の工事・維持・運用はガス主任技術者の独占業務です。

ガス事業者は事業を営むにあたりガス主任技術者が必要不可欠です。

 

そのため、ガス主任技術者資格を取得すると昇給や昇格になる会社も多いです。

また、ガス主任技術者を取得することで転職にも有利になります。

受験資格がないため学生の取得者も多く、就職活動に役立つ資格でもあります。

今後もガス技術やガス関連設備の技術開発は進むため、ガス主任技術者は将来性のある資格といえます。

 

また、ガス自由化もあるため需要は伸びています。

ガス業界で働くなら必ず取得しておきたい資格です。

ガス事業者の規模にもよりますが、ガス主任技術者の平均年収は600万~800万円くらいです。

ただし、ガス主任技術者には独立という概念はありません。

あくまでもガス事業者の社員として活躍するイメージです。

 

ガス主任技術者の関連資格と難易度比較

勉強

ガス主任技術者の関連資格と試験の難易度を比較してご紹介します。

「どの資格から受験するか?」を考えている人も多いので、受験する順番の参考にもなればうれしいです。

 

ガス主任技術者と高圧ガス製造保安責任者の難易度比較

ガス主任技術者と高圧ガス製造保安責任者なら、ガス主任技術者の方が難易度が高いです。

  • ガス主任技術者の合格率:25%前後
  • 高圧ガス製造保安責任者の合格率:35~65%

 

細かくいうと、下記の特徴もあげられます。

  • ガス主任技術者の方が論述試験が難しい
  • ガス主任技術者の方が細かい質問が多い

 

ちなみに、高圧ガス製造保安責任者の難易度については、高圧ガス製造保安責任者の合格率や試験内容からみる難易度を参考にどうぞ。

 

ガス主任技術者と液化石油ガス設備士の難易度比較

ガス主任技術者と液化石油ガス設備士なら、ガス主任技術者の方が難易度が高いです。

  • ガス主任技術者の合格率:25%前後
  • 液化石油ガス設備士の合格率:35~45%

 

 

ガス主任技術者と電気主任技術者(電験)の難易度比較

ガス主任技術者と電気主任技術者(電験)なら、電気主任技術者の方が難易度が高いです。

  • ガス主任技術者の合格率:25%前後
  • 第三種電気主任技術者(電験三種)の合格率:5~10%

 

電気主任技術者は電気系資格の中でも最難関の資格です。

もっとも下の第三種電気主任技術者でも5~10%の合格率しかなく、第一種の問題は超難問です。

電気主任技術者の難易度については、電気主任技術者・電験試験の難易度や年収!三種二種一種のコツを参考にどうぞ。

 

ガス主任技術者と給水装置主任技術者の難易度比較

ガス主任技術者と給水装置主任技術者の難易度比較は、下記のとおり。

  • 試験問題はガス主任技術者の方が難しい
  • 受験資格は給水装置主任技術者の方が難関

 

ガス主任技術者は誰でも受験できますが、給水装置主任技術者は3年以上の実務経験が必要です。

 

ガス主任技術者とボイラー技士の難易度比較

ガス主任技術者とボイラー技士の合格率を比較すると、下記のとおり。

  • ガス主任技術者の合格率:25%前後
  • 二級ボイラー技士の合格率:50~60%
  • 一級ボイラー技士の合格率:40~50%
  • 特級ボイラー技士の合格率:20~30%

 

つまり、一級・二級ボイラー技士はガス主任技術者よりも難易度は低いですが、特級ボイラー技士はガス主任技術者と同じくらいに難易度といえます。

ちなみに、ボイラー技士の難易度については、ボイラー技士二級・一級・特級試験の難易度や合格率を参考にどうぞ。

 

ガス主任技術者と特定高圧ガス取扱主任者の難易度比較

ガス主任技術者と特定高圧ガス取扱主任者なら、圧倒的にガス主任技術者の方が難易度が高いです。

特定高圧ガス取扱主任者は講習と修了考査だけで取得できるからです。

 

ガス取扱主任者と簡易内管施工士の難易度比較

ガス取扱主任者と簡易内管施工士なら、圧倒的にガス主任技術者の方が難易度が高いです。

簡易内管施工士は3日間の講習を受けて、最終日に学科と実技の試験があります。

試験はテキストを見て解答できるため、合格率は9割以上です。

 

ガス主任技術者と管工事施工管理技士の難易度比較

ガス主任技術者と管工事施工管理技士の難易度を比較すると、下記のとおり。

  • 試験問題はガス主任技術者の方が難しい
  • 受験資格は管工事施工管理技士の方が難関

 

管工事施工管理技士は実務経験が必要なので、誰でも受験できる試験ではありません。

ちなみに、管工事施工管理技士の難易度については、1級2級管工事施工管理技士の難易度や合格率を参考にどうぞ。

 

ガス主任技術者と第1種圧力容器取扱作業主任者の難易度比較

ガス主任技術者と第1種圧力容器取扱作業主任者なら、圧倒的にガス主任技術者の方が難易度が高いです。

第1種圧力容器取扱作業主任者は講習と修了考査だけで取得できるからです。

 

まとめ【ガス主任技術者の難易度は高め。過去問中心でしっかり勉強しよう】

応援する女性

ガス主任技術者は試験の合格率は20%くらいなので難易度は高いです。

甲種・乙種・丙種がありますが、特に甲種は難易度が高いと思ってください。

 

法令科目と基礎科目は過去問で対策できますが、ガス技術科目は過去問では通用しないこともあります。

また、論述試験もあるため文章を書く練習をしておきましょう。

 

今後はガス設備の技術発展がさらに進むため、ガス主任技術者は需要のある資格です。

就職や転職にも有利になるため取得しておくことをおすすめします。

 

試験の3ヶ月前から勉強を始めると安心です。

あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです!

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