
あと、その他の防災系の図面記号をまとめて見たい。
こういった疑問に答える記事です。
本記事の内容は下記のとおり。
- 消火設備の図面記号12選
- 火災報知装置の図面記号33選
- 防災設備の図面記号8選
- 非常警報装置の図面記号6選
消火設備の図面記号を解説します。
設計作業の参考にしてください。
また、消火設備の付随して、火災報知装置や非常警報装置などの図面記号も解説します。
防災系の図面記号は、この記事でだいたいわかると思います。
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
- 1 消火設備の図面記号12選
- 2 火災報知装置の図面記号33選
- 2.1 差動式スポット型感知器2種
- 2.2 差動式スポット型感知器2種小屋裏・天井裏
- 2.3 差動式スポット型感知器2種埋込形
- 2.4 定温式スポット型感知器1種
- 2.5 定温式スポット型感知器1種小屋裏・天井裏
- 2.6 定温式スポット型感知器1種防水用
- 2.7 定温式スポット型感知器1種耐酸形
- 2.8 定温式スポット型感知器1種耐アルカリ形
- 2.9 定温式スポット型感知器1種防爆形
- 2.10 煙式感知器2種
- 2.11 煙式感知器2種小屋裏・天井裏
- 2.12 煙式感知器2種埋込形
- 2.13 空気管
- 2.14 空気管・小屋裏・天井裏
- 2.15 差動式分布型感知器の検出部
- 2.16 回路試験器
- 2.17 P型発信器
- 2.18 屋外用P型発信器
- 2.19 火災警報ベル
- 2.20 屋外用の火災警報ベル
- 2.21 受信機
- 2.22 他の設備と連動する受信機
- 2.23 副受信機
- 2.24 非常放送移報器
- 2.25 消火装置移報器
- 2.26 消火栓移報器
- 2.27 防火戸排煙等移報器
- 2.28 差動スポット試験器
- 2.29 終端抵抗器
- 2.30 総合盤
- 2.31 屋内消火栓箱組込みの総合盤
- 2.32 火災報知設備警戒区域境界線
- 2.33 火災報知設備警戒区域番号
- 3 防災設備の図面記号8選
- 4 非常警報装置の図面記号6選
- 5 まとめ【よく使う防災系の図面記号は59個】
消火設備の図面記号12選
消火設備の図面記号を12個ご紹介します。
設計業務の参考にしてください。
屋内消火栓
屋内消火栓は横長の長方形に、右上から左下に向かって斜めの線を引いた記号です。
屋外消火栓(地上式)
地上式の屋外消火栓は、丸の中に「H」を入れます。
屋外消火栓(地下式)
地下式の屋外消火栓は、二重丸の中に「H」が入ります。
起動押ボタン
起動押ボタンは、二重丸の中に「E」が入ります。
防水用の起動押ボタン
防水用の起動押ボタンは、二重丸の中に「E」が入り、その上に屋根がつきます。
モータサイレン
モータサイレンは、丸の中に「M」が入り、その右に三角をつけます。
モーター(Motor)の「M」と覚えましょう。
警報ベル
警報ベルは、二重丸の中に「B」が入ります。
「Bell」の「B」で覚えましょう。
警報ブザー
警報ブザーは、丸の中に「BZ」が入ります。
「Buzzer」の「BZ」で覚えましょう。
制御盤
制御盤は、上記のように記載します。
表示盤
表示盤は上記のように記載します。
表示燈
表示燈は、丸の左部分を黒塗りにします。
始動表示燈兼用形表示燈
始動表示燈兼用形表示燈は、上記のように記載します。
火災報知装置の図面記号33選
消火設備に付随して、火災報知装置の図面記号を33個ご紹介します。
周辺知識として知っておきましょう。
設計業務の参考にしてください。
差動式スポット型感知器2種
差動式スポット型感知器2種は、上記のように記載します。
差動式スポット型感知器2種小屋裏・天井裏
差動式スポット型感知器2種小屋裏・天井裏は、上記のように記載します。
差動式スポット型感知器2種の図面記号を、点線で書きます。
小屋裏・天井裏に隠しているイメージです。
差動式スポット型感知器2種埋込形
差動式スポット型感知器2種埋込形は、上記のように記載します。
上部に埋め込まれているイメージですね。
定温式スポット型感知器1種
定温式スポット型感知器1種は、上記のように記載します。
ドラえもんのポケットのイメージです。
定温式スポット型感知器1種小屋裏・天井裏
定温式スポット型感知器1種小屋裏・天井裏は、定温式スポット型感知器1種を点線で書くイメージですね。
定温式スポット型感知器1種防水用
定温式スポット型感知器1種防水用は、定温式スポット型感知器1種の図面記号に、縦に1本線を引きます。
定温式スポット型感知器1種耐酸形
定温式スポット型感知器1種耐酸形は、上記のように記載します。
定温式スポット型感知器1種耐アルカリ形
定温式スポット型感知器1種耐アルカリ形は、上記のように記載します。
定温式スポット型感知器1種防爆形
定温式スポット型感知器1種防爆形は、爆発「Explosion」の「E」で覚えましょう。
煙式感知器2種
煙式感知器2種は、上記のように記載します。
煙「Smoke」の「S」で覚えましょう。
煙式感知器2種小屋裏・天井裏
煙式感知器2種小屋裏・天井裏は、煙式感知器2種の図面記号を点線で書きます。
小屋裏・天井裏に隠すイメージですね。
煙式感知器2種埋込形
煙式感知器2種埋込形は、煙式感知器2種を上に埋め込むイメージです。
空気管
空気管はシンプルに、線で書きます。
空気管・小屋裏・天井裏
空気管・小屋裏・天井裏は、空気管を点線で書きます。
小屋裏・天井裏に隠すイメージです。
差動式分布型感知器の検出部
差動式分布型感知器の検出部は、上記のように記載します。
回路試験器
回路試験器は、上記のように記載します。
P型発信器
P型発信器は、二重丸の中に「P」が入ります。
屋外用P型発信器
屋外用P型発信器は、P型発信器に屋根をつけてあげるイメージです。
火災警報ベル
火災警報ベルは、二重丸の中に「B」が入ります。
「Bell」の「B」で覚えましょう。
屋外用の火災警報ベル
屋外用の火災警報ベルは、火災警報ベルに屋根をつけてあげるイメージです。
受信機
受信機は上記のように記載します。
他の設備と連動する受信機
他の設備と連動する受信機は、受信機の外枠を四角で囲います。
副受信機
副受信機は、横長の長方形の中に十字を書きます。
非常放送移報器
非常放送移報器は、四角の中に「R」を書き、その右に「E」を記載します。
「E」は、「非常」の英語の「Emergency」の頭文字です。
消火装置移報器
消火装置移報器は、四角の中に「R」を書き、その右に「X」を書きます。
消火栓移報器
消火栓移報器は、四角の中に「R」を書き、その右に「H」を書きます。
「H」は、消火栓の英語「Fire Hydrant」の「Hydrant」の「H」です。
防火戸排煙等移報器
防火戸排煙等移報器は、四角の中に「R」を書き、右に「D」を書きます。
防火戸の「Door」の「D」です。
差動スポット試験器
差動スポット試験器は、四角の中に「T」を書きます。
「T」は、試験器「Test」の「T」で覚えましょう。
終端抵抗器
終端抵抗器は、上記のように記載します。
総合盤
総合盤は、上記のように記載します。
屋内消火栓箱組込みの総合盤
屋内消火栓箱組込みの総合盤は、総合盤の図面記号の外枠を四角で囲います。
火災報知設備警戒区域境界線
火災報知設備警戒区域境界線は、上記のような線で記載します。
火災報知設備警戒区域番号
火災報知設備警戒区域番号は、丸を書き、下部に警戒区域番号を記載します。
防災設備の図面記号8選
続いて、防災設備の図面記号を8つご紹介します。
周辺知識としてこちらも押さえておきましょう。
煙式感知器3種
煙式感知器3種は、丸の中に「S」を書きます。
「S」は、「Smoke」の頭文字です。
熱式感知器
熱式感知器は、丸の中に半円を書きます。
防火戸
防火戸は、丸の中に「ER」が入ります。
防火シャッター
防火シャッターは、丸の中に「SS」が入ります。
防火ダンパー
防火ダンパーは、上記のように記載します。
排煙ダンパー
排煙ダンパーは、防火ダンパーの図面記号の右に「S」が入ります。
排煙なので「Smoke」の「S」で覚えましょう。
連動制御器
連動制御器は、上記のように記載します。
操作できる連動制御器
操作できる連動制御器は、上記のように記載します。
非常警報装置の図面記号6選
続いて、非常警報装置の図面記号を6つご紹介します。
防災系の図面記号を知っておきましょう。
非常用押ボタン
非常用押ボタンは、二重丸の中に「F」を記載します。
「Fire」の「F」で覚えましょう。
非常用電話機
非常用電話機は、丸の中に「ET」が入ります。
非常用電話の英語「Emergency Telephone」で覚えましょう。
非常ベル
非常ベルは、二重丸の中に「B」が入ります。
「Bell」の「B」で覚えましょう。
操作装置
操作装置は、四角の中に「EP」が入ります。
非常警報設備報知区域境界線
非常警報設備報知区域境界線は、上記のように線を引きます。
非常警報設備報知区域境界番号
非常警報設備報知区域境界番号は、白三角で記載します。
まとめ【よく使う防災系の図面記号は59個】
この記事をまとめます。
- 消火設備の図面記号は12個
- 火災報知装置の図面記号は33個
- 防災設備の図面記号は8つ
- 非常警報装置の図面記号は6つ
設計業務の参考になればうれしいです!
また、その他の図面記号も下記の記事のまとめています。
あなたの仕事の参考になればうれしいです!